映画『逆行』  映画関係

今日は、夕方から雨の銀座に出掛け、

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映画を1本。
早めの夕食を取った後、↓を鑑賞。

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昨年10月2日の1回だけの特別上映で観ていますが、
3月に入り、ロードショーが始まりましたので、再び。

やはり、すごい。
「オペラ座の怪人」
「レ・ミゼラブル」そして
「ミス・サイゴン」
やはり格が違います
その3本全てが、
キャメロン・マッキントッシュのプロデュースであることが驚き。

一瞬たりとも眠くなりませんでした。
特に、最後のスペシャル・アンコールで、
初演時のメンバーが出て来て、
再演時のキャストと歌うのが素晴らしい。

たっぷり3時間、至福の時をすごしました。

TOHOシネマズ日劇で上映中。

昨年の特別上映のことは、↓をクリック。

http://star.ap.teacup.com/applet/shokuniku/20161002/archive

ロンドンで再演を観た時のことは、↓をクリック。

http://star.ap.teacup.com/applet/shokuniku/20140626/archive


[映画紹介]

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ラオスのNGOで医療活動を行う
アメリカ人医師ジョンは、
激務で疲れ切った心身を癒すため、
南部のリゾート地の島にやって来る。

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バーで酩酊したジョンは、
宿への帰り道で、地元の女性を暴行した
外国人観光客と揉み合いになり、
酔いもあって、相手を殴り殺してしまう。
翌朝、ジョンは島を発とうとするが、
地元警察に阻まれ、
金をつかませた漁師の小舟に乗って島を脱出。
病院のあるビェンチャンを目指すが、
途中、容疑者としてテレビで報道され、
警察に追われる身になる。

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大使館では「弁護士を紹介することしかできない」と突き放され、
元のNGOでも匿ってはもらえない。
メコン河を渡ってタイに逃れようとするが・・・

映画は徹底してジョンに寄り添い、
逃亡者側からの描写に終始する。
そこで、観客は難しい立場に立たされる。
主人公に感情移入したくても、
相手は殺人者だ。
同情の余地はあるものの、
犯罪を目撃しているだけに、
彼の逃亡を応援する気持ちはわかない。

冒頭で、
ジョンが実直で責任感のある医師であることが描写される。

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それでも、暴力をふるった相手に治療をほどこすわけでもなく、
死体を隠したり、自転車や車を盗む行為は共感できない。

背景には、社会主義国家・ラオスの警察に対する不信感や
東南アジア人に対する蔑視もうかがえる。
自首するのが最善の道なのに、
警察には行かず、大使館に逃げ込もうとするのは、
アジアの国家主権など意に介さない欧米人の価値観だ。

ただ、言葉の通じない異境の地で、
方向感覚を失い、
誰も信用できない苦境は大変なものだろう。
やがて、殺した相手がオーストラリアの議員の息子であるという
政治問題がからみ、
オーストラリア大使館が
容疑者逮捕に懸賞金をかける、という状況も明らかになる。
こうなれば、周辺は敵だらけだ。
逮捕されれば、厳しい拷問を受けるかもしれない。
とにかくアメリカという国家にすがる思いは、理解できる。

もし、自分がそんな立場に立たされれば、
という風に置き換えてみれば、よく分かる。

いずれにせよ、
いくつかの行き違いによって
とんでもない立場に立たされた男の逃避行、
という視点でみれば、
なかなかのサスペンスに満ちた緊迫感満載の作品だ。
そういう意味では、映画としては、よくできている。
監督の才能も確かだ。

最後のくだりで、
ああ、そういう措置になったか、
それはそれでいいが、
でも「逆行」という邦題の意味は?
(原題は「River 」)
と思ったところで、
意外な展開が待っていて、
観客は救われる。

監督のジェイミー・M・ダグ
本作で長編デビュー。
カナディアン・スクリーン・アワーズの
アカデミー・スペシャル・アワーズで、
最優秀新人作品賞を受賞。
主人公を「24」のキーファー・サザーランドの弟、
ロッシフ・サザーランドが好演。

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5段階評価の「4」

予告編は↓をクリック。

https://youtu.be/JUkFA4kAOSI

渋谷のユーロスペースで上映中。


                               
タグ: 映画




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