『さよなら渓谷』  書籍関係

〔書籍紹介〕

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最近映画化された吉田修一の原作本。

東京にほど近い桂川渓谷の奥地で、
子供の死体が発見された。
嫌疑は母子二人暮らしの母親・里美にかかる。
逮捕された里美は、
隣家の夫婦ものの夫・尾崎俊介と関係があったと供述し、
俊介から殺人の教唆があったことをほのめかす。
事情聴取で警察に呼び出される俊介は否認するが、
その妻・かなこが里美と俊介は関係があったと証言する。

一方、事件を追う週刊誌記者の渡辺は、
隣家の尾崎に関心を持ち、
その過去を洗うと、
大学野球の寮での集団レイプ事件の首謀者であることが分かる。
その周辺を洗ううちに、
渡辺は驚愕の事実に突き当たる・・・

その驚愕の事実が何を表すのかは、
読んでのお楽しみだが、
事件の脇にいた一庶民に
隠された過去があり、
それが男と女の不思議に結びついていく構成は巧みだ。

冒頭の子供殺しの犯人の母親は、
秋田児童殺害事件を想起させる。
いわば吉田修一版「復活」とも言えるような内容だが、
私自身はこの男女の心理には着いていけなかった。

映画化されたものは、
ほぼ原作通りに進展して芸がない。
一部に高く評価する声もあったが、
私はあまり感心しなかった。


ロシア便り•その4  

第6日目は、
サンクトペテルブルク郊外へ出掛け、
エカテリーナ宮殿と庭園、
ピョートル大帝夏の宮殿の庭園
を観光しました。
どちらも皇帝が権力と財力を使って建造したもの。
唯物史観的に言えば、
民衆から搾取した結果ですが、
それが今かくも豊かな観光資源になっているのは、
歴史の皮肉と言えるでしょう。
ヴェルサイユもトプカプも同様です。
ロシアの旅もこれで終わり。
明日は帰国の途につきます。
この間撮った写真は2400枚。
帰国したら、写真を整理して、
ブログに掲載しますので、
お楽しみに。




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