『バクマン。』  映画関係

〔映画紹介〕

クリックすると元のサイズで表示します
    
高校生の真城最高は、
超うまいスケッチを覗きこまれ、
同級生の高木秋人から
高木の原作、真城の作画のコンビで
一緒に漫画家になろうと誘われる。
はじめは渋っていたが、
声優志望のクラスメート亜豆美保(あずき・みほ)に励まされて、
プロの漫画家になることを決意する。
漫画がアニメ化し、
そのヒロインの声を亜豆が担当したら結婚する、
という約束を交わしたのだ。

実は真城には、
週刊少年ジャンプに連載をしていた叔父・川口たろうがいて、
小学生時代、漫画家をめざしたこともあった。
しかし、連載を打ち切られ、
失意の中に過労死した叔父の姿を見て、
漫画家への夢を捨てていたのだ。

クリックすると元のサイズで表示します

その叔父の仕事場がそのまま残されており、
二人はそこで「Wアース」というSFを描いて、
週刊少年ジャンプの編集部に持ち込む。

クリックすると元のサイズで表示します

面会した編集者・服部の予想以上の好感触とアドバイスを受けて、
作り替えた作品を持ち込むが、
編集長の佐々木の拒否に出会って、

クリックすると元のサイズで表示します

持ち込みを断念し、
「手塚賞」に応募することにする。

というわけで、
二人の高校生が漫画家になるための挑戦の日々を描く。
まず手塚賞、続いて少年ジャンプの連載、
更に読者アンケートでの1位獲得、
と目標は続く・・・

面白い
ライバル新妻エイジとの競争や
叔父と佐々木編集長の因縁など上手に盛り込んでいる。
少年マンガ雑誌の編集部の裏側もうかがえて興味深い。
新連載の会議があのように開かれるというのは興味津々。
週刊少年漫画誌は「少年マガジン」と「少年サンデー」から始まり、
「少年ジャンプ」は後発。
後発だけに既成の人気作家を確保できなかったため、
新人作家の発掘に努め、
その結果650万部の巨大雑誌になった過程もよく分かる。

そのようなストーリーもさることながら、
登場人物のキャラが立っていることが
この映画を生き生きしたものにしている。
こういうコミックが原作の現実離れした話は、

↓は中国版コミック。

クリックすると元のサイズで表示します

主人公に対する感情移入できるかどうかだが、
真城と高木を演ずる佐藤健と神木隆之介の二人の演技が
共感を呼ぶ。

クリックすると元のサイズで表示します

クリックすると元のサイズで表示します

編集者・服部を演ずる山田孝之も二人を見守り育てる人物を好演。
佐々木編集長のリリー・フランキーも
かつての真城の叔父・川口への罪意識を含めて巧い。
10年に一度の天才、新妻を演ずる染谷将太もよく造型した。
そして、真城が思いを寄せる美保を演ずる小松菜奈も可憐だ。

クリックすると元のサイズで表示します

なにかをひたむきに打ち込む人物の姿は
それだけで胸を揺さぶるものがあるが、
身近の漫画作者の日常を描いて、
観客に共鳴を与える。

クリックすると元のサイズで表示します

「友情」「努力」「勝利」というジャンプのテーマや
漫画家と編集部が対立したときは、
必ず漫画家側につくという服部のポリシーも胸を打つ。

手塚賞を目指して作品を作る二人の背後を漫画が包むシーンや
ライバル新妻とのペンを使った格闘シーンなど
斬新な描写も効果的。

クリックすると元のサイズで表示します

上映時間があっという間にたち、
一瞬たりとも睡魔が襲わなかったのは、
映画の持つエネルギー。
このような力ある映画がもっと欲しい。

エンドクレジットが凝っており、
これだけでも作品にかけた意気込みが伝わって来る。

5段階評価の「4」

予告編は↓をクリック。

https://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=AjuyrRTqfkE

タグ: 映画




AutoPage最新お知らせ