上海ディズニーランド評判記Fまとめ  旅行関係

それでは、上海ディズニーランド評判記まとめです。

その前に、
この歳で、ディズニーランドでもないかな、
と思った瞬間があったことを告白します。
疲れてホテルに戻り、
ベッドに座りながら、
「俺、何してんだろ」
と感じたことも事実です。

しかし、人生のある時期、
ディズニーランドとそれを取り巻くテーマパークが
私の生活を充実させてくれたことも確かです。

子供の頃、テレビの隔週の「ディズニーランド」という番組で、
アメリカには、こんな夢のような場所があるんだ、と憧れました。
ディズニー作品を観ると、
必ずディズニーランド紹介の短編映画がついていました。

浦安市民であった私は、
開園前の市民招待で
パークを訪れ、心を奪われました。
「世界で一番幸福な場所」というのは本当だと思いました。

年間パスポートを取得したことも
株主になり、株主総会に出席し、
質問したこともあります。
更には、就職活動さえしたことがあります。

ロスのディズニーランドを訪れ、
フロリダのウォルト・ディズニー・ワールドを家族で訪ね、
パリは開園2日目に、
香港は娘と一緒に行き、
と、新しいディズニー・パークが出来るたびに出掛けました。

そういうことから、
今回も上海ディズニーランドを訪問した次第です。


日本の報道では、
上海ディズニーランドの客のモラルについて、
子供におシッコをさせる、
とか、割り込みがすごい、とか、
植え込みの中に入る、とか、
落書きする、
とか報道↓されていましたが、

https://youtu.be/9Q2KL1DBlBo

私が見たところ、そういう人は見かけませんでした。

なにしろ、アトラクションの列は、
↓のように、くぐり抜けできない構造になっています。

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2列に並べば、
実際は割り込み、
追い越しは出来ません。

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むしろ、グループの中にまぎれこんでしまった時は、

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先に行くように譲ってくれたりしました。

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トイレは、最新の施設ですから、

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きれいですが、

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中国式トイレと

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洋式トイレが混在していました。

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食べ物は「高い」との評判ですが、
市内のコンビニで3.8元(65円)で買える
ペットボトルのコーラが15元(255円)と4倍もします。

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氷入りのカップに入ったものなら、
それなりに納得するのですが・・・
もっとも、空港では缶コーラがやはり15元しましたが。

食事は↓のセットが80元(1360円)。

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アメリカンドッグとセブンアップのセットが40元(680円)。
市内でラーメンが23元(390円)で食べられることを思えば、
確かに高いです。


世界の6つのディズニーランド・パークの入園料を比べてみましょう。
ロスのディズニーランドが99ドル(10700円)、
フロリダのマジック・キングダムが閑散期97ドル(10500円)、
通常期102ドル(11000円)、繁忙期114ドル(12300円)
[2日券、3日券・・・と滞在日数が多くなるにつれて、
1日当たりの料金が安くなる仕組み]
東京ディズニーランドが大人7400円、
パリのユーロディズニーが47ユーロ(5450円)、
香港ディズニーランドが大人539香港ドル(8730円)、
上海ディズニーランドが通常期で大人370元(6290円)、
ピーク期が499元(8480円)。

上海市民の平均月給9万7千円を考えると、
割高と言えます。

親子3人で来園し、
中で食事をすれば、
月給の4分の1が飛ぶ勘定になります。
月収3000元(約5万1000円)の工場労働者なら、
給料の半分です。

広さは東京ディズニーランドの1.8倍あり、
追加アトラクション建設の余地は十分。
その意味で、伸びしろは十分だと思われます。

肝心のアトラクションですが、
他のディズニーランドと同じもの、
たとえば、東京と同じものは
「カリブの海賊」、「ピーターパン空の旅」、
「バズライトイヤー・プラネット・レスキュー」、
「空飛ぶダンボ」、「カルーセル」
くらいしかなく、
ロス、フロリダ、東京、パリと比べて
独自のアトラクションが一番多い。

考えてみれば、
ロスのディズニーランドが開園したのは1955年。
フロリダが1971年、
東京が1983年、
パリが1992年、
香港が2005年と、
既に最初のものから61年たっており、
同じものを作る必要はなく、
時代に即した、技術の発展に従えばよいと思います。

しかし、何事にも「古典」というものがあります。
「古典」の上に新しいものが構築されます。
そういう意味で、
ディズニーランドの古典と言えば、
イッツ・ア・スモール・ワールド、
ジャングルクルーズ、
カリブの海賊、
ホーンテッドマンション、
スペースマウンテン
その上に
ビッグサンダーマウンテン、
スプラッシュマウンテン、
スターツァーズ
などが上げられるでしょう。

事実、ロスからパリまでの4つのパークでは、
それらの古典は大切に継承されているのです。
(パリはジャングルクルーズとスプラッシュマウンテンはない)

香港ですら
イッツ・ア・スモールワ・ールド、
スペースマウンテン、
ジャングルクルーズ
は存在します。

(香港に行った時は、
カリブの海賊のないディズニーランドに驚いたものでした。)

クラシックに一切目を向けない、
全く独自のディズニーランド、
それが上海ディズニーランドです。

多分、ディズニーマニアで
他のディズニーランドに行ったことのある人が
上海に来たら、驚くことでしょう。

技術の進化ということであれば、
カリブの海賊のように、
最新技術をつぎ込んだ、
新しいカリブの海賊は納得のいくものです。

そういう意味で、
新しいジャングルクルーズ、
新しいホーンテッドマンション、
新しいスペースマウンテン
を見たかった、
というのが私の気持ちです。

私の見たところ、
魅力のあるアトラクションは、
トロンソアリン
それにカリブの海賊

特にカリブの海賊は、
何度乗っても新発見のある、
新時代のアトラクションです。

実は2日いて、
2日目の午後3時には、
全てのアトラクションを制覇してしまい、
その後はカリブの海賊ばかり乗っていました。
光のショーの場所取りのため途中でやめましたが、
カリブの海賊は計6回乗りました。


報道されているとおり、
「2カ月で上海ディズニーランドがガラガラだ」
というのは、事実でした。
園内は閑散としており、
どのアトラクションもほとんど待ち時間なしに乗れました。
最長でソアリンの45分。
トロンの待ち時間が75分と表示されていました。

平日で、雨模様、ということも影響したかもしれませんが、
ほとんどの人が事前予約で来ていることを考えれば、
それだけとは思えません。

上海ディズニーを起点にした3時間圏内には
3億3000万人の市場があるといわれていますが、
それが本当なら、
この空き方は異常です。

それについては、覗いたサイトで、
次のように分析している人がいました。

○入園料金の高さ、園内の食べ物の高さで敬遠。
○開園当初の混雑ぶりが広く行き渡り、
 「人ごみで身動きが取れない」
 「列に並ぶだけで終わる」
 「大混乱で無秩序状態」
 というネガティブイメージが
 スマートフォンの通信アプリを介して飛び交い、
 多くの中国人から期待感を奪ってしまった。

更に、日本とは異なる 余暇の「過ごし方」もあります。
そもそも上海では子どもを戸外で遊ばせる習慣がないといいます。
そして、休日の過ごし方について、
上海に住む50代の熟年男性は
「家で麻雀かテレビだ」と語り、
30、40代の父親世代は「スマホで買い物」だと語ります。
市民の消費の対象は依然、日用品が中心で、
「国内型・体験型レジャー」にはなかなか関心が向かないというのです。
こうした上海人のライフスタイルからすると、
上海ディズニーは“突如出現した特殊な異空間”であり、
“子どものための贅沢な遊園地”だと捉えられているようです。

また、中国の市民にとって、
ディズニーにあまりなじみがない、ということもあるようです。
ディズニーキャラクターの存在は知っていても、
実際に映画を観て、
物語の内容や登場人物の性格を知るまでには至っていないのです。

上海ディズニーに行くならLCC(格安航空会社)で東京に行ったほうがまし。
待ち時間の3時間で到着する――。
中間層のレジャーになるには高嶺の花、
富裕層なら国内消費を避けて海外旅行を目指す中で、
上海ディズニーは“常に天秤にかけられる”という意外な命運を背負わされている、
というのです。

そして、パーク側の集客に対する姿勢も問題だと考えます。
チケットの販売がホームページでの予約が中心、
というのも不思議な話です。
旅行代理店にチケットをおろしていないので、
ディズニーをからませたツァーを作りようがないというのです。

当初、開園したら、
日本から「上海ディズニーランドに行くツァー」
が沢山作られるかと思えば、
全くそのようなツァーがないのは、
それが理由です。

日本人なら、
どのようにして集客するか、
如何にして海外から客を誘致するか、
それには、どうやって旅行会社をからませるか、
等々工夫するはずですが、
どうも、そういう発想がないらしい。

東京ディズニーランドのチケットが
コンビニで気軽に買える日本とは大きく違います。

それを象徴するのが、
入場ゲートでの、証明書の提示と
コンピューターに入力してのチケット発券という
非効率です。

一日目に2日券をゲットした私は、
入場ゲートの一番左端のゲートは、
紙チケットを持っている人専用なので、
すぐに入れる、と聞いていたので
期待したのですが、
実際は、
そのゲートは閉じられていました。

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それで、ID番号と照合する作業の列に並ぶはめになりました。
事前にチケットを持っている人には、
全くの迷惑です。

振り返ってみれば、
東京ディズニーランドも初期の頃、
かなり空いていました。
今の混雑が夢のようです。

そういう意味で、
若い世代がディズニーランドでの楽しみ方を
生活の中でふくらませていった過程があったように思います。
東京ディズニーランドは、
日本人の余暇の過ごし方を変えた、とも言えます。

そう考えれば、
現在ガラガラの上海ディズニーランドも
中国人の人生の楽しみ方を変えて、
発展していくのではないか、
とも思います。

しかし、中国人にはどうでしょうか。
無理かな。無理かな。


これにて、
7回連続の上海ディズニーランド評判記は終了します。
長い間、お読みいただきありがとうございました。





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