アメリカ横断7・2つのミュージカルと1つのストレートプレイ  

今日は、組合関係者の方が、
「浦安まで来たから」と寄って下さり、
お昼を一緒に食べました。

仕事と関係なくなっても、
こういう交流してくれるのは
嬉しいですね。


さて、アメリカ横断旅行の続きです。


今回泊まったホテルは、
7番街とブロードウェイが交差する
タイムススクエアのど真ん中、
この正面のビルの中にあります。

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そのルネッサンス・ホテル

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3階にロビーがあり、
ラウンジがヒュンダイの広告の下あたり。

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ラウンジから外を見ると、

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こんな風に見えます。

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従って、どの劇場にも徒歩3分圏内。
部屋で身繕いをして、
チケットだけを持って劇場に向かいます。

ブロードウェイの劇場は
週1日お休み。
日曜か月曜が多いですが、木曜休みの劇場もあります。
水曜日と土曜日はマチネーあり。
従って「週8回公演」が基本です。

ニューヨーク4日目は土曜日だったので、
マチネーとソワレの2本立て。


まず「エビータ」

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この劇場は、ホテルの中にあります。

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エスカレーターで3階に上がります。

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開始前の状態。ペロン大統領とエビータの顔。

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アンドリュー・ロイド=ウェバー作曲、
ティム・ライス作詞による、
このコンビが全編にわたり共同作業した最後の作品。

アルゼンチンのペロン大統領の
二度目の妻であり、
国民に絶大な人気を誇ったエヴァ・ペロンの姿を描いています。

貧しい田舎で私生児として生まれ、
田舎回りの歌手についてブエノスアイレスに出、
次々と男を踏み台にしてのし上がり、
最後にはアルゼンチンのファーストレディになり、
欧州へ使節として出かけて得意の絶頂に立つが、
病魔に倒れるまでの生涯をつづります。

狂言回しとして、
チェという人物を配していますが、
これは、チェ・ゲバラをモデルにしたキャラクター。
チェの視点でエビータの人間像をシニカルに描いています。

「ジーザス・クライスト・スーパースター」同様、
1976年、当初アルバムとしてリリースされましたが、
1978年、 ハロルド・プリンスの演出によりロンドンで舞台化。

翌1979年にブロードウェイでも公演が始まり、
1980年のトニー賞で
最優秀ミュージカル作品賞、作曲賞、主演男優賞、主演女優賞
脚本賞、演出賞、照明効果賞の7部門で受賞しました。

劇団四季、ロス公演、ソウル公演と何度も観ていますが、
トニー賞受賞式でのパフォーマンスが、
これは、と思わせるものがありましたので、
今回の鑑賞作品に追加しました。

期待を裏切らない演出で、
装置も象徴に逃げずに立派。

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場面転換も群舞を上手に使います。

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ブロードウェイでの上演は30年ぶり。

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出色なのは、チェを演じた↓リッキー・マーチンで、

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チェ次第でこのミュージカルがどんなに面白くなるかの証明です。

対するエビータ役の↓エレーナ・ロジャーもよく、

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終わりのあたりは、
音楽にも改変があったようで、
1996年の映画版の為に作られた曲『You Must Love Me』が採用されています。

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エビータの死では、
何度も観たこのミュージカルで、
初めて泣きそうになりました。

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トニー賞のミュージカルリバイバル賞は、
「ポーギーとベス」が取りましたが、
実は、こちらではなかったか、
と文句をつけたいくらい。
おそらくオードラ・マクドナルドの熱演が
作品の評価を上げてしまったのでしょう。


土曜日のもう1本は、
新作の「チャップリン」

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プレビュー中のため、
まだプログラムはないので、
写真は掲載出来ません。

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開演前の劇場。
大きなチャップリンの写真が出ています。

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貧しい少年時代から始め、
人気が出て、
ハリウッドに招かれ、
撮影方式の違いに戸惑いながら、
あの山高帽にだぶだぶズボンの
「放浪紳士チャーリー」
が出来上がる瞬間も描かれます。

「キッド」や「独裁者」の撮影風景も出て来ます。

後半はマッカーシー旋風の赤狩にあって、
アメリカを追われる経過も
しっかり描きます。

最後、1972年にアカデミー賞の受賞式に呼ばれて、
20年ぶりにアメリカの土を踏み、
特別賞を与えられ、
名誉回復するシーンでは、
胸が熱くなりました。

主演のロブ・マクルア
よくチャップリンをやりこなしていました。


日曜日は、どの劇場もマチネのみ。
ニューヨーク5日目は、
ミュージカルではありませんが、
「WAR HORSE」を観ました。

劇場はブロードウェイの劇場街からは外れた
リンカーンセンター内にある

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ビビアン・バーモント劇場。

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入り口から一段下がっており、こんな感じ。

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半円形の劇場で、
どこからも観やすい。

この作品は、
元は児童文学で、
ロンドンのナショナルシアターが舞台化。
その後、スピルバーグが映画化して、
日本題は「戦火の馬」といいます。

主人公は馬。
欧州大戦のために
飼い主との間を引き裂かれて軍馬となり、
第一次世界大戦の欧州戦線で悲惨な目にあう。
それを舞台でやって見せます。

馬はパペットで3人がかりで操作します。

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その造形が素晴らしく、

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本当の馬がいるみたい。

小馬の時に買われて飼い主の少年アルバートと友情を結び

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軍馬として徴用を受けて戦場に向かい、

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村の娘エミリーとのひとときの平安もあり、

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やがて大砲を運ぶ馬としてこき使われます。

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一緒に行動を共にした馬の死のシーン。

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大戦では、
100万頭の馬が死んだといいます。

戦場を駆け抜けた馬は、
有刺鉄線にとらえられ、
奇跡的に救われます。

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馬を追って兵士となったアルバートとの感動の再会シーン。

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戦争の悲惨さを馬の視点から描くこの原作を
こんな形に舞台で造形するなどと、
誰が考えたでしょうか。
演劇にまだこんな可能性があるんだと感じさせてくれました。
30名の役者のアンサンブルも見事この上ない。
今回の6本の中で最も感動したのが、
この「戦火の馬」。
最後の最後にこの作品にめぐり逢えたのは幸運でした。


この3本のこの週の稼働率は、
「エビータ」76.3%(1612席の劇場)
「チャップリン」71.7%(1045席)
「戦火の馬」84.4%(1069席)
でした。





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