評論『日本人はなぜこんなにも韓国人に甘いのか』  書籍関係

[書籍紹介]

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著者は産経新聞前ワシントン支局長

目次を小見出し付きで列挙すると、

序章 韓国は歴史を直視せよ
第1章 vs田嶋陽子氏「たかじんのそこまで言って委員会」で撃破
  (1)田嶋陽子氏、出現
  (2)韓国こそが、歴史を歪曲している!
  (3)吠える田嶋氏
  (4)それ、違いますから
  (5)反日の小道具としての「慰安婦」
  (6)デタラメだらけの証言
  (7)慰安婦16人の実態
  (8)朝鮮人慰安婦20万人というウソ
  (9)どこまでも甘い日本政府
第2章 暗黒裁判―産経新聞前ソウル支局長
  (1)スケープゴート
  (2)右翼団体が告発
  (3)真の狙いは洋公主

     (注:洋公主・・韓国人米軍慰安婦のこと。
        朴大統領の父親の罪に触れることになる)  
  (4)立ち上がった洋公主
  (5)ようやく気づいた米国
  (6)起訴と無罪確定 本当の理由
第3章 日本政治の根本問題―
     不要な談話で自らを呪縛
     「悪の談話3兄弟」加藤、河野、村山/
     「謝罪テロの村山談話」
  (1)諸悪の根源は近隣諸国条項
  (2)鈴木・宮沢謝罪外交の罪
  (3)悪の談話3兄弟〜加藤、河野編
  (4)悪の談話3兄弟〜村山編
  (5)謝罪テロの黒子役
  (6)ひと息ついた70年談話
  (7)野田政権下で増長した韓国
第4章 ほっといてくれ、韓国
  (1)事実見ぬ韓国に未来はない
  (2)朴槿恵政権の狂騒
  (3)世界遺産登録でも嫌がらせ
  (4)安っぽいTV報道
  (5)韓国民間団体の捏造
第5章 パクリ韓国に未来はない
  (1)ここまてやるか
  (2)日本企業に甚大な被害
  (3)ミー・トゥー戦略という敗北宣言
  (4)模倣の王者サムスンの限界
第6章 ジャパン・ディスカウント米国編
  (1)イガンヂルの姑息

      (注:イガンヂル・・・自分の気に食わない人間の悪口を
                  上位者に言いまくること。
                  朴大統領の「告げ口外交」がそれ。)
  (2)米国でイガンヂル
  (3)媚韓・反日兄弟「ロイス氏とホンダ氏」
  (4)「日本海」にも噛みつく
  (5)米国に根を張る韓国系
  (6)「日米韓」という幻想
  (7)要注意の日韓合意

と、目次を見れば、内容はほぼ分かる、というものだが、
記述の中に、
韓国人の中には、
日本を蔑視する「侮日観」がある、
という指摘は面白い。
その「下に見ている」日本に
36年間統治
(韓国は植民地支配と言っているが、
 正式には合法的な「併合」だ)
されたことが「恨」となっているのだという。

そして、韓国をつけあがらせた原因は、
「古来、謙譲の精神を美徳とする日本人は、
自分が半歩下がれば相手も半歩下がってくれると考える。
だが、そう考えるのは世界では日本人ぐらいだろう。
日本が半歩下がれば、
半歩こちら側に出てくるのが世界であり、韓国だ。
だから甘やかしてはいけない」
と指摘する。

日本の政治家、官僚は問題が起こった時、
「穏便に処理する」ことを望む習い性がある。
それには相手の意見を半分取り入れ、
こちらの意見を半分入れる、という手法を取る。
相手がそのあたりを忖度できる相手ならいいが、
逆につけ込む相手だとやっかいだ。

それでまんまとやられたのが「河野談話」だ。
「強制性を認めてくれたら、今後、この問題を蒸し返さない」
という甘言に乗せられて、
「強制性」を認めてしまった後の結果は周知のとおり。
「問題を蒸し返さない」どころか、
攻撃の材料とされてしまったのだ。

やはり「駄目なものは駄目」という勇気が
政治家には必要だろう。

とは言っても、相手が韓国となると、
そのしつっこさ、強引さ、嫌がらせの手法が
すさまじいから手が付けられない。
「慰安婦像」の建設、
というのが、日本人に対して有効だと知ると、
世界中で建設。
日本と韓国の2カ国の問題が
何故他の国で、というのが不思議だが、
「女性の尊厳を守る」という大義名分が立つ。

しかし、最近では「侮日観」に異をとなえる人も出ているようで、
朝鮮日報のヤンサンフン論説主幹はこのように書いているという。

「韓国人は『世界で唯一、日本人を見下す韓国人』
という言葉を聞くと悪い気はしない。
そんな声に酔う人もいる。
実はそこに『おかしな韓国人』という言葉の意味が潜んでいる。
実際には日本を見下す国など
世界には存在しないからだ。
日本を見下すためには、
日本に対して無知でなければならない。
ろくに知らずに大言壮語して虚勢を張る人だけが
日本を見下すことができる」

なるほど。
なにしろ、世界のどの国の調査でも、
「好きな国」「尊敬する国」の上位には日本が入っている。
同じ調査で、日本を下位にしているのは、
中国と韓国の2国だけである。

歴史について、次の言葉も印象に残る。

「中国人は政治利用し、
日本人は研究対象とし、
韓国は捏造する」

続けて、こう書く。

彼ら(朝鮮人)はたぶん、
嘘をついているなどとは思っていない。
そんなふうに言うことが政治的に正しいと考えるから、
そう言うのである。
あるいは、そう言うべきだからそう言うのであって、
実際のところ、事実がどうかということは、二の次の問題なのだ。

事実が問題視されないというのであれば、
全ての議論は成り立たない。

慰安婦問題についても、
@本当に20万人もいたのか
(最近では30万人に増えている。
 そんな人数をかかえて移動・作戦をすることが
 不可能なことくらい分かりそうなものだが)
A本当に少女がいたのか
B軍による強制連行はあったのか
C現地での慰安婦の生活はどだったのか
D敗戦時、慰安婦たちが殺された、というのは本当か
の5項目について真摯に検討を加えたらどうだろうか。

相手が事実を問題にしないのであっても、
国際的アピールは必要と思うのだが。

侮日観があるわりには、
日本文化のパクリが盛んだが、
それを指摘されると、
「日本の文化はすべて朝鮮か西洋のもの真似でしかなく、
西洋のパクリ以外は全てわれわれが教えてやった物のパクリだ」
と反論するという。
何を言ってもダメだ、という気がする。

東アジアの日中韓の3カ国のうち、
中韓は日本とは全く違う国だという認識を新たにする。

この本の出版は昨年の12月。
釜山の日本総領事館前に慰安婦像が設置される前だ。
まして、朴大統領の罷免に伴い、
次期大統領最有力候補が
「慰安婦合意の白紙撤回」をしようとする可能性が増大する前だ。
最後の節が「要注意の日韓合意」というのも、予言的だ。

韓国を見放そうにも、
北朝鮮という脅威が控え、
日米韓3国の連携が必要とあっては、
引くにも引けない。
やっかいな隣国を持った悩みは続く。


関連して、
先日読んだ産経新聞のコラム

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数年前まで韓国に留学していた知人の日本人大学院生が
4月に就職するため日本からあいさつに来てくれ、
今回の訪韓での興味深い体験談を聞いた。
前日、ソウルの日本大使館前に
違法設置された慰安婦像を見に行ったところ、
像を“警護”する韓国の学生から話しかけられ、
慰安婦問題について議論したそうだ。
韓国語が堪能な知人は思うままに答えた。
ところが、彼が口にした「村山談話」
「朴裕河(パク・ユハ)」という言葉を
相手は全く知らなかったという。
前者は日本の「植民地支配」「侵略」に
「痛切な反省」と「心からのおわび」を表明した
1995年の村山富市元首相の談話。
後者は「帝国の慰安婦」の著者で、
元慰安婦への名誉毀損の罪に問われ今年1月、
ソウル東部地裁から無罪判決を受けた韓国の世宗大学教授だ。
慰安婦問題を論じる上での基本的な知識が、
慰安婦像を囲み反日抗議デモに熱を上げる韓国の学生にはない。
無知も気にせず、
「老衰したおばあさん(元慰安婦)の言葉を
僕らが代弁している」
と答えていたという。
ひたすら「人権」を叫び日本を非難しながら、
肝心なことは知ろうともしない。
知人の日本人院生はもちろん、
こちらも歴史をめぐって日本に難癖ばかりの韓国の現実に
ただ、唖然とした。

まさに、「事実」より「正義」(彼らの考える正義)の実例だろう。





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