『クリスマス・プレゼント』  書籍関係

〔書籍紹介〕

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「ボーン・コレクター」でヒットを飛ばした
ジェフリー・ディーヴァーの短編集。

「エラリー・クイーンズ・ミテテリー・マガジン」などに
1996年から2002年までに掲載された作品を、
2003年にまとめたもの。
全部で16篇が収録されているが、
唯一「クリスマス・プレゼント」だけが書き下ろし。
「ボーン・コレクター」のリンカーン・ライムのシリーズ
唯一の短編となっている。

この短編集の原題は「Twisted」
つまり、「ひねり」で、
どの作品も一ひねりあるものばかり。
最後の数ページになって、
ぐるりと世界が一変するような作りになっている。

たとえば「三角関係」では、
モーという同居の女性に恋人・ダグが出来たらしく、
ピートは、その相手に殺意を覚える。
週末、ダグと一緒にすごすことになったピートは、
狩りに行った時に実行してしまう。
飛行機で一人で戻って来たピートを迎えたモーは・・・
巧妙に仕掛けられた内容に読者が気づくのは、
最後の9行である。

「ビューティフル」では、
美しすぎるためストーカーにつきまとわれたキャリーは、
密かに引っ越しするが、
ストーカーはそこにも現れた。
警察に連絡しても、
事件を起こすまでは、何も対処できないという。
問題を解決するには、
相手を殺すか自分が死ぬしかないと考えたキャリーは、
ニューヨークである男に会い、
あることを依頼する。
一方、キャリーの家に盗聴器をしかけた刑事は、
キャリーとストーカーが会う約束をした事実をつかみ、
キャリーが軽はずみなことをしないように、
現場にかけつけるが・・・
これも終盤近くになって初めて分かる驚愕の事実

中には、
「ノクターン」のように、
ストラディヴァリウスの盗難現場に居合わせた警察官が、
独自の調査で犯人を追いつめ、
しかし、その青年の音楽に対する志を聞いて、
良い解決法をみつけてやる
心温まる話もある。

「この世はすべてひとつの舞台」は、
エリザベス朝のロンドンを舞台に、
ウィリアム・シェイクスピアまで登場するミステリー。

文庫本で590ページというのは長い(厚い)が、
収録されたどの作品も、
粋な上に皮肉が効いており、
人生のほろ苦さも感じさせる。
短編小説を読む喜びにあふれる
見事なものばかりだ。


バルト三国5•6日  旅行関係

昨日5日目は、スティグルダで古城遺跡を観た後、
310キロを移動して、
エストニアの首都タリンへ。
途中、霧と雨になりましたが、
6日目の今日は、雨は上がりました。
誰か晴れ男がいたようです。
世界遺産タリン歴史地区を徒歩観光。
アレキサンドル•ネフスキー聖堂、
聖ニコラス教会など。
後者では、有名な絵
「死のダンス」を観ました。
午後は自由時間で、
世界遺産を散策する至福の時間。
特に、聖オレフ教会の高い塔からの眺めは、
はるかバルト海まで見渡せる
素晴らしい景観でした。
この間、豚料理ばかりでしたので、
最後にビーフステーキを平らげました。
明日は、
ヘルシンキ経由で帰国。
WiFiを使った、
写真なしの「人差し指通信」 は終わりです。
帰国後の写真をお楽しみに。




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