映画『5パーセントの奇跡』  映画関係

[映画紹介]

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サリヤは優秀な学生で、
将来を嘱望されていたが、
目の病気で視力の95%を失ってしまう。
それでも一流ホテルで働くという夢をかなえるために、
視力のないことを隠してホテルの研修生になる。
果たしてサリヤの夢は叶うのか・・・

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時々、サリヤの視点にカメラがなり、
ぼんやりとしか見えない映像に、
これはいくらなんでも無理ではないか、
と思ったが、
この話、実話だという。
もちろん脚色されているとは思うが、
実話という事実は、やはり重く、
サリヤの困難な闘いを応援しつつ、
物語を追うことになる。

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特に、サリヤの願望を無理だ、と止める周囲に、
「障害者は夢を捨てねばならないのか」
というサリヤの言葉が重い。
健常者が真摯に受け止めなければならない言葉だろう。

なにしろ、研修というのは、
部屋の掃除からベッドメイク、
鏡の掃除、厨房での作業に
フロント業務、バーテンとしてカクテルの作製、
テーブルクロス張りから皿やナイフフォークのセッティングまで
多岐に渡る。
特にテーブルはガラス製品を扱う仕事で、
ぼんやりとした映像に、
はらはらどきどきすることになる。

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それでも心優しい周囲の手助けで
何とかこなすが、
結婚式で大失態を演じ、
放り出されてしまう。

サリヤは腐って自暴自棄にもなるが、
起死回生の一手は、
障害のあることを隠さずに、
研修に立ち向かい、
試験を通過することだった。

この「障害のあることを隠さない」というのが重要で、
それでこそ、周囲の助力が得られるというものだ。
これも健常者が障害者に接する時の重要な点だろう。

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ラストは、
え? 一流ホテルのホテルマンになりたかったんじゃないの?
という終わり方だが、
むしろその方が現実的か。

だが、うすぼんやりとしたサリヤの視点の映像では、
とても無理、というのが最後まで払拭できなかったので、
全体でぼんやり5%というより、
視野のほんの一部がくっきり見える、
とした方が、
観客としては楽だったような気がする。

監督は名作「白バラの祈り ゾフィー・ショル、最期の日々」(2005)の
マルク・ローテムント
サリヤを演ずるコスティア・ウルマンが、
イケメンで明るく、終始さわやか。
応援したくなる風貌だ。

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ちょいワルの仲間マックスを演ずるヤコブ・マッチェンツも好演。

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やはり移民問題が少し描かれる。

しかし、ドイツ映画らしからぬユーモアがあり、
鑑賞後の「読後感」はすこぶるいい。
「はじめてのおもてなし」同様、
ドイツ映画も変わりつつあるのかもしれない。

エイドクレジットでモデルとなった人物が登場する。

5段階評価の「4」

予告編は↓をクリック。

https://youtu.be/XA_bDKjOEVk


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「白バラの祈り ゾフィー・ショル、最期の日々」

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