『サン・オブ・ゴッド』  映画関係

〔映画紹介〕

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新約聖書にあるイエスの生涯を扱った映画。
久しぶりだな、と思ったら、
「パッション」(2004年)以来だから10年ぶり

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イエスの生涯を扱った映画は沢山ある。
サイレント時代の「キング・オブ・キングス」(セシル・B・デミル監督 1927年)、
戦前の「ゴルゴダの丘」(ジュリアン・デュヴィヴィエ監督 1935年)をはじめ、
「キング・オブ・キングス」(ニコラス・レイ監督 1961年)
「奇跡の丘」(ピエル・パオロ・パゾリーニ監督 1964年)
「偉大な生涯の物語」(ジョージ・スティーヴンス監督 1965年)
「ジーザス・クライスト・スーパースター」(ノーマン・ジェイソン監督 1973年)
「ナザレのイエス」(フランコ・ゼフィレッリ監督 1977年)
「最後の誘惑」(マーティン・スコセッシ監督 1988年)
そして、「パッション」(メル・ギブソン監督 2004年)。
他に「ジーザス」(1979年)、「JESUS 奇蹟の生涯」(1999年)など。
「ゴッドスペル」(1973年)や「ベン・ハー」(1959年)なども範疇に加えると、
もっと数を増すだろう。
「ジーザス」「JESUS 奇蹟の生涯」を除き、
いずれも一流監督により、一流の俳優がイエスを演じているから、
映画の題材としては、
ドラマ性、スペクタクルから見て魅力的な題材なのだろう。

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では、この10年ぶりの映画、出来上がりはどうか。
福音書の中から取捨選択して再構成しなおすのは当然だが、
その視点が平凡
従って、平板な印象は否めない。
キリスト教徒なら聖書の記述が立体化され、
感動するかもしれないが、
一般観客にとっては退屈極まりない。

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聖書と違うところは、バラバが早めに登場することと、
祭司長たちがイエスの逮捕を急いだのは
総督ピラトから神殿の閉鎖を告げられていたため、
という新解釈くらい。
あと、イエスの祈りとユダヤ教の祈りとローマの礼拝が
カットバックで描かれるところが新味といえば新味か。

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つまり、21世紀の映画ではないのである。
あまたある先行作品の再映画化なら、
時代を反映した斬新な切り口を期待するのだが、
製作者にはそういう意図はなかったようだ。
元々ヒストリー・チャンネルで放送された「ザ・バイブル」をベースに
製作された作品なので、
その出自から仕方ないところか。
作家性など期待してはいけないのだ。

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売り物が「イエス役がイケメン」だけというのも情けない。

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「最後の誘惑」ほどひねり過ぎるのも困るが、
かつてない視点の「ジーザス・クライスト・スーパースター」や、
アラム語を使った「パッション」まで行かなくても、
現代に映画化する際には、
何か新しいものが必要だろう。

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そういう意味で、
聖書映画の系譜の中では、
「ナザレのイエス」の時点まで後退したといえよう。

音楽をハンス・ジマーが担当しているので驚いた。

5段階評価の「3」

予告編は↓をクリック。

https://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=qPBvpEMTvE4


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