爆買銀座の様変わり  様々な話題

中国人の「爆買い」
流行大賞の候補になるほど
社会現象となった。
中国人観光客の落とす金は、
日本の経済を潤していたという。

しかし、そんな状況に変化が起こりつつある、
という聞き捨てならない記事が
「週刊現代」に掲載されているので、
簡略にまとめて、紹介しよう。

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題名は、
『「爆買いバブル」終了で閑古鳥が鳴く、
銀座の高級デパートの惨状と後悔
もっと日本のお得意様を大事にしておけばよかった…』
という刺激的なもの。

まず、銀座の百貨店で
鳴り物入りでオープンした免税店フロアの現状

6月某日の午後、
銀座三越8階の免税専門フロアにいた中国人客はわずか1組。
東急プラザ銀座内の「ロッテ免税店銀座」も、
中国人観光客はたった2組。
案内カウンターの話では、
「ツアーなどの団体客が来る夕方にならないと、
こんなものです」という。

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明らかに爆買いの潮目が変わっている。

円安基調は今年に入って逆回転。
円高が進み、この1年で
人民元は円に対して約2割も安くなった

その上、
中国政府が今年4月から個人への関税を強化
高級腕時計はこれまでの30%から60%に、
酒や化粧品などは50%から60%に、
食品は10%から15%にそれぞれ引き上げた。

その結果、中国で転売することを目的に、
高級時計や家電、ブランド品などを
大量に購入していた「ブローカー」が姿を消した

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そして中国人観光客の層が変わって客単価は激減。
数万円のものをポンポン買う富裕層が少なくなり、
中間層の人数が圧倒的に増えているという。
彼らの財布のヒモは固いのだ。

日本百貨店協会が発表した
5月の免税品売上高は16.6%減と、
2ヵ月連続で前年割れ
全国百貨店売上高も前年同月比で5.1%減少、
3ヵ月連続のマイナスとなっている。

「今年の春節(2月)以降、
おカネを使う裕福な中国人は
潮が引くようにスーッといなくなりました。
そして気づいたんです。
日本人のお客様もいないことに……」
と百貨店店員は言う。

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神戸大学大学院経営学研究科准教授の保田隆明氏の分析。

「百貨店にしてみれば、
これまで日本人向けに売ろうと努力をしてきたけれど、
ずっと売り上げが伸びなかった。
しかし、中国人が買ってくれるようになったので、
中国人向けにシフトしただけのこと。
それ自体は経営として間違っていません。

ただ、日本人にしてみれば、
昔から百貨店は特別感のあるところで、
『ハレの日』に楽しい時間を過ごすというイメージがありました。
特別な場所が中国人向けの接客で溢れると、
自分の来る場所ではないという感情を持つ人もいるでしょう」

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百貨店と並んで、「爆買い」の対象だった
家電量販店も苦境に喘いでいるという。
ヤマダ電機が新橋駅前に出店した免税店は5月にひっそりと閉店した。

ラオックス銀座本店も同様で、
中国人を乗せた観光バスが停まった直後は客で溢れ返るものの、
彼らが帰ってしまうと店内が静まり返る状況だ。

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とはいっても、
銀座の街には今も外国人観光客が大勢闊歩している。
だが、彼らはもう「爆買い」の原動力とはなりえない。
最近は、中国人観光客の行動が変化しており、
以前は買い物がメインだったのが、
最近は観光がメインになり、
表通りだけでなく、裏通りを歩いたりしているのだという。

中国人の「爆買い」は、
いっときだけ百貨店を潤した「バブル」だった。
にもかかわらず、
百貨店は巨額の設備投資で中国人シフトを敷いてしまったがために、
すぐには方向転換ができない、
というのがこの記事の分析だ。

保田氏は、こう言う。
「『爆買い』はもともと日本人向けに販売していた商品が
偶然、中国人にたくさん売れたということにすぎなかったんです。
そのバブルが終わったのに、
中国人に向けて再びバブルを起こそうとしても無理な話。
中国人観光客をアテにせず、
地道に日本人の顧客向けに商品を開発し、
販売していくことが百貨店ビジネスの王道なのですが……」

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今さら、日本のお客さんをもっと大事にしておけばよかったと
悔やんでも、もう遅い。
銀座の高級デパートの低迷は、しばらく続きそうだ。

と記事はしめくくっている。







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