わけが分からん  政治関係

国連総会第1委員会で、
被爆地への訪問を世界の指導者らに促す内容を盛り込んだ
核兵器廃絶決議案が賛成多数で採択されたが、
中国が北朝鮮、ロシアと共に反対票を投じた。
核を保有する米英仏は卑怯にも棄権した。

中国の反対の理由は、
「人道の問題が
歴史を歪曲する道具に使われるのを見たくない」
ということだという。
被爆地訪問を巡る表現は、
今年4〜5月の
核拡散防止条約の最終文書案にも盛り込まれたが、
中国の反発で削除された。
その時の中国の言い分が
「(戦争加害者としての)歴史を歪曲し、
第2次大戦の偏った解釈を押しつけようとしている」
というもの。
???
何だ、これ。
わけが分からん

その中国の習近平国家主席
台湾の馬英九総統が7日、
シンガポールのホテルで、
首脳会談を行った。
1949年の分断以降、
両国首脳が会うのは初めてで、
それはいいとして、
両首脳が「一つの中国」を確認しあった、
というのは解せない話だ。

習主席は「われわれは緊密につながる一つの家族だ。
大陸と台湾は一つの中国に属し、
両岸(中台)は一つの国家に属する」
と強調したという。

「一つの中国」とは、
中国側から見れば、台湾を併合することであり、
台湾側から見れば、大陸に反攻して、
中国を取り戻すことだったはず。

時代と共に変化した、と言えば聞こえはいいが、
では政治体制はどうなる。
連邦制でも敷こうというのか。
しかし、憲法はどうするのか。
それとも得意の「一国二制度」でやろうとするのか。

香港が返還された時とはわけが違う。
あれは、英国が中国から借りていたのを返しただけで、
経済的な理由から二つの制度を存続したに過ぎない。

「一つの中国」というからには、
国として一つになるということだろう。

若い人は知らないかもしれないが、
台湾は昔「中華民国」といった。
いや、今でも正式には中華民国で、
「台湾」という呼称は便宜的に使われているに過ぎない。

中華民国は1912年に、孫文を臨時大総統として成立し、
中国本土を治めていた。
それが国民党と共産党の内戦で
共産党軍が勝利して
1949年に中華人民共和国を成立させ、
国民党が台湾に逃げ込んで、実効支配した。
歴史的に見れば、
中華民国政府は台湾に継承されたのだ。

従って、国連の代表権は中華民国が持っており、
アメリカの心変わりで
1971年に中国が国連に加盟し、
中華民国(台湾)は国連を脱退した。
この時、国連の常任理事国を中国が継承している。

それから44年。
両国は台湾海峡を境に対立しており、
時々軍事衝突を起して来た。

時が移り、両国の融和が進む。
貿易も開始した。
今の台湾の馬英九政権は対中融和派だ。
来年の総統選挙で
台湾独立派の民主進歩党が政権を奪還するおそれがあることから、
中国は今回の中台会談でプレッシャーをかける意図のようだ。

もし台湾が「独立」し、
各国の承認が相次ぐようになれば、
中国の台湾併合は夢となる。
仮に軍事力で占拠することになもなれば、
ロシアのクリミア併合など比較にならない
国際世論のバッシングを受けることになる。
だから、中国は台湾の独立は絶対に阻止しなければならないのだ。

今度の会談で、
平和的関係が築かれたといい、
馬総統は
「両岸関係は既に49年以来、
最も平和で安定した段階にある」
と表明した。
ということは、両国が存在を認め合ったということになる。
ならば、「一つの中国」とは、何なのか。
「一つの国家、一つの民族」という習近平の言葉も
「血は水より濃い。一つの家族だ」という馬総統の言葉も、
お題目に過ぎず、
「二つの中国」を認めただけのことになるではないか。

仮に何らかの操作をして、
「一国二制度」になったとしても、
面積も人口をGDPも比較にならない二国で
「中国に吸収されてしまう」
という恐怖から
台湾の金持ちの所有する資産は
大量に外国に流出してしまうだろう。
台湾が中国より優位に立つ
たった一つの指標「1人当たり所得」の
3倍の開きも失われてしまうかもしれない。

そういうわけで、
今回の中台首脳会談の「一つの中国」は、
実質何のことか、わけが分からん


ところで、韓国・ソウルで行われた日中韓三国首脳会談の際、
日韓首脳会談が行われてしまった。
「行われてしまった」
と書いたのは、
あの「史上最低の愚かな大統領」には、
「在任期間中、日韓首脳会談を行わなかった唯一の大統領」
の称号を持ってほしかったわけで、
三国首脳会談のついでのようにやってほしくなかった。
それでも、
「慰安婦問題の解決がないと首脳会談には応じない」
と言っていた朴大統領が
その前提なしに会談を開催したのは、
韓国の経済的苦境によると思われる。

しかし、首脳会談では、
やはり慰安婦問題が持ち出された。
「慰安婦問題が両国の間に存在する最大の問題」
だというから、仕方ないんだろう。
しかし、70年も前のことで
いつまで前に進むことが阻害されているのか。

安倍首相は「日韓基本条約で解決済み」という姿勢は崩さなかったが、
「早期の妥結を目指して交渉を加速させていくことで一致した」
と強調した。
しかし、具体的中身や方向性には言及しなかった。
韓国側は「早期妥結」について、
安倍首相に「年内」と明言することを求めたが、
首相はこれを突っぱねたという。
しかし、「平行線」が確認できたのに、
「交渉加速」とは、わけが分からん

ここで問題になったのが、
会談後の昼食
韓国側は事前折衝では、
朴氏主催の昼食会などを交換条件に
譲歩を迫ってきたが、
日本側はこれも拒んだ。
安倍首相は周囲にこう苦笑したという。
「昼飯なんかで国益を削るわけにはいかない」

一説には、
韓国の両班にとって
昼飯は晩餐よりも遥かに重要な意味を持ち、
招待客に昼飯を出さないのは最大級の侮辱らしい。
産経新聞の黒田勝弘さんは、こう書く。

会談後、昼食も出さずに
安倍首相を帰したのはよくない。
会談が思い通りではなかったからといって
遠来の客にああいうやり方は
韓国人の情にはずれるものだ。
韓国文化のために惜しみたい。

しかし、会談後、
朴大統領は「これからどうされますか?」
と尋ねたという。
普通の文脈なら、
お昼がまだなら、
ご一緒しましょうか、というだろう。

しかし、これも私の経験では、外交辞令だと思う。
というのは、韓国人と仕事でご一緒した時、
終わって帰りしなに「お食事でも」
と誘われたことが再三あるからだ。
その後食事という状況でないのにもかかわらず、
腰を上げた段階で「お食事でも」という。
あまりに続いたので、
「ああ、これは京都人の『おぶでもどうどす』というのと同じなんだ」と認識した。
朴大統領、「これからどうされますか」と聞いた段階で、
本当に昼食の支度がされているなら、
しかるべく用意していたはず。
元々安倍首相の訪韓は「事務的なこと」として、
食事は出さない、と決定事項だったのだ。

この質問に対して、安倍首相は
「街で焼肉を食べて帰ります」
と答えた。
朴大統領は戸惑ったような表情だったという。

黒田記者はこう書く。

昼食直前の客に
「近くの店で食べて帰ります」
といわれたんでは
悔いが残るだろう。

これが逆に、朴大統領が
日本で食事に招待されず、
「フン!」といって
街で日本料理を食べて帰ってきら
韓国では袋だたきに遭うだろう。


朴大統領は慰安婦問題での要求は絶対に自分からは出さない。
「日本で考えてくれ」という態度だ。
しかし、事務レベルでは、
@日本の首相としての正式な謝罪(法的責任の認定)
A国家予算での慰安婦への賠償
が条件だという。
これに対し、日本側は、
@もうこれ以上2度と蒸し返さないという大統領の念書
Aソウルの日本大使館前の違法な慰安婦像の撤去
を条件として提示しているという。
もし朴大統領が念書を書き、
慰安婦像の撤去を指示したら、
韓国世論は沸騰し、朴政権を持たないだろう。
無理難題に対しては無理難題
というのは外交の鉄則である。

いや、首相側には、
法的には解決済みだが、
人道的見地から@もAも行う用意はあるという。
しかし、その時思い出すのは、
「アジア女性基金」のことだ。
1995年、
日本政府は元慰安婦に対する償い事業のために
「女性のためのアジア平和国民基金」(アジア女性基金)を設立。
1996年には橋本龍太郎総理がアジア諸国での元慰安婦に対して
一人当たり200万円の「償い金」を受給し、
同時に総理名でのおわびの手紙を添付した。
しかし、韓国ではそれまでの条約などの取り決めをすべて無視し
日本政府に対し
「法的責任を認め、国家補償を行なえ」と主張する運動が強く、
償い金を受け取ろうとする元慰安婦に対して、
受け取るべきでないと圧力が加えられた。
償い金は結局61人の慰安婦が受け取ったが、
非国民扱いされたらしい。

この時、圧力を加えた
韓国挺身隊問題対策協議会の幹部の言葉。
「慰安婦のおばあさんのことなんかどうでもいい。
問題は反日だ」

もし、今回、日本側から何らかの妥協案が出されたとしても、
韓国挺身隊問題対策協議会は
何を言っても反対で、
提案をつぶすだろう。

このことに関連して、
11月6日の産経新聞が
今最も活動している元慰安婦の李容洙さんに取材した記事が載っている。
李さんは安倍首相がアメリカの国会で演説した際に
傍聴席に陣取って圧力をかけた人だ。
その証言も二転三転し、
信憑性が薄いと言われている。

その証言の矛盾については、Wikipedia↓を参照。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%8E%E5%AE%B9%E6%B4%99

その李さんに記者が
「慰安婦問題を解決するために
日本政府に具体的に何をしてほしいのか」
と訊くと、答はこうだった。
「安倍が日本大使館前まで来て、
私たちに会って許しを請うてほしい。
そして安倍に続く代々の日本の首相も
同じようにしてほしい。
そしたら許すことができるかもしれない」
安倍首相だけでなく、
首相が代わるたびに謝罪せよというのである。

言葉は悪いが「何様のつもりだ」
というのが、日本国民の気持ちだろう。
これも、わけが分からない

その李さんが一番頼りに思っているのが、意外な人物。
「信じられるのは鳩山さんだけ」だという。
鳩山さんが「解決する」と約束してくれたし、
今年8月にソウルに来た時、
西大門前でひざまづいて謝罪してくれた、という。

その「信じられる人」、鳩山さんは、
5日、ソウル大学で約70分間にわたって特別講演をし、
慰安婦問題をはじめとする歴史認識問題などをめぐって、
安倍晋三首相と安倍政権を批判した。

慰安婦問題への対処について、鳩山氏は、
「河野談話の継承は当然として、
アジア女性基金をはじめとした償い事業でも
満足されない方々のために何をすべきか、
もう一度、日本政府は韓国政府と協力して
答えを出す必要がある」
と強調。

さらに、
「日本の政治エリート層に
反知性主義がはびこっているといわれる。
反知性主義と闘うために、
日本人一人ひとりの教養を高めることが求められている」
とわけの分からないことを発言。

TPPも反対し、
当然安全保障関連法も反対。
中国が提案したアジアインフラ投資銀行(AIIB)に
日本が参加しないことについても
「大きな失政だ」と強調。

また、「個人的な意見」としつつも、
「沖縄の米軍基地を削減し、
軍事の要石から平和の要石にするために、
沖縄に議会を設けることを提案する」
と述べた。

何の役職もない人だから「個人的な意見」は当然。
それとも「元総理大臣」という肩書でも持っていると思っているのだろうか。
沖縄に議会?
県議会は既にあるが?
国会を沖縄に作れというのか?
わけが分からん

この鳩山さんといい、
村山さんといい、
わざわざ、外国に出かけて日本の悪口を言う。
それでも言論自由の国、日本は
パスポートを取り上げることも出来ない。





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