安倍晋三試論『約束の日』  書籍関係

今日の夕食は外食。
免許取得のお祝い、
というのは嘘で、
単に浦安市内の焼肉屋の半額イベントがあったためです。

↓特選フィレ。向こうにあるのは、自家製キムチ。

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↓中落ちカルビとローススティック、
ハラミとホルモン。

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↓ユッケジャンクッパ。

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↓石焼きビビンバ。

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↓最後は、特上リブロース(大判サイズ)

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カミさんも娘もお腹が一杯で、
ほとんどは私が食べました。

↓デザートの塩アイス。

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↓イチゴアイス。

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イチゴをくり抜いてクリームを入れて凍らせたもの。

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どれも大変美味で、
娘から
「パパは、お肉を食べている時が一番幸せそうだ」
と言われました。


〔書籍紹介〕

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文藝評論家による安倍晋三論

2006年(平成18年)9月26日の安倍内閣成立から
2007年(平成19年)9月12日の退陣表明まで
1年間の安倍政権の功績と崩壊までを丹念に綴った書である。

安倍政権とは何だったのか。
端的に言って大仕事
「戦後レジームからの脱却」である。
そのために1年間突き進む。
「安倍革命」と言ってもいいくらいの内容で、
国家の構造や安全保障に関わる政策課題を全方位で展開したのだ。

根底にあるものは、
戦後60年の間に
政権中枢と官僚機構の中に巣食ってしまった
既得権益層の瓦解を目指していた。

「美しい国づくり」、
「戦後レジームからの脱却」
というスローガンが分かりにくく理解されなかったため
もっと端的に「既得権益からの脱却」と言えばよかったと思うが、
それでも
歴代自民党政権が成し遂げられなかった、
教育基本法の改正防衛庁の省昇格
国民投票法などを掲げ、
教育については、教育再生会議を立ち上げ、
教育再生関連3法案を成立させた。
就任早々には、小泉政権下で首脳の往来が途絶えていた中国や韓国を訪問した。
そして、歴代政権が手をつけようとしなかった
公務員改革法まで成立させた。

これに恐怖したのが
既得権益層で、
何かといっては難癖をつけ、
支持率の低下をはかる。
閣僚の不祥事・失言、
現職農林水産大臣である松岡利勝氏の自殺などを経て、
「消えた年金問題」が決定打となって、
参議院議員選挙で歴史的大敗
続投を表明するも
潰瘍性大腸炎という持病の悪化で
9月12日午後2時
「内閣総理大臣及び自由民主党総裁を辞する」
と退陣を表明する記者会見を行った。

退陣表明は奇妙なものだった。
病気が原因なのに、
病気に言及しない記者会見。
マスコミは「政権放り出し」「無責任極まる」
という活字が躍った。
しかし、それは安倍の
「国防上、自衛隊の最高指揮者である総理大臣が、
実際に辞めた後であれば別ですが、
辞意を表明する段階においては
健康状態について詳細に話すべきではない」

という判断に基づいたものだという。

この1年余りの実績を辿りながら、
小川氏は、
歴代総理が誰も手をつけなかった
様々な改革に手をつけ、
しかも実現したことを功績として上げる。
まさに安倍晋三とは「戦う内閣」だったのだ。

しかし、安倍総理退陣後、
それらは全て忘れ去られ、
民主党政権の成立を経て、
日本の政治は混迷をきわめた。
鳩山政権は日米関係を崩壊させ、
菅内閣は東日本大震災の対応で混迷、
野田内閣は「決められない政治」で、
決められたのは、
国民に犠牲を強いる
消費税増税だけ、
というていたらく。

冒頭、
「安倍の葬式はうちで出す」
という発言が引用されている。
安倍内閣当時の朝日新聞幹部の発言だ。
もちろん表に出る発言ではないが、
その姿勢は、次の挿話によっても裏付けられている。
政治評論家の三宅久之氏が
朝日新聞の論説主幹と会った時、
「朝日は安倍というといたずらに叩くけど、
いいところはきちんと認めるような報道はできないものなのか?」
と問うと、
その論説主幹は言下に「できません」と言ったという。
「何故だ?」と聞くと、
「社是だからです」
と言ったという。 
社是として安倍内閣打倒を決め、
新聞という公器を使って内閣批判を繰り広げる。
これほど読者に迷惑なことはあるまい。

「戦後レジームからの脱却」は、
実は、「理念の実現」などという生易しい話ではなかった。
戦後レジームの既得権益層との
「全面戦争」だったのだ。
政権の要人二人の首を瞬時に取られるほど、
露骨で死に物狂いの戦いだったのだ。

「安倍革命」の本質は、
安倍があらゆる難関にひるまず、
夢の実現に邁進した政治家してのあり方に、
その全てがある。
安倍には、
理想の実現と無縁に、
権力の座を保持したり、
権力のために妥協と駆け引きを重ね続けるという意欲は殆どない。
権力闘争への志向を持たずに、
政策実現のための政治闘争に、
これだけ身命を懸せる資質は、
戦後日本の政治家には極めて稀だ。
逆に言えば、
安倍一人の心のひるみや気力の低下さえ招けば、
安倍政権の全てが終わってしまうことでもある。


安倍政治が王道たる所以は、
安倍がそのう情念を生のエネルギーとして
決して大衆煽動に悪用しようとしなかった点にある。
情念を生のエネルギーとして政治の内に持ち込むことの危険を、
安倍は誰よりもよく知っていたからだ。
政治はどこまでも理性によって導かれなければならない──
彼の挑戦は常にまっとうな政策実現という道を通って行われた。
冷酷な打算家が、
筋金入りの誠実な人間に激しく嫉妬するように、
反安倍勢力は、おそらく、
安倍のこうした真っ直ぐな誠実さそのものこそが憎くてたまらなかったのだ。
その意味で、
政策上の対立だけに原因があるとは思えぬ
彼らの残酷な安倍バッシングは、
皮肉にも江部の理性的な政治が引き出してしまった
一種の情念戦争だったのである。

安倍は自らが必要だと信じた戦い、
「戦後レジームからの脱却」という
壮大な「岩」にしがみつきながら、
その意義を、最後まで国会で呼号した。
だが、国会議事堂に座っていた議員の中で、
本気で、
この政治理念の勇者の言葉に耳を傾けていた人が何人いただろう。

教育再生への力強い前進、
小泉改革を成長路線へと発展させる経済政策の転換、
日本の国際的地位を強化し、
自前の安全保障を支えることになるはずだった
主張する外交、
アジア・ゲートウェイ構想、
日本版NSC、
公務員制度改革、
自主憲法制定による強い美しい日本の再生・・・。
だが、これらを国民的な物語にしようとした安倍の志は、
政策として果実を結ぶ前に、
いやそもそも国民に届く前に、
葬られてしまった。
日本人の自己回復の戦いに、
共に挑戦しようと訴えかけた総理が、
その理念や業績とはまるで無関係なバッシングで引きずり降ろされ、
国民はその仕組みと仕掛けとに
気づきもしなかった。
たった五年前の、
この強烈な政治闘争は、
それを正しく理解する者が殆どいないまま、
完全に封印されてしまった。


そして、最後に、
次のようなラブコールを贈る。

私は、切望している。
この終わりなき敗北から、
日本が、
自立した国家の物語を取り戻し、
希望を取り戻す日が、
一日も早く訪れることを。
そして、安倍晋三が、
「果たしていない約束」を果たすために、
今こそ、
執念の炎を燃やし、
政権を再度奪還してくれることを。
国家の希望、
国家の物語を
本気で語ろうとする政治家が他に全くいない今、
そのような理念政治が可能なことを、
安倍が再び証し立ててくれることを。

だがもし、安倍が、
自分の語りかけた未完の物語を
本当に語り直す決意をした時、
もう一度、
あの命懸けの激しい政治闘争の「濁流」に飛び込む覚悟を決めた時、
心ある日本人の誰が傍観していられるだろう。

次の安倍政権は、
安倍の戦いではなく、
心ある日本人の戦いでなければならぬ。

それは最早、永田町の中だけの政治劇ではない。
安倍が、最初の所信表明で率直に呼びかけたように、
「新しい国創りに共にチャレンジしたいと願うすべての国民」
一人ひとりの「物語」、
日本人一人ひとりの気付きを通じての、
新たな国生みの「物語」の始まりなのだ。


この本が出版されたのは、
昨年(平成24年)8月31日。
その2週間後の9月12日、
谷垣総裁の任期満了に伴って行われる
自由民主党総裁選挙への出馬を表明。
9月26日に行われた総裁選挙の決選投票で逆転勝利

私なぞは、
再登板の前に
石破内閣の財務大臣か外務大臣をした後、
満を期して次期総裁に立候補すればいいと感じており、
「安倍晋三君108票」
という声を聞いた時、
一瞬、何かの間違いではないかと思ったが、
これも時の運をつかんだということ。
時代が要請していたとしか言いようがない。

そして、12月16日の衆議院議員総選挙で
自民党が294議席を獲得して圧勝。
12月26日に第96代内閣総理大臣に選出され、
第2次安倍内閣を発足させる。
1度辞任して首相に再就任したのは、
戦後では吉田茂以来2人目となった。
まさに、
小川氏の期待どおりになったのである。
時代が呼び戻したのだ

今度の安倍総理は
「戦後レジームからの脱却」などという
分かりにくいスローガンは口にしていない。
それよりまず景気対策だと
アベノミクスを発動して、
円安と株価上昇を実現、
内閣支持率を向上させた。
7月の参議院議員選挙までは安全運転で、
参議院議員選挙が勝利して
衆参ねじれ現象が解消した時、
3年間の安定政権として、
安倍革命の本領が発揮されるだろう。
その時、
国民一人ひとりが
この政権を支え、
新たな国創りに参加するかどうかがかかかっている。

前内閣での安倍の戦いも、
本来、そのために行われたはずだ。
あれは、
本当に巨大な戦いのための、
いわばリハーサルだったのだ。


との小川氏の言葉が
預言のように響いて来る。





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