『かぐや姫の物語』  映画関係

おやおや、もう12月か。
あと1カ月で今年も終わり。
ついこの間正月だと思ったのに。
早い。早すぎる


〔映画紹介〕

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日本最古の物語文学「竹取物語」のアニメ化で
上映時間2時間17分というのは長い、
と思ったが、
長さを感じさせない美しいアニメに仕上がった。

デフォルメされているとはいえ、
ほぼ原典通りに話は展開する。

特色は二つ
かぐやの子供時代、
急速な成長で
赤子からはいはいし、歩き、
村の童たちと遊び、
自然に触れ、
思春期を迎えるまでを
丁寧に丁寧に描いたこと。
そこで交わった捨丸という
原典にはない男の子の存在が
後で重要な要素となる。

そしてもう一つは、
原典に出て来る
月の世界での姫の「罪」に焦点を当てていること。

「姫の犯した罪と罰。」
とキャッチコピーにあるから、
それがこの作品のキモであるはずだが、
内容は判然としない
月の世界で地球から帰還した先人の姿を見て
地球にあこがれたのが「罪」とすれば、
地球の暮らしで命あふれる生活に触れ、
翁と媼の愛に触れ、
捨丸との恋に触れ、
自由に羽ばたいて生きたその生活を
捨てざるを得ない、
いや、記憶からさえ抹殺しなければならない、
それが「罰」であるような気もするが、
よく分からない。
このあたり、もう一歩踏み込めなかったか、と悔やまれる。

しかし、水彩画のような画質に
ていねいな動画、
好感を持てる人物造型と、
絵が語るアニメとしては成功。
全編美しいイメージが続出する。
久石譲の音楽もいい。

後半、幼なじみの捨丸と愛を交わす場面は切ない。
月からの迎えの軍勢は、
意表をつく音楽と共に、
地上の軍が放つ矢が
途中で花に変身するなど、
美しいイメージだ。
羽衣を着せられて、
地上での記憶を失った姫が
月から地球を見返す映像も哀切。

見終えて、
帰途、思い返しながら
良いものを観た
と切なく胸が熱くなった。

少し人を選ぶ作品で、
賛否は分かれ。
年齢の高い人ほど評価は良いようだが、
私はこの作品、傑作だと思う。

5段階評価の「4.5」


予告映像は、↓をクリック。

http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=ZpZQNoqf_CU


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