小説『真実の10メートル手前』  書籍関係

我が家の団地の中庭

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この木のてっぺんで、

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なにやら鳥たちが集会をしている模様。

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何を相談しているのでしょうか。

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話変わって、数日前、
作業服の女性の訪問を受けました。
東京電力の関連会社で、
電力量計(メーター)の取り替え工事に来たといいます。

電力自由化に伴い、
安い電力会社を探したところ、
「価格.com」で
東京電力管内で一番安いのが、
エルピオでんき
という会社でした。

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担当者がやって来て、
聞けば、関東一円でプロパンを提供している会社で、
電力事業に新規参入。

私の家の場合、
年間1万2千円、月額千円安くなるといいます。

で、契約。
本日、メーターが古いもの↓から

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新しいもの↓に交換されました。

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交換の間、電力の遮断がないのは何故なのか、不思議。
今後、検針員は訪問せず、
電波を飛ばしての自動検針が行われるそうです。

従来と同じ事業者(東京電力)の電線を利用して、
値段だけ安い。
どうも仕組みが理解出来ません。



〔書籍紹介〕

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米澤穂信の短編集。
2007年から2015年まで、
違う雑誌や書籍に掲載された作品群だが、
太刀洗万智(たちあらい・まち)という
雑誌記者が主人公である点が共通項だ。

真実の10メートル手前

新興企業が破綻し、
計画倒産、詐欺の疑いが浮上する中、
その社長とその妹で
広報担当の早坂真理が失踪する。
その取材をする藤沢が太刀洗と組む。
早坂兄妹の末妹に真理からかかってきた電話の内容から、
太刀洗は甲府に向かう。
そして、タクシーで、ある飲食店に到着。
電話の会話から
真理の電話をかけた場所を特定する
太刀洗の推理が冴える。

正義漢

吉祥寺駅で起った人身事故を目撃した太刀洗が
自殺ではなく、殺人だと断定して
ある特殊な行動を取り、
被害者の背中を押した犯人をあぶり出す。

恋累心中

三重県の田舎町で、高校生男女2人が心中をする。
その地名が恋累(こいがさね)であったことから、
「恋累心中」という名称で世間の注目を浴びる。

雑誌社の記者・都留は当地に赴き、
編集長推薦の太刀洗と合流する。
太刀洗は、その町で起った
爆弾手紙事件を追っていたのだ。
太刀洗の手配は充実しており、
心中した高校生のかつてのクラス担任や
天文部の顧問教師など、
よく折り合いがついたというような手際の良さだった。
取材の間に、
なぜ服毒心中したのに、
一人はのどを突いて死に、
一人は川に飛び込んで死んだかなどの謎が浮かび上がる。
ここでも太刀洗の推理が炸裂する。

名を刻む死

福岡県の民家で男性の遺体が発見された。
衰弱死とも病死とも言える死に方で、
胃は空っぽだった。
「私は間もなく死ぬ。
願わくは、名を刻む死を遂げたい」
という日記の謎の一文を残し、
テーブルの上には
雑誌へのアンケート葉書が記入済みで残されていた。

その男の死に複雑な思いを持つ近所の中学生の檜原京介の前に
取材の太刀洗が現れる。
太刀洗は死んだ男の新聞への投書を檜原少年に読ませる。
そして、男の長男で第一発見者に会う。
ここでも太刀洗の推理で真相が判明する。

ナイフを失われた思い出の中に

ユーゴスラビアから来たヨヴァノヴィチは、
太刀洗に会うために、
浜倉駅という田舎駅に降り立つ。
太刀洗はそこで殺人事件の取材をしており、
その日程でしか会えなかったのだ。
太刀洗はヨヴァノヴィチの妹の友人に当たり、
妹が「是非、日本に行ったら会ってくれ」というので
会うことにしたのだ。

殺人事件とは、
姉の家で一人でいた3歳の娘を
弟が刺し殺したというもの。
目撃者もあり、
すでに逮捕されており、
弟は罪を認めている。
しかし、その弟の手記を読んで、
太刀洗はある疑念を感ずる・・・。

綱渡りの成功例

長野県南部を襲った水害で、
土砂崩れの家から戸波夫妻が救出される。
消防団の大庭は取材中の太刀洗の訪問を受ける。
大庭は移動販売をしており、
戸波夫妻が救出までの間食べたコーンフレークを売ったかと問われる。
大庭は戸波夫妻を尋ねる太刀洗に同行する。
戸波夫妻に会った太刀洗の質問は、
「コーンフレークには、何をかけたのですか?」というものだった。
とんでもない質問にあきれる大庭だったが、
戸波夫妻が思いがけない反応をして・・・


どの作品も太刀洗が主人公でありながら、
それとは別の第三者の記述で語られる。
それだけ太刀洗の神秘性が高まる。

背が高く、髪が長く、
切れ長の目、頬から顎にかけてのラインがほっそりしている美人。
しかし、引き締まった表情は冷たくさえある。

太刀洗の推理は、
他人なら見過ごしてしまうような
細かい事柄を関連づけ、推理を展開する。
その着地点は鮮やか。
作家の頭の中がどうなっているのか不思議にさえ思う。

先の直木賞候補
新味のある推理小説だとは思うが、
直木賞候補としては、どうかと思う。






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