アメリカ旅行記A ミュージカル3本とオペラ  旅行関係

今日のテーマは、
ミュージカルオペラです。

↓はニューヨークで最も人が集まる場所、タイムズ・スクエア

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割安チケットのブースには長い行列が出来ています。

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私の経験では、
割安のチケットは必ずしも良い席とは限らないので、
長い列もあって敬遠。
全てネットで取りました。
しかし、方式が変わっており、
以前は座席表を見ながら空席をクリックする方式だったのに、
今はコンピューターが選ぶ方式です。
どうしてこんな改悪がまかり通っているのでしょうか。

タイムズ・スクエアの看板。

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左と右の看板のを観ました。

到着日の夜は、
44丁目にあるシューベルト劇場の「マチルダ」

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開演前に劇場前に長い行列が出来ます。

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開始前の幕。

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舞台には、文字盤が装飾されています。

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このミュージカルの原作はロアルド・ダール
「奇妙な味」の小説を書く人です。
ダニー・デヴィート監督で、1996年、映画にもなりました。
ミュージカルはロンドン発で、
初演は2010年、シェイクスピアのふるさと、
ストラトフォード・アポン・エイボンで。
2011年、ロンドンのウエストエンドに進出し、
2012年のオリビエ賞7部門で受賞という快挙。

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劣悪品の中古車を高値で売りさばき、
育児に不熱心な両親を持つマチルダは、
3歳で読む能力を開花させ、
図書館でたくさんの本を読み世界を広げていきます。
数学的にも天才で、超能力も持っています。

小学校に入学してすぐ
彼女の能力が非凡であることを知ったハニー先生は、
校長先生に彼女を飛び級させるよう進言しますが、
学校で厳しさを教えることが「しつけ」だと信じている
暴君の校長先生に拒否されてしまいます。

マチルダは正義感にあふれ、
校長先生からから理不尽な体罰を受ける同級生を
機転をきかせて救うなどします。

そしていつの間にか、
司書に語っていた物語が、
現実の世界と交錯していき・・・。

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痛快なのは、
級友と団結して、
独裁者である校長を追い出してしまうところ。

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そして、子供たちの群舞
振り付けが「ビリー・エリオット」のピーター・ドゥスリング。
子供とは思えない切れのいいダンスに感心します。

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トニー賞授賞式での子供たちのダンスを観たい方は、↓をクリック。

http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=A06-8IWjFSE#t=36

この授賞式のパフォーマンスで最後にマチルダが4人出て来るのは、
このミュージカルは、
主役の子供が4人いて、
交代で出演するため。
トニー賞では4人が特別出演しました。

やはり子供向けとあって、
客席は子供が一杯。
隣も前も可愛い女の子でした。
こんな素敵なミュージカルを子供の頃から観れるなんて、
本当に幸福です。

日本での上演はまず無理。
これだけ芸達者な子供たちを集めるのは至難のわざであることと、
日本では子供の出演時間帯に制限がありますので。

↓は、買い求めたCDのジャケット。

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翌日観たのが、45丁目のアル・ハーシュフェルド劇場の「キンキー・ブーツ」

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普通ブロードウェイの劇場は7アヴェニューと8アヴェニーの間にありますが、
この劇場は8アヴェニューの西側にあります。

開幕前のセット。

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天井の装飾。

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元々は2005年製作の映画で、
これを舞台化。
ハーヴェイ・ファイアスタインが脚本を担当し、
演出を務めたジェリー・ミッチェルは振り付けも担当。
そして、作詞・作曲が、あのシンディ・ローパー
↓その三人組。右の女性がシンディー。

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2013年のトニー賞は、
「キンキー・ブーツ」の年で、
13ノミネート(主演男優賞に2人だから、実際は12部門)されて
見事ミュージカル作品賞を受賞。
シンディーもオリジナル楽曲賞
ローラ役を演じたビリー・ポーターはミュージカル主演男優賞を受賞しました。
他に振付賞、音響賞、編曲賞計6部門で受賞。
また、このミュージカルに
プロデューサーの一人として携わった
川名康浩さんも
日本人として初めてトニー賞を受賞しました。

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チャーリー・プライスは
イギリスの田舎町ノーザンプトンの
伝統ある紳士靴メーカー 『プライス社』 の跡取りだったが、
後継の重圧に耐えかね、
転勤を機にロンドンに移住することを計画していた。

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しかしロンドンに到着したその日に
父の訃報が届き、『プライス社』 を継ぐことになってしまう。
しかも社の財政状況が火の車だということを知る。

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工場の起死回生に頭を悩ませる彼は、
偶然出会ったドラッグクイーンのローラから
インスピレーションを得て、
ドラッグクイーン用のセクシーなブーツを
新商品として開発しようと思いつく。

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ローラの意見を取り入れ、
『危険でセクシーな女物の紳士靴 (Kinky Boots)』
を作り上げたチャーリーは、
ミラノの靴見本市に打って出る決意をする。

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とにかく全編はじけた舞台で、
面白いし、楽しい
勢いがあるから、息もつかせない。

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トニー賞ミュージカル作品賞も納得の舞台です。

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特に、良いブーツが出来上がったことで、
工場全体で狂喜乱舞する
↓このシーン「Everybody Say Yeah」は、

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第1幕の終わりの盛り上がりで、
ベルトコンベアーをうまく使って、
縦横無尽の振り付け。
この群舞は、見事!の一言です。

このシーンは、トニー賞授賞式でも再現されていますので、
観たい方は、↓をクリック。

http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=0PhhhBvfUzE

ラストで、出演者のほぼ全員がブーツを着けて登場すると、
劇場内は拍手喝采、興奮のるつぼ。

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映画にあった悲哀や哀愁はどこかに消し飛んで、
ひたすらエネルギーでぐいぐい押して来る舞台でした。

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なお、映画の中での腕相撲はボクシングに変更。
その方が見栄えもいい。
そして、ファッショッショー前日のいさかいと、
ファッショッショー前半は省略。
映画を観ていることが前提のような作りでした。

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既にやり尽くした感のあるミュージカルですが、
まだまだ素材は見つけられるという
希望に満ちた新作でした。

↓は劇場で求めたCD。

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シンディ・ローパーのサイン入りです。


ミュージカル3本目は、
45丁目のミュージックボックス劇場で上演中の「ピピン」

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2013年のリバイバル・ミュージカル作品賞受賞の看板。

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他にトニー賞では、
演出賞、主演女優賞、助演女優賞の計4部門を制覇。

出演者たちの写真。

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開演前のカーテン。

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初演は1972年。
ボブ・フォッシーの振り付けが評判になりました。
今回の再演では、
サーカス小屋仕立てにしたのがミソ。
役者全員が曲芸を演じます。
それもかなり高度なものを。

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舞台は狂言回しの役者が各場面を取り仕切る形で進んで行きます。

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紀元8世紀後半のローマ帝国。
シャーメイン国王の王子、ピピンは
品行方正、学業優秀で教育期間を終了する。

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父には色仕掛けで王の寵愛をつなぎ止めている
後妻のファストラーダと
彼女の連れ子(弟)で
お馬鹿だけれどやる気満々の戦士=ルイスがいる。

これからの身の振りかたについて、
ピピンは
「人生の真の意味を探しに、何か特別な大いなるものを見つけに行きます」と宣言する。

ところが戦争に参加して勝利を収めても、
流されたおびただしい血に手をそめて恐れおののき、
沢山の女達との性愛にふけっても
愛の無い情事にピピンの心は満たされない。

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ピピンは隠居している祖母、バーサに会いに行く。
ピピンはバーサから、
「考え過ぎちゃ駄目、
自然の成り行きに任せて人生を楽しんで生きることさ。」
と励まされ、もう少し力を抜いて生きてみようと思う。

やがて父王の政策が段々暴挙を帯びて来ると、
ピピンは父に反抗して革命を企て、
父を殺害して王位に就く。

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しかし、自分が王になってみると事は思うようには運ばず、
結局は父がとったような暴君政治になりつつある事に気付いたピピンは、
ここで芝居を止めて、
狂言回しの役者に
父を生き返らせてストーリーを修正してくれと頼む。

こうして、自分が王になる前に話は戻り、
ピピンはさらに人生特別な意義を探して
芸術や宗教といろいろ試すが、
相変わらず心は満たされず、
とうとう道に行き倒れてしまう。

倒れていたピピンを助けて世話をしたのが未亡人のキャサリン。
彼女にはテオという息子がいて、
典型的な田舎の農家暮らしだ。
キャサリンとテオの家で、
ピピンは初めて平民の平凡な生活を送る。

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やがてキャサリンと愛し合うようになるが、
次第に乳搾りや死にかけのアヒルのために祈るような日々を
とてつもなく退屈だと思い始めたピピンは、
心傷ついたキャサリンを置いて家を出る。

そして・・・

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ローマ時代の話に借りた現代の寓話。
これをサーカスの場で演ずる着想がユニーク。
この子供向けとも思える話を
演出と振り付けが大人の話に変えます。
従って、ラストは悲哀に満ち、皮肉も一杯。

特に、祖母役の老女優アンドレア・マーティン
レオタード姿でアクロバットを演ずるのには、拍手喝采。

旧作を新たな装いで新作に仕立てる、
という意味で、
リバイバル・ミュージカル作品賞にふさわしい内容でした。

トニー賞授賞式でのパフォーマンスは、↓をクリック。

http://www.youtube.com/watch?v=ueslL0YUJ3g&feature=player_embedded


ブロードウェイの興行成績は
毎週発表されるのですが、
私が観た11月4日から10日までの成績では、
「マチルダ」が95.6%の入り。
「キンキー・ブーツ」が100.4%
「ピピン」が91.8%でした。

他に「ブック・オブ・モルモン」が今だに102.6%と満席をキープ。
「ベトラセル」が100.0%
「ウィキッド」が99.9%
「ライオン・キング」が98.5%
1千席を越す劇場を
毎日満席にするのは至難のわざ。
それをなし遂げて膨大な利益を上げる。
一方で、長いトライアウトを重ねて初日に持ち込みながら、
不評で1週間で打ち切りになるものもある。

それだけ厳しい世界なので、
高い水準が保たれるのだとも言えます。

いずれにせよ、
ニューヨークにミュージカルは欠かせません。
ニューヨークを訪れたら、
是非ミュージカルをどうぞ。


最終日の夜は、
やはり、ここに来てしまいました。

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噴水も美しい

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メトロポリタン・オペラ

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昨年の2月に、
「もう二度と来ることはないだろう」
と思ったのですが、
やはり来てしまいました。

実はこの日は土曜日で、
昼の部の「トスカ」Live in HDで、
全国とヨーロッパの映画館に同時配信されます。
(時差の関係で、日本では不可能。)
ニューヨークでも6館ほどで上映。
リアルタイムで観るMETライブビューイングはどんなものかと
勇んで42丁目の映画館に行ったところ、
残念SOLD OUTでした。

↓は劇場脇にあるショップ。

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玄関ホール。

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劇場内。

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写真を撮っても注意されません。
上演中に撮らなければいい、ということでしょう。
以前、渋谷の劇場で
休憩中に会場の写真を撮ったら、
血相変えて係員が飛んで来て、
削除させられましたが、
その点、METはおおらかです。

今日の演し物は、、「TWO BOYS」

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2011年に英国ナショナル・オペラで初演の現代オペラ。
上演前から舞台のスクリーンに
どこかのビルの監視カメラの映像が延々と流れています。

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英語のオペラですが、
前の席の後ろに字幕が出ます。
英語の他にドイツ語とスペイン語。
日本語の字幕が出るのは、
一体いつのことでしょうか。

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さて、「TWO BOYS」ですが、
やはり私は現代音楽は駄目ですね。
その上、前の座席に体の大きな人が来て、
舞台の主要な部分が半分も見えません。
アメリカはこういうことがあるからこわい。
席はネットで、かなりの良い席を取りました。
METは座席表の空席をクリックする方式。
しかし、前の席にどんな体格の人が座るかまでは分かりません。

「TWO BOYS」の映像は↓をクリック。

http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=C80eJCaNedY

残念な結果でしたが、
まあ、↓の光景をもう一度見ることが出来ただけでも、
よしとしましょう。

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というわけで、
ニューヨークでのミュージカル、オペラ三昧は終了。
次回は、博物館、美術館です。





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