ああ大韓航空  耳より情報

昨日のサンケイスポーツに、
↓のような出ています。

大韓航空女性副社長が乗務員に激怒! 
滑走路から搭乗ゲートに機体引き返させる 

韓国を代表する航空会社「大韓航空」の
趙顕娥(チョ・ヒョナ)副社長(40)が、
米ニューヨークのジョン・F・ケネディ国際空港で、
客室乗務員のサービスを問題視して激高した上、
責任者を飛行機から降ろし、
出発を遅延させていたことが8日、分かった。
聯合ニュースなど韓国メディアが一斉に報じた。

報道によると、
“事件”は、現地時間5日午前0時50分、
ケネディ国際空港から仁川国際空港に向かおうとしていた
大韓航空機のファーストクラス内で発生した。

ある乗務員が、他のファーストクラスの乗客と同様、
乗客として搭乗していた趙副社長に、
「ナッツを召し上がりますか?」と聞いた後、
袋に入ったまま出したところ、
趙副社長は「サービスがなってない!!」と突然声を荒らげ、
この乗務員に「飛行機からおりろ!」と命じた。
規定では、乗客の意向を聞いてから
ナッツ類を皿に盛って提供しなければならないという。 

乗務員が「マニュアル通りにやった」と答えると、
趙副社長は、すぐにマニュアルを見せるように要求。
乗務員事務長がマニュアルを見せようと
タブレット型端末を持ってきたが、
副社長のあまりの剣幕にビックリしたのか、
端末のロックを解除するのに手間取り、
関連規定をすぐに探し出せなかったため、
趙副社長はさらに激怒。
今度は、乗務員の代わりに事務長に飛行機からおりろと
大声を張り上げたという。
趙副社長の怒鳴り声は、
エコノミー席にまで聞こえるほどすさまじかったという。 

このため、同機は離陸のためすでに滑走路に移動していたが、
いったん搭乗口に引き返し、
事務長を降ろしてから出発した。
滑走路からゲートに戻ったため出発が遅れたが、
250人の乗客には理由が説明されなかったという。

これについて同社は、
事務長を降ろす過程で時間がかからなかったため、
機内アナウンスで乗客に説明しなかったとしている。
旅客機は仁川空港に予定より11分遅れて到着した。

今回の騒動を報じた現地メディアの多くは、
滑走路に向かっている旅客機が搭乗ゲートに引き返すのは、
機体に異常が発見された場合や
乗客の安全に問題が生じた場合に限られ、
客室乗務員のサービスを問題視して引き返したのは
「前代未聞」と指摘。
航空法では機長が客室乗務員を指揮・監督するよう定められていることから
今回の騒動は、
趙副社長の「越権行為」「職権乱用」であり、
批判の声があがっている、とも報じている。

趙副社長は、
大韓航空を傘下に持つ韓進グループの
趙亮鎬(チョ・ヤンホ)会長の長女で、
同社では機内サービスを統括しホテル事業を担当している。

一方、国土交通部は、趙副社長の行動に対して
法違反の有無を検討すると明らかにした。


この話を聞いた私の娘は、
「大韓航空、終わったね」
と言った。

財閥グループの長女というだけで、
若くして傘下企業の副社長になり、
思い上がって
大切な従業員に些細なことで威張り散らし、
乗客のことなどおかまいなしに自分の我を通す。

大体40歳くらいでファーストクラスとは。
昔、賢人・曽野綾子さんが日本財団の会長をした時、
役職の高い者がビジネスクラスで旅行しているのを見て、
年齢の若い者はエコノミーに乗るように規定を改めた。
エコノミーに乗って、
隣に座った乗客といろいろ話をした方がためになると考えたからだ。

この副社長も
お忍びでエコノミーに乗ってみて、
初めて一般乗客の気持ちを理解できただろうに。

とにかく役職をかさにきて威張る奴というのは嫌いだ。
威張る人は、その精神が貧困なのだ。

田中角栄の秘書をつとめた早坂茂三氏が
1999年5月、全日空機の離陸時に、
リクライニングを倒したままだったので
スチュワーデスに元に戻すように促されたが、
「これぐらいなら大丈夫」と抵抗した。
それでも元に戻すように言われると、
「俺を誰だと思っている」と開き直り、
「お前の首を飛ばすくらいなんでもないんだ」
と暴言を吐いた。
乗務員の指示に従わない客がいる時は、
ゲートに戻る、という規定があるため、
飛行機は元に戻り、
最終的にはリクライニングを元に戻すことで折り合ったものの、
出発が大幅に遅れた。
この話を聞いた時、
早坂茂三という人の人間としての小ささを思い、
一遍に嫌いになった。

数々の有名人にインタビューした人の話では、
一流の人ほど謙虚であり、
そして、よく食べる、と言っていた。

「稔るほど、頭(こうべ)を垂れる、稲穂かな」
という言葉もある。

大韓航空の今度の事件、
ファーストクラス内の出来事が
詳細に報道されているところを見ると、
腹に据えかねた乗務員の証言があったに違いない。
いずれにしても、みっともない。

↓この人が副社長。

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そしたら、
今日の産経新聞に、
↓のような記事が。

大韓航空副社長が辞任 
従業員に激怒で自社機引き返させ、
非難殺到

乗客として搭乗した大韓航空機内で
ナッツのサービスを受けた際、
客室乗務員がマニュアルに従っていないとして激怒し、
離陸直前の旅客機を滑走路から引き返させたうえ、
接客責任者を降機させたとして
批判を受けていた同社の趙顕娥(チョ・ヒョンア)副社長(40)が
9日、辞任した。
聯合ニュースが報じた。

趙副社長が同日、
父親で大韓航空などを運営する
韓進グループの趙亮鎬(ヤンホ)会長に辞意を伝え、
同グループは役員会議で辞任を認めた。

この問題をめぐって
趙副社長への非難が殺到。
市民団体が航空関連法規に違反するとして
趙副社長を検察庁に刑事告発する方針を明らかにするなど、
騒ぎになっていた。


趙亮鎬会長は、
娘の育て方を間違えたとして、
一から教育しなおすべきでしょう。


辞任で一件落着と思ったら、
次のような記事がハンギョレ新聞に載っていた。

大韓航空「チョ・ヒョナ副社長、
サービスに対する指摘は当然…
誤りは事務長にある

越権論議には「事務長を降ろしたのは機長の措置」
夜遅くなって弁明資料

チョ・ヒョナ副社長が
乗務員と事務長の客室サービスの誤りを理由に
5日未明、米国ニューヨークの空港滑走路上の
大韓航空航空機をゲートに戻し、
乗務員事務長を機外に降ろしたことに対して、
大韓航空側は8日夜遅くになって報道資料を出し、
すべての誤りは事務長にあり
チョ副社長は正当だったと主張した。

大韓航空は夜10時頃に出した報道資料で
「大韓航空の役員は、
航空機搭乗時に機内サービスと安全に対する点検を行う義務がある」
と強調した。
事務長を飛行機から降ろした理由として、
大韓航空は
「最高のサービスと安全を追求しなければならない事務長が、
担当副社長の指摘にもかかわらず、
規定と手続きを無視し、
マニュアルさえまともに使用できずに
弁解と偽りで適当に言い逃れようとした点を挙げて、
チョ副社長が事務長の誤りを問題視した」と明らかにした。

チョ副社長が機長を抜きにして越権したという指摘に対しても、
大韓航空は
「チョ副社長は機内サービスと機内食に責任を負っている役員として
問題を提起し指摘することは当然のこと」
とチョ副社長を擁護した。
大韓航空は
「当時航空機は搭乗ゲートから10メートルも移動していない状態で、
航空機の安全には問題がなかった」
とし、事務長を航空機から降ろしたのは
“機長”が取った措置だったと説明した。
『ハンギョレ』は大韓航空側の主張に対する事務長の話を聞くために
大韓航空側にインタビューをできるようにしてほしいと要請したが、
大韓航空側は「9日に検討してみる」と明らかにし実現しなかった。

大韓航空は当時搭乗客には謝った。
会社側は
「非常状況ではなかったにもかかわらず、
航空機が再び本来の位置に戻って
乗務員を降機させた点は行き過ぎた行動だった」
として
「これによって乗客の方々に不便をおかけし謝罪申し上げる」
と明らかにした。 また
「今回のことを契機に、
乗務員教育をより一層強化し
顧客サービスおよび安全向上に万全を期する」
と明らかにした。

本当に大韓航空、終わっている。
問題は、
うちわでやるべき社員教育を乗客の面前でやったこと、
しかも、穏やかにすれば済むことを
怒鳴りつけるという最悪の方法でしたこと、
そのために異常なリターンをして
発進時刻を遅らせ、
乗客に迷惑をかけたこと。
20分だとか11分だとかの問題ではない。
事務長といえばチーフ乗務員。
それを欠かせて人員不足で運航しただけでも
重大なサービス低下ではないか。

その自覚がなくて、
副社長をかばう大韓航空も同罪だ。
そもそもこんな人物を副社長に置くだけで、
会社の内容が知れる。

それにしても
その場に居合わせたファーストクラスの客もいい迷惑だ。
快適な空の旅を
会社の幹部が従業員を叱りつける罵声で台無しにされたのだから。

浦安市内の某動物病院は
腕はいいのだけれど、
先生が看護師を叱るからいやだ、
という評判だった。
先日、仕方なく猫の治療で行ったら、
看護師が綿棒を出すのが遅れたのを
「遅い!」と叱りつけた。
ああ、これがそれか、
と思ったが、
そんな教育は客の前でなく、
後でやってくれよ、
と気分が悪かった。
よっぽど言ってやろうかと思ったが、
言ってくれるのは親切で、
普通は、「次行かない」という方法で裁定を下すのだ。

聞けば、副社長の弟と妹
大韓航空の要職についており、
それぞれ問題を起している。

最後にハンギョレ新聞の社説。

[社説]世襲財閥の弊害が現れた大韓航空副社長の悪行

あたかもミニ王国の専制君主みたいに見える。
大韓航空のチョ・ヒョンア副社長が5日、
米国ニューヨークのケネディ空港で
離陸のために滑走路に向かっていた大韓航空機を回れ右させた。
ファーストクラスに座っていたチョ副社長は、
乗務員の豆菓子のサービスがマニュアル通りでないと怒鳴り、
マニュアルを見せようとタブレット携帯を持ってきた
チーフ乗務員(事務長)が暗証番号による閲覧ができなかったために、
飛行機から降りろと大声を張り上げたという。

チョ副社長の行いは
「人に対する礼儀」を説くにもふさわしくない
“パワハラの典型”で、
同時に航空法も軽んじた傲慢で横暴な限りだ。
乗務員のサービスが気に入らないと
いきなり大声を出して飛行機から出て行けと言ったことは、
職員を奴隷と見ていないとできないことだ。
チョ副社長の命令で飛行機は滑走路から後戻りして
乗務員を下ろして20分も遅れて出発したという。
400人にもなる乗客は被害を受けようが受けまいが
気にもしない我がままであり、
機長の権限を自分勝手に侵害した越権行為だ。
乗客の安全の責任を負った事務長もいないまま
飛行機を出発させたのだから、
これも航空法違反である。

昨年大企業の役員がラーメンが生煮えだとして
大韓航空の乗務員に暴力を働いた
“ラーメン常務事件”が起きた際、
チョ副社長は
「乗務員が体験した当惑と羞恥心がいかに大きかったか気の毒になる」
として
「乗務員の業務を妨害する行為を
処罰できる法律の条項が設けられるはずだ」
と話した。
しかし自分は実際には“ラーメン常務”の向こうを張る横暴を犯して、
法は自分とは何の関係もないというように、
あのようなやりたい放題の行動をした。
乗務員が受けた侮辱感がいかに大きかったか。
それなのに事が大騒ぎになるとチョ副社長は
機長と協議して決めたことだと言い逃れようとしているようだ。
機長を持ち込んでくるのも、
どこかでよく見た低俗な責任転化である。

チョ副社長の横暴ぶりは
この国の特権層の意識構造を典型的に示している。
権力にしろ経済力にしろ
手にすれば人権もないがしろにして
法も無視することが大統領以下特権階級の姿だ。
チョ副社長は韓進グループのチョ・ヤンホ会長の長女という
総帥家の立場でスピード出世を続けて
四十にもならない年齢で現職にのし上がった。
昨年5月には“ハワイ遠行出産”をしたという
疑惑も買ったりしている。
社内で社員の上に君臨して物議をかもしたのは
一度や二度ではないとされる。
これらのすべての事は「賎民資本主義(パーリア・キャピタリズム)」の
“賎民権力現象”である。
富める者に人間らしさを求めるのは見当違いの望みなのか、
問わざるをえない現実が苦々しいばかりだ。





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