イルミネーションと『昨夜のカレー、明日のパン』  書籍関係

今日は朝から日比谷に出て、
映画を一本観た後、
六本木へ。

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東京ミッドタウン

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娘と待ち合わせして、

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このお店で

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遅いランチを食べました。

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娘は毎日、東京ミッドタウンでお昼を食べていますが、
このお店だけは、
高くて入ったことがない、
というので、
今日はパパのおごり。
「小僧の神様」ですね。

娘と別れた後、
映画を一本観て、
再び東京ミッドタウンへ。

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クリスマスらしい装飾。

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キンキラキンです。

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これは公園側のイルミネーション

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かなり大きなもので、動きます。

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飛行機の機影などが出て、

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提供はエミレーツ航空。

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こうして、東京ミッドタウンを後にしました。

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〔書籍紹介〕

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夫を7年前に亡くした後、
義父と一緒に暮らしている
寺山徹子の周辺で起こる出来事をつづった
短編連作集。

徹子に「ギフ」と呼ばれる義父は気象予報士をしている。
夫の一樹は7年前に亡くなった。
しかし、徹子はこの家を出ることが出来ない。
岩井という恋人もいて、結婚を迫られているが、
「私、本当は家族がキライなの」と断ってしまうのが、「ムムム」

隣家の住人で、
客室乗務員をしていた小田宝は、
急に笑えなくなって退職し、
今だに笑えず、困ったような表情を浮かべるだけだ。
亡くなった幼なじみの一樹の雪だるま人形を
友人の客室乗務員に頼んで
空を飛ばせるのが、「パワースポット」

老後の趣味を探しているギフが
一人の山ガールを師匠として
山登りに挑戦し、
誰かと生死を共にしたい、
という感慨に至るのが、「山ガール」

一樹の遺品である車をもらった従兄弟の虎尾は
車と一樹の思い出にとらわれて処分できない。
そのことで恋人といさかいをしたりする。
徹子に頼まれて、
分骨した骨をお墓に戻すのに協力するのが、「虎尾」

岩井が結婚詐欺にあったという噂が立つ。
真相は学校で金を巻き上げられていた女の子の
借金を出してあげたのだが、
女の子とは連絡が取れない。
徹子はいきりたつ。
しかし、間違って持ってきてしまった岩井の携帯電話に
その女の子から電話がかかってきて・・・
というのが、「魔法のカード」
本書で一番面白い話。

ギフが昔よく行った、パチンコ屋の挿話が面白い。

閉店になった時のホールって、
ただただゴォーって川みたいな音がしてるんだよね。
華やかな光や音楽が止んだとたんに、
機械が玉を流してゆく音だけになるんだ。
なんだオレ、こんな殺伐としたところにいたのかぁって。
生きてるって、本当はあんな感じかもしれないね。
本当は殺伐としてんだよ。
みんな、それ、わかってるから、
きれいに着飾ったり、御馳走食べたり、
笑い合ったりする日をつくっているのかもしれないな。
無駄ってものがなかったなら、
人は辛くて寂しくて、
やってられないのかもしれない。


義父の妻で亡くなった夕子の
義父との出会いと結婚の経緯をつづる、「夕子」
突然涙が流れ、その後、誰かが死んでしまう、
という話が哀切。
その思いが義父との結婚に繋がる。

夕子が親や親戚に勧められるままお見合いをし、
ことごとく断る理由が面白い。

どの男性も立派そうに見せていたが、
ちょっとしたしぐさが見すぼらしく思え、
ことごとく断った。
何が不服なのかと母親は怒ったが、
この見すぼらしい感じは、
どんなに説明しても
わかってもらえそうになかった。
ずり落ちそうなズボンを持ち上げるしぐさであったり、
自慢している時の口許であったり、
財布をのぞき込む首の角度であったり、
人それぞれ目につくところは違うのだが、
夕子には同じように見すぼらしく見えた。
しかし、不動産をあきれるほど持っていたり、
信じられないほどの高給取りだったり、
若いのにいくつもの肩書を持った人たちだったので、
夕子の感じた、
小さな嫌悪感を、
言葉で説明しても
何の説得力もなかった。

夕子の周りは、
入社当時から変わらぬ顔ぶれではあったが、
気がつくと、
どの人も知っている人たちではないような気がした。
みんな、あまり怒らなくなっていたのだ。
よく怒っていた部長も課長も、
ソフトになったと言えば聞こえはいいが、
表面上は穏やかに、やり過ごすようになっていた。
それは、怒ると損だという計算が働くようになったからだろう。
改めて世の中を見回すと、
全部がそういう流れになってしまっていた。
誰もが嫌われたくない、
と思っているようだった。

誰が始めたのか、
お昼のお弁当を食べ終わると、
女の子たちは彼氏からもらったものを、
おもむろに取り出し、
お互いに見せ合ったりした。
最初はささやかな高級菓子店の小箱で、
もったいぶってみんなに少しずつ食べさせたりしていたが、
それは徐々に高額なものへとなっていった。
後輩が得意そうに、
ティファニーの銀製のネックレスを見せびらかしていたが、
その彼女の足元が、
仕事ではきつぶされたサンダルであるのに気づいた時、
夕子は、なんて見すぼらしい世界に自分はいるんだろうと思った。
そして、こんなところ、
辞めてしまおうと思った。

義父が詐欺にあって家具を買わされ、
それを岩井の家に送りつける。
家具で一杯になったため、
義父の家に居候した岩井が
自分の居場所を改めて発見する、「男子会」

生きていた時の一樹が
小犬を連れた女の子との出会い、
「昨夜のカレー、明日のパン」の題名につながる、「一樹」

時間は前後し、
人物も錯綜し、
特に目立った事件は起こらないが、
何ともいえずほんのりとした感じが心地よい。
この作家、只者ではないと思ったら、
夫婦脚本家なのだそうだ。
本作が初めての小説。
やがて直木賞を取るだろう。






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