『テロ,ライブ』  映画関係

今日は昼から渋谷に出掛け、

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続いて豊洲に。

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映画のハシゴです。

映画は基本的に1日1本にすべきで、
続けて観ると、
どちらかが割を食うので、
ハシゴを避けるようにしているのですが、
一つは交通費問題、
もう一つはブログ掲載の作品選出のために
最近、ハシゴを余儀なくされています。

前者の問題は既に書きましたが、
後者の問題は、
最近、あまり良い映画に当たらず、
このブログで紹介する作品に
なかなか出逢えないことにあります。

このブログで紹介するのは、
5段階評価の「4」以上、
悪しても「3.5」以上の映画
にしたいからです。

参考のために私の映画の5段階評価の基準を書くと、

普通にまあまあ見られた映画は「3」。
面白かった映画は「4」。
その上感動までさせてくれたら「5」。
反対に退屈させたら、即「2」。
更に汚く、嫌悪感をもよおしたら「1」。

音楽モノ、タイムスリップものに多少甘くなることがあります。
また、洋画より邦画の点が甘くなる傾向も。

最近、「3」の映画が多く、
「3」というのは、凡人の作品ですから、
わざわざブログで皆さんに紹介するまでもない、
と思って躊躇してしまいます。
それでも「話題作」の場合は掲載することがあります。

「2」や「1」の作品で
思いっきりけなしたくなることがありますが、
これは以前にもこのブログに書いたのですが、
昔、新聞の投書欄で、
「モスラ」の不細工なリメイク(1996)に対して
「モスラ、感動をありがとう」という投書を読み、
また、山田洋次の押しつけがましい駄作「虹をつかむ男」(1996)
のラストシーンを観るたびに、
毎回泣いてしまう、
という人の話を聞いて以来、
このブログではあまりけなさないようにしています。
人の受け取り方は様々なので、
好きな映画をけなされれば、嬉しくないでしょうから。
それに、
映画を愛する者として、
わざわざ観客を減らすようなことをしても仕方ない、
と思うからです。
それでも、腹に据えかねた時は、
掲載してしまうこともありますが。

このブログは、
旅行記や身辺雑記、政治ネタなどと
映画紹介、書籍紹介をサイクルで掲載しているので、
紹介する映画がないと
更新を差し控えなければならなくなります。

浦安の舞浜には、
16スクリーンを擁する
大きなシネマコンプレックスがあり、
家から車で10分ほどで
手軽に映画を観れるのですが、
メジャー系の作品が多く、
たいていは「3」止まり。
実は昨日も舞浜で2本ハシゴをしたのですが、
どちらも「3」の作品でした。
単館系の映画に良いのが多く、
どうしても日比谷や渋谷まで足を運ぶことになります。

そこで、本日は、渋谷と豊洲を回ったわけです。
今日の2本の映画は
期待に違わず「4」でしたので、
安心して紹介することが出来ます。


〔映画紹介〕

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舞台は韓国・ソウル。
花形アナウンサーとして活躍していたのに、
不祥事でテレビ局からラジオ局へ飛ばされてしまったユン・ヨンファは、
今日もリスナーから政治的意見を聞く番組を
あまりやる気もなく放送していた。
そこへかかってきた一本の電話は、
爆破予告の内容だった。

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「いたずら電話はやめてくれ」と断った直後、
漢江に架かる麻浦大橋が爆破される。

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局の窓からその光景を観たヨンファは、
脅迫電話の主こそ爆破テロの犯人だと判断し、
彼との通話をテレビで独占生中継する。

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これを機会に表舞台への復帰を目論むヨンファ。
視聴率を稼げると見込む報道局長。

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大統領の謝罪と21億ウォンの現金を要求した犯人は、
ヨンファの耳に付けられたイヤホンにも爆弾を仕込んだことを告げる。

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映画の進行につれて、
大変な意欲作だと分かる。
というのは、
場面がテレビ局のスタジオだけの限定された
「三一致の法則」で成り立っているからだ。

これは、16〜17世紀に、
フランスの古典主義者によって唱えられた作劇の法則で、
(1) 事件は1日のうちに終結しなければならないという時間の統一
(2) 事件は同一の場所において展開しなければならないとする場所の統一
(3) 劇の行動は一貫した単一のものでなければならないとする行動 (筋) の統一
の3つから成る。

まさに、90分のリアルタイムで進行し、
場面はスタジオに限定、
ひたすらテロ事件の顛末を追うという意味で、
見事に3つの一致をしているのだ。

そのため起こる緊迫感は並でなく、
細かいカット割を含めて
サスペンスを盛り上げる。
事件を悼むのではなく、
視聴率競争に走り、
センセーショナルの方向に向かうテレビ局の体質も描かれる。
政府当局者の無責任体質も出て来、
あのフェリー沈没事件をも彷彿とさせる。

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場面を局内に限定したため、
窮屈になった点もあるが、
それは意欲を買うべきだろう。
ただ、ユンファが局長とやりあっている間、
テレビの画面はどうなっていたのか、
そもそも放棄されたラジオ番組はとうなったのかも含めて、
放送に関するリアリティがやや不足している点は否めない。
犯人の動機も
これほどの大事件を起こす背景としては弱くないか。
しかし、韓国社会の暗部をかいま見ることは出来る。

最後の思いも寄らぬ展開は息を飲んだ。

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監督は、新鋭キム・ビョンウ
脚本も兼ねて野心がうかがえる。
アイデア次第でこれほど緊張感に満ちた映画が撮れるということは、
コミックの映画化で若い者向けの甘い甘いものばかりで
志が感じられない邦画に対する一石となるだろう。

愚かな大統領のせいで、
最近、韓国映画は極力観ないようにしている私だが、
予告編で「悪魔は誰だ」「チング 永遠の絆」など、
観たくなるような映画が多い
韓国映画のエネルギーには、
正直、悔しいが脱帽するしかない。

5段階評価の「4」。

                                           予告編は、↓をクリック。

http://www.youtube.com/watch?v=6pX1-i-K3G8&feature=player_embedded


                       
タグ: 映画




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