映画『皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ』  映画関係

[映画紹介]

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「鋼鉄ジーグ」とは、
1975年に日本で放送開始、
79年にイタリアでも放送されて大人気を呼んだ
永井豪原作によるアニメ番組の名前。
どんなものか見たい方は、↓をクリック。
                     
https://youtu.be/Q2mQBMSeZfQ?t=9

「皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ」というのは、
日本で付けた邦題ではない
イタリアで付けた題名で、
メインタイトルに日本語で、そう出る。
イタリア語のタイトル「LO CHIAMAVANO JEEG ROBOT」を小さく伴って。

少年時代から日本アニメの大ファンだったガブリエーレ・マイネッティ監督↓が、

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「鋼鉄ジーグ」を重要なモチーフにして生み出した、
初長編監督が本作だ。
長編デビューとなる本作以前にも
「ルパン三世」や「タイガーマスク」をモチーフにした短編を撮っている。

ただし、「鋼鉄ジーグ」を実写化したわけではなく、
一捻り効かせている。

ローマのチンピラ、エンツォは
追われて逃げ込んだ川の中で
放射性物質を飲み込んだため、
超能力を得てしまう。
といっても、ケガが治ってしまう自己回復力と、
超人的な腕力だが、
使い道が分からず、ATMを力ずくで奪ったり、
私利私欲のためにその力を使っていた。

世話になっていた“オヤジ”を闇取引の最中に殺され、
遺された娘アレッシアの面倒を見る羽目になった時、
アレッシアはエンツォの超能力を見て、
「鋼鉄ジーグ」と呼ぶ。
アレッシアは母親が死んだことにより、
精神に変調をきたしており、
「鋼鉄ジーグ」の熱狂的なファンで、
エンツォを、アニメの主人公司馬宙(シバヒロシ)と同一視してしまう。
犯罪組織の抗争で、アレッシアは命を落とすが、
そのいまわの言葉が
「ジーグとして世の中を救ってほしい」
というものだった。

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しかし、現実にどうしていいか分からないエンツォに、
強敵が現れ、
爆破テロが行われることを知ったエンツォは、
アレッシアの言葉を実現させるべく、
爆破現場に向かうが・・・

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というわけで、「鋼鉄ジーグ」の存在など知らなかった男が、
純真な少女の願望を知り、
ヒーローになっていく過程を追っている。
従って、主人公はジーグに変身するわけでもなく、
ストーリーも無関係で、
強敵との闘いも
生身の体を使っての闘いとなる。
そういう意味で、アメリカンコミックの
スーパーヒーローのCG満載の実写作品を見慣れた目には
かえって新鮮に写るのだ。

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運命の神のいたずらが選んだヒーローは、
エロビデオとヨーグルトが好物の孤独なチンピラ。
その男が、いかにしてヒーローに目覚めていくか──
なかなかうまい設定で、
エンツォを演ずる、
ユースケ、いや、違った、
クラウディオ・サンタマリア
男の哀愁を滲ませて演ずる。

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イタリア本国で大ヒット。
イタリアのアカデミー賞と言われるダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞で、
最多16部門にノミネート、新人監督賞を始め、
編集賞、主演男女優賞、助演男女優賞など最多7部門受賞

予告編は↓をクリック。

https://youtu.be/YZEn4k_cmVk        

ヒューマントラストシネマ有楽町他で上映中。


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