『フォックスキャチャー』  

〔映画紹介〕

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ロサンゼルス・オリンピックのレスリングで金メダルを取ったマークは、
最近職を失い、失意の中に極貧生活を強いられていた。
そんな中、財閥の御曹司である大富豪ジョン・デュポンから、
レスリングチームの結成に破格の待遇で勧誘される。

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そのプロジェクトの名は「フォックスキャッチャー」といい、
広大な財閥の所有地に建造した
最先端の施設でトレーニングを開始する。

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しかし、マークだけでは物足りなくなったデュポンは、
コーチ能力のあるマークの兄デイヴを欲しがり、
金メダリストであるデイヴも家族ぐるみでデュポンの元に身を寄せる。
プロジェクトはソウルオリンピックでの世界制覇に向けて活動するが、
次第にデュポンの異常な行動が目立って来た・・・

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監督のベネット・ミラーは、
代表作「カポーティ」で分かるように、
アメリカ現代史で起こった事件の底にある病理
冷徹に見つめる作風で知られる。
今回も実際にあった事件の背景の真実を明らかにしようとする。
カンヌ国際映画祭で監督賞を受賞。

デュポンは財閥を率いる尊大な母の幻影におびえ、
マークは優秀なコーチである兄に対する劣等感を抱いている。

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その複雑なコンプレックスを持った者同士が
常識人で堅実な実力者デイブがからむことで狂気が醸成される。

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実は、この映画、
「珍しくレスリングを題材とした映画らしい」程度の
全く予備知識なしに観た。
予告編も見なかったし、
チラシの題名の上にある
事件の核心部分を書いたコピーも読まなかった。
おかげで先を読めない展開、
3人を巡るただならぬ気配に
何が起こるのか分からない張りつめた緊迫感が持続した。
少しでも知っていたら、
事件の着地点を予測して観てしまっただろう。
「予備知識なし」
これほど映画を観るスパイスになるとは。

メイクで別人になったスティーブ・カレルの演技は

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アカデミー賞主演男優賞を逃したものの、
賞賛に値する。
マーク・ラファロ

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レスリングを指導するシーンで
本物のコーチと見間違えるほど。
そして、チャニング・テイタム

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劣等感と不安に満ちた眼差しが
映画を引っ張る。
三人の演技によって
次第にデュポンの中にあった狂気が増幅され、
結末に向かって行き詰まる展開に時間を忘れる。

5段階評価の「4」

予備知識なしに観たい方は、
予告編↓は観ないで下さい。

https://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=2wB5goCPfw0





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