北朝鮮の核実験と円高と結婚式のレ・ミゼラブル  政治関係

ついに北朝鮮が3回目の核実験を行った。
金正恩さんは外国で学んだ経験もあり、
少しは開明的なところがあるのかと思ったら、
祖父と父の「遺訓」を守るしか能がないようだ。

今度の爆弾が「小型・軽量化」したものであるということから、
先のミサイル発射実験の成功と併せ、
米国本土の西海岸まで射程が延びたことを懸念している声もあるが、
北が米国本土を攻撃することはあり得ない。
もしそんなことをすれば、
本土攻撃に対して断固たる姿勢で臨む米国は、
北の核施設のみならず、
軍事施設を総攻撃し、
一瞬にして国そのものが崩壊してしまう。

いくらなんでも北の首脳たちも
そこまで馬鹿ではないから
それには踏み切らない。

近くの日本を攻撃目標にすることはあるかもしれないが、
それでも
国連決議を経て、
国連軍が北を攻撃する。
結果は同じだ。

だから、北の核もミサイルも、
単なる「脅し」でしかない。
その目的は
米国を引っぱりだして、
有利に国の存続を保証してもらおうということだ。
しかし、
「テロには屈しない」を国是とする米国は
その話には乗らないだろう。

今、米国が非難をし、
韓国が非難し、
日本が非難しているが、
相手は「確信犯」であり、
世界の評判など気にしていない
駄々っ子みたいな国家なので、
平気の平左だ。
更なる経済制裁も検討されているが、
それも気にしない。
なぜなら、
中国が支援しているからだ。
現在でも石油の70%、
食糧の3分の1を
中国からの支援でまかなっている。

だから、最も効果のある経済制裁は、
中国が
「そんなことするなら、
支援を打ち切るぞ」

と言うことだが、
中国はなかなかそれをしない。
なぜなら、
米韓との緩衝地帯として北朝鮮を存続させたいからだ。
もし北の体制が崩れて、
南北統一という事態になれば、
米韓軍が鴨緑江までやって来る。
それを中国は許さない。
だから、
中国の腹は北の存続だ。

しかし、世界第2位の経済大国がそれでいいのか。
もうそろそろ大国らしくなって
世界の平和に貢献したらどうか。
という声も、
中国には通じない。
自分の国が良ければそれでいいからだ。
中国は徹頭徹尾中華思想の国であることを忘れてはならない。

今回の核実験については、
「自制」を求めたという。
もしそれが本当なら、
中国がメンツをつぶされたことになる。
メンツを最も重んじる中国人にとって、
それはどうなのか。

国連安保理事会で
再度中国が北をかばうようなことになれば、
非難は中国に向かう。
それも平気だから困る。

なお、北朝鮮に核を放棄させるいかなる努力も無駄
なぜなら、
あの小国が大国と伍することができるのは、
核を持っているからだ
そのために、国民を一年間養える金を使って
ミサイル開発にうつつをぬかす。
だから、あらゆる手段を使って核を持ち続ける。
かつて「核は開発していない」と嘘をついていた。
これからも核放棄をちらつかせながら、
更に強力な核を開発し続けるだろう。
いずれにせよ、
内部崩壊によるか、
暴発によって核を使い、
外部から核施設の攻撃を受けるかしか、
北朝鮮が核を放棄することはない。
いかなる甘い見通しも通用しない。
だまされてはいけないのだ。

とにかく北朝鮮の問題は
中国の出方一つ
中国の責任は重い。

世界の鬼っ子、
北朝鮮の問題は、
国連の機能、
東アジアの安全保障機能の
試金石となるだろう。



話変わって、
円安に振れたことで、
諸外国が日本を批判しているという。
G7声明の解釈で、
為替が円高に振れたり、
その解釈を否定する発言で
再び円安に振れたりしている。
G20でも円安が問題になるのではないかと、
為替相場は神経質な動きをしている。

少々古い話で恐縮だが、
日本政府の経済政策は「円安誘導が目的」との批判が
海外から出ていることに対し
1月28日に麻生太郎財務相が、
臨時閣議後の記者会見で、
「ドルやユーロを下げても、俺たちは文句を言わなかった。
(円相場が)10円か15円戻したら(欧米が)文句を言うのは筋としておかしい」

と反論したのは正しい。
最近の円安傾向は
「日本はデフレ不況からの脱却が優先順位の一番。
円が結果として安くなるのは付随的に起きている話だ」

と指摘したのも間違っていない。

そもそも過度な円高は、
リーマンショック後、
アメリカが米ドルを過去の3倍も刷り、
欧州諸国がそれに追随して、
通貨安戦争」を起したことに起因している。
米国は露骨な金融緩和を行った。
その時、
日本は白川さんという特異な人が日銀の総裁で、
小出しの金融緩和しかしなかった。
過度な円高が進み、
輸出産業がみんな苦しんでいる時に、
しかし、日本政府は
アメリカや欧州の金融緩和に対して文句の一つも言わなかったのだ。

今回の円安は、
「デフレ脱却」をめざすアベノミクスにみんなが期待した結果であって、
この間、為替介入したわけではない。
金融緩和だって、
まだ実行したわけではない。
安倍総理は、
民主党政権が何兆円も為替介入したのに対し、
一銭も使わずに
姿勢を示すだけで、
結果、円安が進んだのだ。

第一、4、5年前は
米ドルは110円もしていたのだ。
その水準の訂正をしているだけで、
諸外国から非難されるいわれはない。


と、今日は固い話が続いたので、
↓の映像をどうぞ。

http://youtu.be/3ziBJOi7cDY

2012年5月26日、
コペンハーゲンの結婚式で、
サプライズで「レ・ミゼラブル」の
「ワン・デイ・モア」を歌う場面。
あらかじめ配置を決めてあったらしく、
次々と歌のリレーが行われる。
しかも、みんなうまい。
「レ・ミゼラブル」の曲を
みんなが知っているから成り立つ余興で、
粋だねえ






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