映画『スリー・ビルボード』  映画関係

[映画紹介]

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ビルボードとは、大きな野外広告板のこと。
アメリカの道路脇などに林立し、
直立した板状の構造を持つ。
ビルの屋上に設置するものもある。

ミズーリ州のエビングという架空の田舎町。
7カ月ほど前に娘をレイプの上殺害された
母親ミルドレッドは、
捜査の進まない警察に苛立ち、
自宅近くの道路脇に立つ朽ち果てたビルボードに
署長を批判する広告掲載する。

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1枚目「レイプされて殺された」
2枚目「いまだ犯人は逮捕されず」
3枚目「どうする、 ウェルビー署長」

看板は反響を呼び、テレビでも取り上げられる。
しかし、ウェルビー署長は住民の信頼が厚かったことから、
ミルドレッドは周囲から反発を受ける。
特に、署長を尊敬する部下のディクソンは、
母親の入れ知恵でミルドレッドの行為を妨害する。
孤立無援のミニドレッドだが、
警察の捜査は相変わらず進まない・・・

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映画が進行するにつれて、
事件の1週間前に
娘が父親と暮らしたいと泣きついて来た事実が明らかになる。
実は、事件当日、
ミルドレッドには、娘のレイプの遠因となった言動があったのだ。
また、署長は癌で余命いくばくもないことが分かり、
こうして、三枚のビルボードを巡る
小さな町での、それぞれの人間模様が描かれるが・・・

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まず、脚本が素晴らしい
警察の捜査の甘さと被害者家族の葛藤が
小さな田舎町に波紋を広げる様がていねいに描かれて、
濃密な悲喜劇の人間ドラマを現出する。
描かれた事件の中の一人一人の事情が分かり、
三枚のビルボードに載った広告をめぐって、
奥の深い世界に到達する。
その着眼点に感嘆する。
監督をつとめるマーティン・マクドナーは、
この脚本でゴールデングローブの脚本賞を受賞

そして、演技陣の素晴らしさ。
ミルドレッドを演ずるフランシス・マクドーマンドは、
このような役をやらせたら右に出る者はいないと言える
意思強固な母親役を演ずる。

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この役でゴールデングローブ賞のドラマ部門主演女優賞を受賞

ウェルビー署長を演ずるウディ・ハレルソンは、
人格者で公正な立場でありながら、
病を抱える複雑な人物像を巧みに演ずる。
特に、後半明らかになる署長のある行為を納得させる。

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ディクソンを演ずるサム・ロックウェルは、
粗野で凶暴な差別主義者の警官を
存在感たっぷりに演ずる。
特に後半の変貌がこの作品の要だ。
ゴールデングローブ賞の助演男優賞を受賞。

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脚本が良くて、演出が冴えて、
役者が達者なのだから、
映画として輝くのは当然。
ゴールデングローブ賞のドラマ部門作品賞を受賞したのは当然といえよう。
アカデミー賞では作品賞をはじめ延べ7部門にノミネート。

5段階評価の「4.5」

予告編は↓をクリック。

https://youtu.be/uKzmKRELmJI

タグ: 映画




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