『アイーダ』  オペラ関係

今日は21日に続き、
歌舞伎座近辺に上京。
東劇でMETライブビューイング今期6作目の
ヴェルディ「アイーダ」の鑑賞です。
ヴェルディ生誕200年とあって、
今期のMETライブビューイングは
「オテロ」「仮面舞踏会」「アイーダ」「リゴレット」と
4作を並べています。

まあ、今更「アイーダ」の紹介でもないでしょうが、
58歳の最円熟期に仕上げたグランド・オペラ。
その豪華絢爛さ、濃密なドラマ性で、
歴史的オペラ10作品を選べば、
確実に入る作品です。

特に、第2幕第2場の凱旋シーンは見物で、

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歌手、合唱、エキストラ、スタッフを含め、
1000人体制でのぞんでいるといいます。

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そんな裏情報を、
幕間インタビューで久しぶりのルネフレミング)おばさんが引き出します。
興味深かったのは、
ただ行進するだけのエキストラは一人二役をこなし、
最初の方で槍などを持って行進した兵士役が、
踊りのシーンの間に
舞台奥で着替えて、
エチオピアの捕虜役で出て来る、
などという情報。
なにしろ、左から右に通りすぎるだけの人もいるわけで、
舞台の滞在時間は15秒ほど。
それも使い回しで効率化している
ということを初めて知りました。

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実は「アイーダ」はMETライブビューイング2回目の登場で、
前回より良い印象を持ったのは、
やはりラダメスのロベルト・アラーニャ

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アイーダのリュドミラ・モナスティルスカ

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アムネリスのオルガ・ボロディナ

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の三者が
役柄に合った容姿をしていたからでしょうか。

しかし、前回のブログ↓

http://star.ap.teacup.com/applet/shokuniku/20091201/archive

を再読すると、
結構歌手を誉めていますから、
そうではないのかも。

特にロベルト・アラーニャにとっては、
このラダメス役は曰く付きの役で、

ミラノ・スカラ座の新プロダクションで
ラダメス役に大抜擢された
2日目の2006年12月10日、
冒頭で「清きアイーダ」を歌った直後に
天井桟敷から浴びせられた
「恥を知れ。ここはスカラだぞ」
という野次に怒って、退場。
急遽控えの歌手によって舞台は続いたものの、
以降、アラーニャはスカラ座に出入り禁止になるという
事件が起こったからです。
そのスキャンダルを払拭するMETでの起用。
幕間インタビューでも
「ヴェルディの指示通りに歌った」
と協調していました。

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幕間インタビューで知りましたが、
「アイーダ」の公演はこれで1129回になるそうで、
このソニャ・フリゼル演出は1988年以来
24年も続いているもの。
正統的でドラマチックな演出、
いかにもMETらしい演目といえ、
「世界無形遺産」に登録されてもいいのではないでしょうか。

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私も数々の「アイーダ」を観ましたが、
やはり、最高は、
新国立劇場こけら落としでの
フランコ・ゼッフィレッリ演出のものが最高で、
観終えた後、
「完璧とは、このことか」
とつぶやいた記憶があります。

過去の「アイーダ」との出会いについては、
↓をクリック。

http://star.ap.teacup.com/applet/shokuniku/20090905/archive

今回の幕間インタビューでは、
MET資料室の紹介、
舞台監督へのインタビューなどが秀逸でした。

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ヨルダンで遺跡を見た後の「アイーダ」、
円熟のヴェルディの音楽にひたった夜でした。

会場で、「異業種」の方に会い、
その後、お茶をして
ホクホクした気持ちで家に帰りました。





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