『ジーザス・クライスト・スーパースター』  映画関係

〔映画紹介〕

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10月5日、英国の
バーミンガム・ナショナル・インドア・アリーナで行われた
「ジーザス・クライスト・スーパースター」の公演の記録。

「ジーザス・クライスト・スーパースター」は、
作曲家アンドリュー・ロイド=ウェーバー初期の作品。
「ヨセフ・アンド・アメージング・テクニカラー・ドリームコート」
に続く、
ロイド=ウェーバーの出世作。
「ヨセフ〜」が旧約聖書に題材を取ったのに対し、
新約聖書の福音書、イエスの最後の数日に焦点を当てている。

まず1969年にシングル「Superstar」が発表され、
翌年に2枚組LPレコード「Jesus Christ Superstar」がリリース、
翌71年、ブロードウェイで舞台化。
翌72年にはロンドンでも公演が行われた。
ブロードウェイでは73年まで上演、
ロンドン公演は80年まで続くロングラン公演となった。

全編に渡って語りのセリフは無く、
音楽と歌曲のみで物語が進行するロック・オペラ
イエスに対する冒涜的な見解がちりばめられており、
キリスト教会から反発を受けた。
現代の若者がイエスの存在に問いかけるような内容で、
キリスト教会の抗議はお角違い。
日本では劇団四季が上演。

今回の映像作品は、
珍しいアリーナ公演で、
舞台中央に階段状の構築物が作られ、
その左右にバンドを配置。
背後に映像が映し出される。

役者は全員現代の服装で、
イエスのグループはヒッピー風、
ユダヤの指導者たちは
シティの重役タイプとして演じられる。

イスカリオテのユダ役は、
数々の賞を受賞しているミュージカルコメディアンのティム・ミンチン。
マグダラのマリア役は、
元スパイス・ガールズのメラニー・C。
ヘロデ王役はラジオDJのクリス・モイレス。
そして、イエス役はイギリスの番組「スーパースター」で
一躍脚光を浴びたベン・フォースターが演じる。
演出はローレンス・コナー。

とにかく歌手が抜群にうまい。
これは桁違い。
ピラトの夢の歌、
マリアの「あの人をどう愛していいか分からない」、
イエスとユダの掛け合いの「最後の晩餐」、
そして、「ゲッセマネの園」のイエスの絶唱。
思わず拍手したくなるようなシーンが多々あった。

カーテンコールには、
アンドリュー・ロイド=ウェーバーが登場する。

「オペラ座の怪人」に次ぐ、
特別公演の映像化。
観るべし。

5段階評価の「4」。

しかし、宣伝不足か
同じスカラ座での「オペラ座の怪人」のようにはいかず、
平日の昼、広い客席は50人ほどの入りだった。
20日まで
その後、立川シネマシティ、品川プリンスシネマ等でも上映。
特別料金2000円均一。


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