大腸内視鏡検査  身辺雑記

今日は午後から、
大腸内視鏡検査に行ってまいりました。

3年ぶり、4度目。
前日、当日のいろいろな措置については、
前にも書きましたので、
興味のある方は、↓をどうぞ。

初めての大腸内視鏡検査と『ミクロの決死圏』

3年たつと設備も新しくなり、
前は小さい画面で、
あまりよく見えませんでしたが、
今回は大きなモニターで、
詳細をリアルタイムで見ることが出来ました。

ポリープ1つを組織検査に回し、
次回胃カメラの時に結果が分かります。
あとは特に所見はない、
きれいな大腸でした。


ところで、先日、「タモリ倶楽部」で、

クリックすると元のサイズで表示します

大腸内視鏡検査のあれこれを放送していました。

クリックすると元のサイズで表示します

こんな企画をするのは、「タモリ倶楽部」ぐらいのものです。

クリックすると元のサイズで表示します

これが大腸内視鏡の機械。

クリックすると元のサイズで表示します

1台1千万円します。
このスコープが1基400万円。

クリックすると元のサイズで表示します

直径13.2ミリ。意外と太い。
80倍ズームで、
視野角は170度。
水や空気を送ったり、
ライトを当てたり、
薬液を吹きつけたり、
ポリープの切除をしたりの多機能ぶり。
先端の固さを変えることが出来、
くねくね曲がって、
大腸の中を進みます。

クリックすると元のサイズで表示します

これがトレーニング用の機械。
25万9200円也。

クリックすると元のサイズで表示します

確かに、最初から生身でやるわけにはいきませんから、
こういう機械で訓練するわけです。

クリックすると元のサイズで表示します

それにしても、
質感といい、色といい、本物そっくり。

クリックすると元のサイズで表示します

ポリープの切除では、
止血措置の訓練のため、
ちゃんと血が出ます。

クリックすると元のサイズで表示します

肛門への挿入は斜めからだと痛くないらしい。

クリックすると元のサイズで表示します

画面を見ながら器用に操作します。

クリックすると元のサイズで表示します

一番難しいのがS状結腸で、
ジャバラ状にたたまれており、
しかも、体に固定していない。
そのひだをスコープの動く先端でたぐり寄せながら、
まっすぐな道を作ります。

クリックすると元のサイズで表示します

クリックすると元のサイズで表示します

まず盲腸まで到達して、
そこから戻りながら患部を探します。
その盲腸までの到達時間はベテランで4分。
このお医者さんは50秒でやれるといいます。

クリックすると元のサイズで表示します

タモリも実地訓練。

クリックすると元のサイズで表示します

検査するには、
朝から1.8リットルの下剤を飲んで
胃から小腸から大腸、直腸まで空っぽにしますが、
前日、消化の悪いものを食べて、
残ってしまうことも。

その実例がこれ。
エノキ。きのこ類は消化が悪いらしい。

クリックすると元のサイズで表示します

イクラ。噛まなかったんですね。

クリックすると元のサイズで表示します

そして、最高が、これ。カニ。

クリックすると元のサイズで表示します

私の大腸は、まだまだ使えるようです。



バルカン半島旅行記Cスコピエ  旅行関係

この旅、2つ目の訪問国は、マケドニア共和国↓。

クリックすると元のサイズで表示します

マケドニアといえば、
歴史的には、
アレクサンドロス大王を出した古代マケドニア王国を想起。
その版図は↓。

クリックすると元のサイズで表示します

現在のギリシャ、ブルガリアの一部と、
マケドニア共和国の全部の
3つの国の領土に分れています。
南部を占めるギリシャがおおよそ50%、
マケドニア共和国が北西部40%、
ブルガリアが北東部10%。

ユーゴスラビア分裂の際、
この40パーセントの地域が
マケドニア共和国として1991年に独立。

しかし、古代マケドニア王国の領地が自国にあるギリシャは、
「本来のマケドニアはギリシャである」と主張し、
この国をマケドニアと呼ぶことを嫌い、
古代マケドニア王国の旗である「ヴェルギナの星」を
国旗↓とすることに強く反発しました。

クリックすると元のサイズで表示します

このため、マケドニア共和国は
国際社会から承認を受けることが遅れ、
1993年に妥協案として
国際社会向けの暫定呼称を
「マケドニア旧ユーゴスラビア共和国」として
国際連合に加盟。
ただ、ギリシャはその後も
マケドニアの国号を改めるよう要求しています。

これは国名に対する難癖ですが、
1995年に制定された現国旗↓にも難癖がつけられています。

クリックすると元のサイズで表示します

それが↓の写真。

クリックすると元のサイズで表示します

この国旗に対して、
韓国人が
「日本の旭日旗と似ている」として、
「マケドニアの旭日旗使用に抗議しよう!」
と訴えるサイトまで存在したといいます。

クリックすると元のサイズで表示します

韓国では少しでも旭日旗↑を思わせるデザインを使えば、
大企業やK−POPスターであっても
たちまち総攻撃に遭う状況。
まさに「病気」と言っていい状況です。

ついでながら、最近の新聞記事↓。

クリックすると元のサイズで表示します

韓国国会の丁世均(チョンセギュン)議長が
6月7日に来日し、8日に大島理森衆院議長らと会談した際に、
2018年平昌冬季五輪への日本人観光客訪問を求め、
「もし少なかったら2020年東京五輪には
1人の韓国人も行かせない」
と述べたことが、
複数の同席者の証言で分かったといいます。

そして、韓国の経済状態がよくないことを指摘し、
「日本は景気がいいのだから、
査証(ビザ)を簡素化して、
韓国の若者を日本企業で引き受けてほしい」
と要求。

さらに歴史問題にも言及し、
先の大戦で旧日本軍の兵士・軍属として終戦を迎え、
いわゆる「BC級戦犯」とされた韓国人への
戦後補償についても
「ちゃんとやってほしい」
と取り組みを求めたといいます。

あきれませんか?
まず、すべきは、
平昌冬季五輪が魅力あるものにすること。
そうであれば、
日本人であろうと、欧米人であろうと、
沢山来場するはず。
それを、
「お前たちが来ないと、こっちも出さないぞ」
と恫喝。

景気の問題も、
自国の経済対策のツケを
他国に負わせようとしています。
しかも、上から目線で。

戦犯問題など、
1964年の日韓基本条約で解決済みでしょう。

偏狭な歴史認識と、
「日本に対しては何をしても許される」という
勘違い。

こんな人物が国会議長とは。

話を戻して、
マケドニアの人口は206万人
マケドニア人が64.2%、
アルバニア人が25.2%、
トルコ人が3.8%、
ロマ人が2.7%、
セルビア人が1.8%、
その他が2.3%。(2002年時点)

宗教は正教会が70%、イスラム教が29%、その他が1%。

通貨は、マケドニア・デナール。

泊まったホテル。

クリックすると元のサイズで表示します

クリックすると元のサイズで表示します

窓からの景色。

クリックすると元のサイズで表示します

その日の夕食。

クリックすると元のサイズで表示します

スープとサラダ、

クリックすると元のサイズで表示します

そして肉とじゃがいも。

クリックすると元のサイズで表示します

味付けは甘め。

クリックすると元のサイズで表示します

首都スコピエの観光に出掛けました。

城塞

クリックすると元のサイズで表示します

11世紀に建てられたもの。

クリックすると元のサイズで表示します

バルカン半島は

クリックすると元のサイズで表示します

大きな国の侵略に次ぐ侵略の歴史です。

クリックすると元のサイズで表示します

それだけに城塞は重要。

クリックすると元のサイズで表示します

武器が残っています。

クリックすると元のサイズで表示します

そして、イスラムの建物と

クリックすると元のサイズで表示します

キリスト教の建物が混在します。

クリックすると元のサイズで表示します

これは、聖スパス教会
18世紀前半に建造。

クリックすると元のサイズで表示します

オールドバザール

クリックすると元のサイズで表示します

朝早かったので、
お店はまだ開いていません。

クリックすると元のサイズで表示します

クリックすると元のサイズで表示します

クリックすると元のサイズで表示します

クリックすると元のサイズで表示します

これは、商人宿

クリックすると元のサイズで表示します

中東でいえば、キャラバン・サライ。

クリックすると元のサイズで表示します

町の中心街には、

クリックすると元のサイズで表示します

様々な銅像が立ち並びます。

クリックすると元のサイズで表示します

「スコピエ2014」という都市開発プロジェクトによるもの。

クリックすると元のサイズで表示します

市民の方も、何の像か知らないのだとか。

クリックすると元のサイズで表示します

ヴォドゥノ山頂に立つ
高さ66mの十字架。
世界最大級の十字架です。

クリックすると元のサイズで表示します

これが、「カメンモスト」と呼ばれる、
ヴァルダル川にかかる、大きな石の橋

クリックすると元のサイズで表示します

橋を渡ると、

クリックすると元のサイズで表示します

マケドニア広場に。

クリックすると元のサイズで表示します

ここに立つのが、
アレキサンドロスの像。

クリックすると元のサイズで表示します

この広場で、
ユーゴスラビアからの独立が宣言されました。

クリックすると元のサイズで表示します

犬は放し飼い。
ずっと私たちについて来た犬もいました。

クリックすると元のサイズで表示します

観光の最後は、
マザーテレサ博物館

クリックすると元のサイズで表示します

その前のテレサ像。

クリックすると元のサイズで表示します

足に口づけするのか、光っています。

クリックすると元のサイズで表示します

館内には、マケドニアの民家が再現されており、

クリックすると元のサイズで表示します

マザーテレサに関する写真や
身の回り品、出生証明書などが展示されています。

クリックすると元のサイズで表示します

実は、
マザー・テレサ(1910年8月26日〜1997年9月5日)は、
本名をアグネス・ゴンジャ・ボヤジュといい、
ここはスコピエに生まれ、
18歳まで過ごした
のです。

クリックすると元のサイズで表示します

インドのコルカタ(カルカッタ)での
貧しい人々のための活動は、
世界中の人々を感動させました。

クリックすると元のサイズで表示します

特に、「死を待つ人々の家」は、
1952年に設立された、
貧困や病気で死にそうになっている人の
最期を看取るための施設です。
道端で死ぬのではなく、
最後の人間の尊厳を守って亡くなるための施設。

クリックすると元のサイズで表示します

様々な賞を受けていますが、
その最高峰が1979年に受けたノーベル平和賞です。

クリックすると元のサイズで表示します

授賞式の際にも特別な正装はせず、
普段と同じく白い木綿のサリーと
皮製のサンダルという粗末な身なりで出席。
賞金19万2千ドルは
全てカルカッタの貧しい人々のために使われることになった上、
授賞式の場においては、
「私のための晩餐会は不要です。
その費用はどうか貧しい人々のためにお使い下さい」
と言い、
賞金を受け取った時、
「このお金でいくつのパンが買えますか」
と問うたといいます。

クリックすると元のサイズで表示します

インタビューの中で
「世界平和のために私たちはどんなことをしたらいいですか」
と尋ねられたテレサの答えは、
「家に帰って家族を愛してあげてください」
というものでした。

クリックすると元のサイズで表示します

テレサの葬儀は、
インド政府によって国葬として行われました。

テレサの死後すみやかに列福・列聖調査が始められ、
2003年、福者に列福、
2016年、聖人として宣言されました。
異例の早さでした。
列聖はキリスト教徒として最大の栄誉ですが、
本人がそれを喜んだかどうかは、不明です。
(なにしろ、亡くなっていますから)

クリックすると元のサイズで表示します

3階は礼拝堂になっています。

クリックすると元のサイズで表示します

スコピオを発ったバスは

クリックすると元のサイズで表示します

こんな景色を見ながら、

クリックすると元のサイズで表示します

次の訪問地、オフリドに向かいます。

クリックすると元のサイズで表示します


根室花まると銀座のジンジャー他  お食事

ベランダのトランペットの花が咲きました。

クリックすると元のサイズで表示します

でも、今年は3輪だけで終わってしまいました。

クリックすると元のサイズで表示します

今日、収穫したキュウリ

クリックすると元のサイズで表示します

30センチの大物ですが、
これ1本に養分を吸い取られたのか、
他のは実りませんでした。

クリックすると元のサイズで表示します


で、今日は昼過ぎに銀座に出掛け、

クリックすると元のサイズで表示します

映画を1本観た後、
ここ東急プラザ

クリックすると元のサイズで表示します

このお店で早い夕食。

クリックすると元のサイズで表示します

このお店は、
いつものテレビ東京のカンブリア宮殿で紹介された、

クリックすると元のサイズで表示します

中央郵便局キッテで大行列が出来る、

クリックすると元のサイズで表示します

回転寿司の根室花まる

クリックすると元のサイズで表示します

他の回転寿司では見られない

クリックすると元のサイズで表示します

珍しいネタを提供するお店です。

クリックすると元のサイズで表示します

というのは、根室で獲れた魚を提供するからで、

クリックすると元のサイズで表示します

全国に14店舗を展開。

クリックすると元のサイズで表示します

タッチパネルでの「回らない回転寿司」がのして来る中、

クリックすると元のサイズで表示します

寿司職人が目の前で調理する姿を追及。

クリックすると元のサイズで表示します

東京ではキッテの他、
銀座店が東急プラザの10階に。

クリックすると元のサイズで表示します

でも、ご覧の行列。

クリックすると元のサイズで表示します

しかし、穴場が地下2階の立ち食いの店

クリックすると元のサイズで表示します

そこで、本日、この店にやって来ました。

クリックすると元のサイズで表示します

回転寿司ではなく、
注文をすると職人さんが1貫ずつ握ってくれます。

クリックすると元のサイズで表示します

テレビで学習した
ごそがれい

クリックすると元のサイズで表示します

こまいの子

クリックすると元のサイズで表示します

たらばふんどし
など、いつもは食べないものを注文しました。

クリックすると元のサイズで表示します

これは、花咲蟹の汁

クリックすると元のサイズで表示します

どれを食べてもおいしく、
やはり寿司はネタが命だな、
と改めて認識した次第。

隣で食べていた女の子が、
「美味しい! 生きててよかった!」
と、すごい感想を述べていました。


映画をもう1本観た後、この店へ。

クリックすると元のサイズで表示します

これも、カンブリア宮殿で紹介されていた店、
銀座のジンジャー
1階は生姜商品を販売し、
2階でかき氷を食べさせてくれます。

クリックすると元のサイズで表示します

女性ばかりの店内に、おっさんが一人。

クリックすると元のサイズで表示します

これが売れ筋ですが、

クリックすると元のサイズで表示します

注文したのは、オレンジしょうが

クリックすると元のサイズで表示します

脇の入れ物には、
1階で販売している
マーマレードと生姜のジャムが入っており、
↓のようにかけて食べます。

クリックすると元のサイズで表示します

氷は天然氷で、
氷かき機が特別で、
ふわふわとした食感。
どんなに食べても、頭がキーンと痛くなることはありません。

向かいに座っていた女性は、
2杯食べていました。


次は、別の日ですが、
やはりテレビ番組で紹介されていた、ふくていへ。

クリックすると元のサイズで表示します

このお店は、
有楽町から東京駅方面へ抜ける線路脇にあります。

クリックすると元のサイズで表示します

タイムスリップしたような雰囲気。

クリックすると元のサイズで表示します

その途中にカレーの店が。

クリックすると元のサイズで表示します

クリックすると元のサイズで表示します

基本のカレーが400円で、
いろいろなものをトッピング。

クリックすると元のサイズで表示します

ステーキカレーは奉仕価格。

クリックすると元のサイズで表示します

食券を買うと、

クリックすると元のサイズで表示します

あっという間に出て来ます。

クリックすると元のサイズで表示します

味は普通のカレーで、
値段相応かな、と思いました。


このあたりはランチの激戦区で、
有楽町ビルの地下にある、この店、魚盛

クリックすると元のサイズで表示します

ランチメニューが豊富です。

クリックすると元のサイズで表示します

このボリュームを見て下さい。

クリックすると元のサイズで表示します

本当に銀座のランチはレベルが高い
やはり、競争が激しいからでしょう。

クリックすると元のサイズで表示します

これは海鮮丼。

クリックすると元のサイズで表示します


ついでに、渋谷でよく行く、
鍋ぞうのランチのすき焼き食べ放題を紹介。

クリックすると元のサイズで表示します

肉の皿は、今の私には6枚が限度です。

もう一つ、風風亭(ふうふうてい)の焼き肉食べ放題。

クリックすると元のサイズで表示します

これもおかわりは2回が限度。

クリックすると元のサイズで表示します

テレビ番組の紹介と
食べ放題に弱いというのが、
私の体質です。


小説『夜行』  書籍関係

[書籍紹介]

クリックすると元のサイズで表示します

学生時代に通っていた
英会話サークルの仲間が
鞍馬の火祭りを見るため
10年ぶりに京都に集まる。
大橋、中井、武田、田辺、藤村(女性)の5人だ。
10年前は6人で同様の集まりを持った。
1人欠けているのは、
その夜、長谷川という女性が
謎の失踪を遂げたからだ。
消えた長谷川の消息は全く分からない。

宿で泊まり、夕食の後、
順に旅先で出会った不思議な体験を語り始める。
それが、
尾道、奥飛騨、
津軽、天竜峠
と名付けられた話で、
最後に、鞍馬で終結を迎える。

たとえば、中井が語る「尾道」は、こんな話。
ある日中井が家に戻ると、妻がいなくなっていた。
電話をかけると、「今、尾道にいる」と妻は言う。
妻を迎えに、中井は尾道まで旅をし、
妻が滞在しているという一軒家に辿り着くと、
そこにいたのは、妻と瓜二つの女性だが、別人で、
この家の2階に閉じ込められているという。
しかし、ホテルマンの夫は、妻は不在だと告げる・・・

武田が語る「奥飛騨」は、
勤め先の増田という先輩と
その恋人の川上美弥と、彼女の妹の瑠璃
の4名で旅に出かける。
飛騨高山を車で下っていく途中、
一行は「ミシマ」と名乗る中年女性を乗せる
ミシマはある種の超能力者で、目的地で降りる時、
「お二人の方に死相が出ています」と言い残した。
四人は奥飛騨の平湯温泉につくが・・・

藤村の語る「津軽」は、
夫とその後輩の児島の3人で
夜行列車で津軽に向かう旅に出かける。
ある駅で降りると、
児島が何かに憑かれたように歩いていった先には、
派手な三角屋根の二階家があった。
しかし、その家の前で児島は消えてしまい・・・

田辺の語る「天竜峠」では、
伊那市の伯母夫婦のところに遊びにいき、
帰る途中、ボックス席の反対側に
中年のお坊さんと女子高生が乗っていた。
その坊さん・佐伯は、画家の岸田の死に関わっており、
そして女子高校生は・・・

こうした話に共通するのが、
旅の話であること、
失踪した長谷川への思い、
岸田道生という亡くなった銅版作家の
夜行」という48枚の作品と、
幻の「曙光」という作品にまつわる話。
特に、絵の中にたたずむ
顔のない女性が手を振る姿・・・

最後の「鞍馬」で、4つの物語はひとつの決着を迎える。
そこで、今までの話の陽画が陰画に転換する。
10年前の長谷川の失踪が
バラレルワールドの分岐点だと分かり、
そして、「夜行」と「曙光」の表裏一体の関係は・・・

怪談、恐怖小説、幻想小説、
ホラー、ファンタジー、SF
と分類することは可能だが、
しかし、仮にそうだとしても
小説としての整合性はほしい。
どの話も謎を投げかけたまま、
結末を見ずに放り出される。
そして、最終章で明らかになる新事実は、
面白いことは面白いが、
消化不良は残る。

こういう小説を望む人にはいいだろうが、
私のような、苦手の部類に入る読者には、
ちょっと狐につままれたような気分になってしまう。

先の直木賞候補
選考委員の評は厳しい。

浅田次郎
シンプルで正確な文章を駆使して、
一種の古典的な小説世界の構築に成功していた。
しかるに、小説家は常住不断の肉体労働者であるから、
本作はいかにも膂力に欠くるの観を否めぬ。
しいて言うならば、
豊かな海が岬の向こうに豁けているにもかかわらず、
目の前の入江を海だと信じている。
小舟を漕ぎ出すわずかな勇気さえあればよいのである。

宮城谷昌光
最後に、陰画が陽画に変わるようなしかけがほどこされている。
だが、それは小細工にすぎないであろう。
私は氏の作品を読みながら、
この人は奇をてらわずに正攻法で
読み手を圧倒するものが書けるはずだとおもった。
小手先にこだわっていると、
歳月はおどろくべき速さですぎてゆくので、
才能の浪費になりかねない。

宮部みゆき
基本的にこぢんまりした「お話の会」の器に、
SF的に大きなパラレルワールドを押し込み、
一話ごとに不吉で鮮烈な幻想場面を惜しげなく盛り込んだことで、
具が多すぎる鍋物みたいに生煮えの部分が出てきてしまいました。
私は選評でよくこの表現を使いますが、
「もったいない!」。
それと、この上品な幻想小説にこの装丁は合わないと感じました。

北方謙三
表と裏、光と影があって、
世界が二重になっているという設定だったが、
私にはうまく入ってこなかった。
最後に、裏から表に出て、また裏に帰るあたりで、
いくらか心が騒いだが、それだけだった。


高村薫
怪奇小説なので、人間の手触りなどは求めないが、
怪談は怪談なりに仕掛けの整合性が欠かせない。
思いつきで繰り出した異界の仕掛けが
あちこちで放置されたままになっており、
描きかけの習作を見せられているようだった。

林真理子
読者は読んでいるうちに時々迷路にはまってしまう。
それが狙いかもしれないが、
このはかなさ、ふわふわとした感触は、
他の候補作の力強さに負けてしまう。
やはり抽象画の世界なのである。

東野圭吾
私の苦手なジャンルの小説だ。
おそらく合理性を求めるのは野暮で、
作者の描く風景が好きか嫌いかという問題だろうが、
私は最後まで疑問がいくつも頭に残ったままになる読書は、
あまり好きではない。
しかし文学性という点でほかの委員が高評価をつけるなら、
反対はしないつもりだった。

桐野夏生
十年前の女性の失踪という始まりに期待を持ったが、
悪い夢のとりとめのなさが、やや単調に感じられる。
特に、重要なアイテムとなっている
岸田の銅版画の描写が、
それぞれを夜の世界に閉じ込めるほど魅力的には書かれていない。

伊集院静
私には幻想世界とは別に、
このシーンは好きだなと思える文節がいくつかあって、
その才能に感心した。
しかし小説全体を通して、
いかなるものを自分がこの作品から見つけられたか、
出逢えたのか、を読後に思い起こそうとしたが、
私には見つけることができなかった。
                                        

これで、先の直木賞候補作は全て読了。

順位を付けると、
1.恩田陸「蜜蜂と遠雷」[受賞作]
2.垣根涼介「室町無頼」
3.須賀しのぶ「また、桜の国で」
4.森見登美彦「夜行」
5.冲方丁「十二人の死にたい子どもたち」

それぞれの作品の感想ブログは、↓をクリック。

蜜蜂と遠雷

また、桜の国で

十二人の死にたい子どもたち

「夜行」は、本日参照。

「室町無頼」は、パソコンのデータ消失により未掲載。



スクリーンX  映画関係

今日は昼過ぎからお台場に出掛け、
この映画館で、

クリックすると元のサイズで表示します

これを観ました。

クリックすると元のサイズで表示します

クリックすると元のサイズで表示します

ScreenXという、
新しい映画上映システム
正面の映像だけでなく、
両側面の壁にも映像が投影され、
270度の視界すべてで
映画を鑑賞、
映画の中に自分が没入していくような
臨場感を体験することができる、というもの。

クリックすると元のサイズで表示します

クリックすると元のサイズで表示します

これを聞くと、
私たちの年代は、
1950年代から60年代にかけて上映された
シネラマを思い浮かべます。

一つの場面を3つのカメラで撮影し、
3台の映写機でスクリーンに投映。

クリックすると元のサイズで表示します

つなぎ目は出ますが、
臨場感たっぷりの包まれる映像でした。

クリックすると元のサイズで表示します

特にカメラが移動するシーンでは、
自分が動いているような効果が出ました。

専用の設備が必要なため、
日本では東京のテアトル東京と大阪のOS劇場の
2カ所でのみ上映。

その後、70ミリフィルムを使った
継ぎ目なしの上映方式に変わり、
やがて廃れて、
今では世界に3館ほどの専用劇場を残すのみとなりました。

このスクリーンXは、
普通の劇映画を正面で上映し、
その左右にはみ出た部分を
脇の映像として映し出すようです。

追加料金は700円

4DX同様、発祥は韓国で、
アメリカ、中国はじめ世界各国108の映画館で導入されています。
(2017年2月現在)

7月1日から上映開始なので、
新しいもの好きな私は、
さっそく観に行った次第。

本編前の
デモ上映の動画が、↓。

https://youtu.be/bkCI__gevkk

左右の壁には、
反対側の壁上方に設置した
それぞれ4台のプロジェクターで投映。
ただ、端の席だと、
その側の壁の映像が観にくくなるので、
中央の席が最良のようです。
また、前方の席すぎても
壁の映像が観えにくそうです。

観た作品は、↓。

クリックすると元のサイズで表示します

スクリーンXでの「パイレーツ〜」の映像は、↓。

https://youtu.be/jeLQyxHDwpg

この作品、IMAXだの4DXだの
様々な方式で上映されています。

全ての画面で側面に映像が出るわけではなく、
効果的なところ、
たとえば海上や海中のシーンや、
野原のシーンとかで
マルチスクリーンになります。
頻度はかなり頻繁。
タイミングもスムーズ。

しかし、あくまでストーリーは正面の映像で進みますので、
脇を見るのは、
意識の分散。
慣れてしまえば感動も薄れ、
まあ、一度体験すればいいかな
と言えるものでした。

タグ: 映画




AutoPage最新お知らせ