『ライフ・オブ・パイ』  映画関係

運転免許取得後の生活
舞浜の映画館へは、
今まで自転車で行っていましたが、
最近では、車で行っています。
父母の墓のある市民墓地公園にもしばしば。
昨日は親戚筋がお墓参りに来たので、
新浦安駅で拾って、
お墓まで案内、
その後、家に来てもらって歓談。
粗大ゴミはコンビニなどで処理券を購入するのですが、
クリーンセンターに直接持ち込むと、
3分の1の値段で済みます。
今日は、歯医者に行くカミさんを送り迎え。
まだ浦安市内からは一歩も出ていませんが、
これが免許取得後の10日間。


〔映画紹介〕

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カナダ人作家のヤン・マーテルが2001年に発表し、
ブッカー賞を受賞した
世界的ベストセラー小説「パイの物語」を、
「ブロークバック・マウンテン」の
アン・リー監督が映画化。

少年パイは、
インドで父親が経営する動物園で
さまざまな動物たちと触れ合いながら育つ。
パイが16歳になった時、
両親はカナダへの移住を決め、
一家は動物たちを貨物船に乗せてインドを発つ。
しかし、洋上で嵐に遭遇し貨物船が沈没。
必死で救命ボートにしがみついたパイは
ひとり一命を取りとめるが、
そのボートには、
体重200キロを超すベンガルトラが乗り合わせていた・・・

というわけで、
「トラと漂流した227日」
サブ・タイトルにあるとおりに物語が展開する。
この日本で付けたサブ・タイトル、
味も素っ気もなく、
まさにネタバレだが、
「おう、そういう映画か。
トラと一緒に227日も漂流したのか。
面白そうだ、観てみよう」
という観客もいるには違いない。

この遭難後の漂流の描写が実にていねい。
トラとの共存など、どうやって出来るんだい、
という疑問にもちゃんと答えているし、
夜中にクラゲの大群に囲まれるシーンや
夜光虫に光るクジラが飛翔するシーンなど、
実に美しい。
飛び魚が舟に飛来し、
それを追って来たマグロを捕獲するシーン、
夕焼けの中をただよう舟のシーン、
人間の形をした不思議な島に到達して、
ミーアキャットの群れに遭遇し、
夜中に島で起こることを目撃するシーン、
CGだと分かっていても
息を飲む場面が続く。

しかし、この話、
一筋縄ではいかない。
なにしろ、
インドに来た作家が、
題材に行き詰まり、
紹介された人物から聞いた経験談、
というくくりになっている。
そして、舟には当初、
シマウマとオランウータン、ハイエナがおり、
次々と食べられる、
という描写もある。
それがラストでひとひねり。
前半のインドのシーンで描かれる
パイ少年のヒンズー教、カソリック、回教への帰依と関わって来る。

更に深読みすれば、
トラの名前である「リチャード・パーカー」にも意味がありそう。
映画の中では、
トラが移送される際、
トラの名前と捕獲者の名前が逆に書かれていたため、
「リチャード・パーカー」と呼ばれるようになった、
と説明されている。

リチャード・パーカーという名前は、
エドガー・アラン・ポーの小説
「ナンタケット島のアーサー・ゴードン・ピムの物語」に出て来る。
海を4人で漂流中に食糧が尽きてしまい、
一人の犠牲者をクジで選ぶ。
クジに当たって、
仲間に食べられてしまう哀れの船員の名前が
リチャード・パーカーだった。

そして、ポーの小説から47年後の1884年、
「ミニョネット号事件」が起こる。
オーストラリアに航海中のミニョネット号が難破、
4人の乗組員が救命ボートで漂流した。
漂流20日目、
海水を飲んで衰弱した17歳の乗組員が殺害され、
他の3人の食料となった。
残った3人は生還後、裁判にかけられる。
その殺された少年の名前が、リチャード・パーカー。

乗組員の数、
犠牲になった少年の名前。
ポーがタイムマシンに乗っていたのではないかと言われた事件。

このトラの名前がリチャード・パーカーというあたりも
この映画の謎を解く鍵になるかもしれない。

なお、「スパイダー・マン」の主人公
ピーター・パーカーの不在の父親の名前も
リチャード・パーカー。
多分これは関係ない。

映画化不可能と思われた題材を
CGの力を借りながらなしとげた
アン・リー監督の手腕に脱帽する。

5段階評価の「4」

予告編の映像は↓をクリック。

http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=6__KXdHmnZY

予告編だけでも
この映画の映像美が伝わって来る。


タグ: 映画




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