奇跡は起こりませんでした、と『人生の特等席』  映画関係

依頼してから10日も経ったので、
アフリカのホテルに置き忘れた
デジカメのメモリーの探索について、
旅行会社に問い合わせたところ、
「見つかりませんでした」
という回答でした。

なにしろ、アフリカ、
ジンバブエのことですから、
見つかれば奇跡、
と思っていましたが、
ついに、奇跡は起こりませんでした

一方、今日、
教習所に行くバスの中に置き忘れた本は、
電話で教習所に問い合わせたところ、
「受付で預かっています」
とのこと。
やはり日本ですね。
それにしても、
下車する時に、
必ず座席を振り返って確認しているのに、
置き忘れたとは。

旅行記の方は、
メモリーの残っていた3分の1の写真を使ったものは、
あと2回で終わらせ、
前半のレポートは、
あちこちから拝借した写真で
構成するしかありません。
それにしても薄味なものになってしまうだろうな。

まあ、今回のことは、
貴重な経験
高い授業料を払ったとして、
あきらめます。


〔映画紹介〕

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クリント・イーストウッド、82歳。
自身が監督しない作品で主演するのは久しぶり。
それというのも、
長年、イーストウッド作品で助監督や製作をつとめた
ロバート・ロレンツの初監督作品だからだ。

演ずるのは、
大リーグの伝説的なスカウトマン
後輩スカウトマンたちが
コンピューターのデータでスカウト作戦を立てるのに対し、
コンピューターは一切使わず、
(というか、使えない)
新聞で情報を集め、
自分の目と耳で確かめる昔ながらのやり方で、
後輩たちから馬鹿にされている。

その上、最近目に障害が出て、ものがよく見えない。
球団は契約満了と共にお払い箱にしようとしている。
それでもスカウトマンとしての自信と誇りを失っていない彼は、
最後のスカウトの旅に出る。

何か異変があるのではないかと心配する親友から連絡を受けた娘が
その旅に同行する。
弁護士事務所に勤める娘は、
パートナーに迎えられるかどうかの
重要な案件を抱えているが、
父親のことが心配でスカウトの旅に付き合う。
娘は自分が昔、父親に棄てられたとのトラウマを抱えている。

というわけで、
スカウトの旅の間に、
誤解が解けて娘との和解が成立する。
親友の配置、
若いスカウトマンと娘との恋、
古い手法と新しいやりかたの相剋、
後輩との確執、
ドラフト会議での作戦など、
驚くほど端正なシナリオだ。

その分新味はなく、
ありきたりと言えばありきたり、
思った通りと言えば、思った通りに物語が展開する。
しかし、
全体を貫く
イーストウッドのいぶし銀のような演技
話が成立してしまう。

最後の新人投手発掘のくだりも
ご都合主義といえば、その通りだが、
納得し、
さわやかな感動を与えてくれる。

原題は「カーブに難あり」。
終盤に至って、その意味が分かるが、
「人生の特等席」とは、
娘のセリフ、
「パパと一緒だった安い席は、
私にとっては特等席だった」

から取った。
うまい邦題をつけたものだ。

5段階評価の「4」

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