映画『女神の見えざる手』  映画関係

[映画紹介]

クリックすると元のサイズで表示します

エリザベス・スローンは、大手ロビイ会社の花形ロビイスト

クリックすると元のサイズで表示します

連戦連勝の実績に、一目置かれていた。
ある日、銃擁護派団体から
銃規制法案を廃案に持ち込んでくれという依頼を受け、
断った結果、クビになってしまう。

その夜、銃規制法案の成立に尽力する小さなロビー会社から
誘いを受けたエリザベスは
翌日、部下を引き連れ、その会社に移籍
元いた巨大ロビイ会社と争うようになる。

様々な戦略で法案に賛成の議員を獲得していくが、
相手は巨大な力をもつ銃擁護派団体だ。
エリザベスの個人的スキャンダルが暴かれたり、
スタッフに命の危険が迫るなど、
事態は予測できない方向へ進み、
エリザベス自身も
過去の違法活動によって聴聞会に召還される。
厳罰の結論が出る予想の中、
最後の発言を求められたエリザベスは・・・

というわけで、アメリカのロビイストを描く作品。

ロビー活動とは、
特定の主張を有する個人または団体が
政府の政策に影響を及ぼすことを目的として行う
私的な政治活動。
議会の議員、政府の構成員、公務員などが対象となる。

アメリカにおいては、
選挙において選出された公務員以外がロビー活動を行うには
連邦ロビイング統制法に基づき、
ロビイストとしての登録をする必要があり、
約3万人のロビイストが存在すると言われている。

日本においては、ロビー活動は
利権団体と政治家との癒着・買収の一形態というイメージが強く、
表立って行われることはない。
天下り先の利益代表として、
影響力を発揮する官公庁OBが、
日本式のロビイストだと指摘されることもある。

というわけで、日本人の感覚では、
ロビイストは表立った活動をするものではない、
という印象が強いが、
アメリカでは公認され、
テレビ番組にまで登場する、
という事実は初めて知った。
それだけに、
法律の縛りが厳しく、
エリザベスも、過去の方法論で指弾を受ける。

エリザベスは様々な手口を使って議員たちにアプローチし、
テレビの生放送では、
スタッフの過去まで利用する。

クリックすると元のサイズで表示します

そのスタッフに思いがけない事件が起こり、
エリザベスを窮地に追い込む。

そのエリザベスを演ずる
「ゼロ・ダーク・サーティ」のジェシカ・チャステイン
すさまじい存在感を発揮する。

クリックすると元のサイズで表示します

この役をするために生まれて来たのではないか、
と思うほどの演技だ。
ゴールデン・グローブ賞ドラマ部門主演女優賞ノミネート

監督は「恋におちたシェイクスピア」などのジョン・マッデン
脚本は、弁護士の経験のあるジョナサン・ペレラが、
独学で脚本の手法を学んで執筆した初作品。

私生活で買った売春夫が聴聞会に出席して、
証言をするかのサスペンス
古巣に残っていた資料に基づいて告発を受けるが、
最後に見事に逆転する緊張感
「相手に切り札を出させておいてから、最後の切り札を切る」
という言葉どおりの展開。

クリックすると元のサイズで表示します

終始圧倒的なセリフとエリザベスの生きざまが画面を引っ張り、
息をつかせない。
充実した社会派ドラマを観た満足感が広がる。

5段階評価の「4」

予告編は↓をクリック。

https://youtu.be/_TGuWZc3Mfo

タグ: 映画




AutoPage最新お知らせ