産経新聞ソウル支局長裁判と夫婦別姓裁判  政治関係

産経新聞加藤達也前ソウル支局長
朴槿恵大統領に対する名誉毀損罪の成否を問う裁判の
ソウル中央地裁の判決が17日出され、
結果は、大方の予想に反して「無罪」だった。

判決前、日韓メディアや専門家の多くは、
執行猶予付きの有罪判決や、
刑の宣告自体を猶予し、
2年間無犯罪ならば宣告もなくなる「宣告猶予」を予想していたので、
意外な判決と受け止められた。

無罪判決の要旨は次の通り。

・加藤氏には朴大統領を中傷する目的はなく、
 記事の作成動機は、
 韓国の政治や社会の関心事を日本人に伝えることにあった。

・韓国憲法は言論の自由を保障しており、
 特に公職者への批判は、
 その地位が高ければ高いほど
 保障の範囲は広くなければならない。

・記事は私人としての朴氏の社会的評価を
 深刻に害したとみることができる。
 ただ、公的地位を考慮すれば、
 大統領としての朴氏の名誉を毀損したとみるのは難しい。

・記事には公益目的もあり、
 本件は言論の自由の領域に含まれる。

・加藤氏は朴氏のうわさの真偽について
 綿密な事実確認をしておらず、
 虚偽との認識は一定程度あったと判断できる。

・旅客船沈没事故当日の大統領の動静は公的な関心事だ。
 公的関心事に対する名誉毀損の場合、
 言論の自由を優位に置かなければならない。

何を今更、という感じだが、
世論と権力の影響を受けやすい、
「司法の独立」が今だ確立していない
韓国の司法としては、
意外な判決である。

いや、そうも言えない。
なぜなら、判決言い渡しの前に、
裁判長が韓国外務省から提出されたという文書を読み上げた。
「日本各界の人から大局的に見て善処を求められている。
12月18日が韓日基本条約発効50周年であることなどを勘案し、
こうした要請を真摯に考慮してほしい」

との内容だ。

つまり、判決について
日韓関係を考慮してほしい、
と政府が裁判所に要請したわけで、
こんなことをしたら、日本では
「司法への政治の介入だ」
と大騒ぎになるだろう。

そういう要請が来たとしても、
自分の懐に飲み込むのではなく、
裁判長がわざわざ文書を読み上げるというのも異例だ。
「こういう要請があったので、
判決に考慮しました」
と言っているようなものだからだ。

政府の要請文は
判決の一日か二日前に届いたというから、
それまでに判決文は書き終えており、
判決に影響があったとは考えにくい。

だとすれば、
裁判所が無罪判決に対する世論の反発を恐れて、
「政府からの要請があったから」
免罪符にしたかったのかもしれない。

いずれにせよ、
「三権分立」を言う国家としては
異例、いや異常なことだ。

そもそも国の最高指導者や政治家というものは
批判にさらされるもので、
その批判に打ち勝って
政策を実行して成果をあげることで
批判は克服されるものだ。

それを「気に入らぬことを言った」
からと言って、民事裁判ならぬ
刑事裁判を、検察という国の機関を通じて行えば、
それは「言論弾圧」になる。
ということさえ、
朴大統領は知らなかったとみえる。
韓国の名誉毀損罪は、
毀損された側が「処罰を望まない」と表明すれば成立しないものだ。
今回の裁判では
弁護側は大統領の意志確認を求めたが、
却下されたという。

早々と「処罰を望まない」と表明しておけば、
こんな大事にはならず、
言論の自由の侵害だと
国内外から強い批判を浴びることもなかった。
国連の人権委員会も11月、
リポートの中で
「政府の活動を批判した人物を
名誉毀損で起訴する事案が増えていることを懸念する」
と指摘。
「韓国は批判に対して寛容な文化を育てるべきだ」
と促した。

それというのも、
「処罰は望まない」との表明の時期を逸したからで、
こういうところが
私が「史上最低の大統領」と呼ぶ所以である。

控訴までの期限は1週間だというが、
これで検察が控訴などしたら、
益々恥の上塗りになる。

判決を受けての
日本と韓国の大学教授の話。

山田健太・専修大教授(言論法)の話:
公人中の公人である政治家の言動についての報道は、
ジャーナリズム活動のなかでも中核的なものであり、
憲法上の表現の自由として最大限保障されるべきものである。
今回の刑事裁判は無罪にはなったものの、
韓国のみならず、世界のどの国においても、
民主主義の根幹をなす報道の自由を萎縮させ、
言論の自由を脅かす前例になりかねない危険性をはらむものだった。
日本でも、首相が自身の行動に関する報道について、
法的措置をちらつかせたことと重ね合わせて考えざるをえない。

韓永学(ハン・ヨンハク)・北海学園大教授(メディア倫理法制)の話:
法理上妥当な判断と言えよう。
最大の争点は「誹謗する目的」の有無だった。
「公共の利益に関する場合には
特別な事情がない限り誹謗目的は否認される」
とする韓国最高裁の判例に照らせば、
緊急時の朴大統領の動静に関する記事に
「誹謗目的」があったとは考え難い。
判決が記事の内容は虚偽だと認めつつも
「記事に朴大統領個人誹謗の目的はなかった」として、
無罪を言い渡したのは評価に値する。
しかしながら、
国際的に刑事上の名誉毀損罪の廃止が進む中、
本件が刑事裁判に発展したのは非常に残念だ。
国連は韓国政府に名誉毀損の非刑事化を再三勧告してきた。
にもかかわらず韓国政府は批判言論に
刑事処罰も辞さない態度を鮮明にしている。
公職者の職務に関する事柄は常時監視・批判の対象だ。
監視・批判活動は悪意だったり
著しく相当性を欠かなかったりする限り、
容易に制限されてはならないよう、
立法や司法の努力が求められる。

朴景信(パク・キョンシン)・高麗大学法学専門大学院教授の話:
今回無罪になったこと自体は良いことだ。
朴槿恵大統領の行動に関わる事柄が「公的事項」だということは、
いかなる裁判官でも認めざるを得ない。
また、権力者の影響下にある検察が
名誉毀損の罪で民間人を起訴することに対して
国連や国際人権団体などによる批判が高まっており、
こうした世界的な流れを考慮した可能性もある。
ただ、過去にも公職者に対する名誉毀損で
民間人が起訴され無罪となったケースがあるが、
報道などを萎縮させる効果があった。
最終的に無罪になったとしても問題は残る。

安倍首相は、
「無罪判決が出たことを評価する。
日韓関係に前向きな影響が出てくることを期待したい」
と記者団に述べ、
外務省幹部は
「今回、有罪だったらアウトだった。
世論も黙っていない。
しばらく漂流しただろう」
と漏らした。

韓国政府当局者は、
日本側記者団に対し
「この事案は基本的に司法の問題で外交問題ではないが、
韓日関係の負担となっていたことも事実だ。
今回の判決が両国関係改善の契機となることを期待している」
と強調した。

ただし、この判決を韓国が「貸し」と思って、
慰安婦問題の交渉に役立てることがあってはならない。
日本の交渉担当者も
そのあたりはよく判断してもらいたい。

ただ、朴大統領の「空白の7時間」については、
いまだに充分な説明がなされていないことも事実。

また、加藤記者が元ネタにした
朝鮮日報の記事はおとがめなし、
という不合理も残っている。

また、結果的に無罪とされた者を
出国禁止措置にした問題はどうなるのか。


さて、裁判といえば、
日本の最高裁で
「民法の夫婦同姓規程は合憲」という判決があった。

明治時代から続く夫婦別姓を認めない民法の規定について、
最高裁判所大法廷は
「旧姓の通称使用も行われており憲法に違反しない」
という初めての判断を示した。
判断の理由として裁判長は
「名字が改められることで、
アイデンティティが失われるという見方もあるが、
旧姓の通称使用で緩和されており、
憲法に違反しない」
と指摘。

時々司法は変な判断をするので、
心配していたが、
今回の判決は常識的でよかった。

結婚して家庭を作る。
その証しとして、同姓を名乗る
子供が生まれ、同じ姓で家族となる

夫の姓、妻の姓を選ぶ選択も出来る。
仕事の都合で必要なら、「通称」を継続することも出来る。

婚姻届を出さないいわゆる「事実婚」を選択する人たちもいるが、
法律上の夫婦ではないため、
所得税や相続税の控除が適用されないほか、
パートナーの生命保険の受取人として認められないケースもあり、
こうした点も議論となっている。

しかし、自分で制度と違うことを選択したのだ。
その不利益も自分で甘受すべきだろう。
「あれもこれも全部欲しい」
は通用しない。

今回の裁判、
提訴した側は、
結婚で姓の変更を強制されない「権利」があり、
「個人の尊重」を保障した憲法13条に反すると訴えている。
また、結婚した夫婦の96%が夫の姓を選んでいることから、
この規定は間接的な女性差別を生んでいると指摘。
憲法が保障する「男女の平等」を侵害するほか、
日本が批准する女性差別撤廃条約を守る義務にも反すると主張している。

へ理屈だ。
中国や韓国のように、
「李さん」と「金さん」が結婚して、
妻がいつまでも「金さん」のままでいる方がいいとは、
とても思えない。

「山田さん」と「鈴木さん」が結婚して、
夫婦で相談してどちらかの姓(たとえば「山田さん」)を名乗り、
子供も「山田さん」で
「山田家」を形作る方が、
合理的だし、第一、麗しい

夫婦同姓は所詮、明治時代に出来た制度、と言うが、
別に何時出来たのかは構わない。
それが日本的な麗しい伝統となったのだから。

反対派は、
きっと、この「麗しい」のがいやなんだな。
根底には、
日本人の良いものを損なわそうとする悪意を感ずる。

安倍首相は下野時代、
「夫婦別姓は家族の解体を意味します。
家族の解体が最終目標であって、
家族から解放されなければ人間として自由になれないという、
左翼的かつ共産主義のドグマ(教義)です」
と言っているが、
夫婦別姓は、
おおげさに言えば、
日本の麗しさを損なう、
広い意味での「反日」だと言える。

案の定、判決後、
朝日新聞は社説で
「国際的を流れをみても
法改正に向けた議論をすすめるときだ」
と書いている。
「反日」を深いところに持っている朝日らしい。
こんな主張をする新聞を
読者は見放すべきだろう

ところで、ここから後は、
個人を批判することなので、
「おまけ」として読んでもらいたい。

夫婦別姓訴訟の原告、塚本協子さん(80)は
「合憲判決を聞き、涙が止まらなかった。
(戸籍上は夫の姓のため、結婚前の姓である)
自分の名前で死ぬこともできなくなった。
これから自分で生きる方向を見つけなければならず、つらい」
と声を震わせた。

とある記事に対して、
ネット上で寄せられた声。

・じゃあ結婚しなければいんじゃねw
・離婚しろや
・ここまでいいだしたらもう病気
・こーんな言い様では旦那も可哀相だなw
・理由付けが無理やり過ぎるw
・こんなもん行きつく先は結婚制度の否定になるぞ
 「アタシ男の所有物ぢゃないから!」とか言い出すことになる
・そこまで気にするなら旦那に婿に来てもらえば良かったのに
・婿入りしてくれる旦那探せよ
・80にもなって何を言ってんのかね。他に考える事あるだろ。
・声震わすほどのことかw
・旦那さんがかわいそうだわ
 変なのと結婚しちゃったな
・そんなたいした名前でもあるまい。
・お前の苗字も、両親が結婚してどっちかのにしたんだろ?
・なぜ結婚するとき相手の姓を選んだんだよ?
・ただのわがままじゃん
・まず夫説得しろや
・そういうのは
 旦那に言えよ
 家庭の話を社会に持ち込むな
・じゃあめんどくせえから結婚しても税制とか保険の優遇もなしな。
 個人個人対象にすっからよ、文句いうなや。
 家族制度否定するんだから当然だろ?
・夫婦別姓は、離婚すれば旧姓に戻れるでしょうが。
 普通、こんな事で悩む人はいないでしょう。
・80にもなってこんなことで生きる方向を失うとか
 よっぽど恵まれた人生を送ってきたんだねとしか言いようがない
・同じ看板背負いたくない奴と結婚するなよw
・言ってて恥ずかしくねーのか
 80年無駄に生きてきたのかw
・こんな年齢になるまで、
 名字がどうこうなんて些末なことに人生かけてた母親…
 子供がかわいそうだわ
・死んだら終わりなのに
 苗字なんて気にして馬鹿だろw
・こいつら、一種の「夫婦別姓教徒」みたいな、カルトになってるww
・結婚しなければ良い/離婚すれば良い
 何故この単純明快な答えに辿り着けないのか
・安心してください!
 死ぬ頃にはボケて自分がどこの誰だかも覚えていませんよ!
 こんなマヌケな訴訟起こしたことももちろん忘れてますよ!
・これほどまでに離婚しない理由があるとするならそれは金以外には考えられん
・お前の姓だって日本の家長制度で続いてきたもんなのに
 なんで単に生まれた時の姓だけに固執するわけ?
 あんたの母親はどうでもいいの?

少々下品だが、
この記事を読んでの
率直な巷の声が分かって、面白い。





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