尖閣問題と志の輔らくご  

石原慎太郎都知事が7日、
尖閣諸島を所有する
埼玉県の地権者と会い
政府に売却する意向を正式に伝えられた、
と新聞が報道している。

山東昭子参院議員とともに都内で地権者と面会し、
「いきなり(地権者から)謝られた」という。
石原知事は、
「今の政府が最低限のインフラを造ることもできないのを承知で
譲渡するのは残念だ」
と話した。
地権者は売却先を国にした理由や売却額は語らなかったという。
謝った、ということは、
信義に反したことは自覚しているのだろう。

東京都と政府の条件の違いは購入価格と購入時期。
東京都は先日の船上視察で不動産鑑定士が同行しており、
これから適正な購入価格を算出する。
また、議会の承認も必要だ。

対するに政府は20億5千万円を提示し、
「予備費」を使って9月中にも支払うという。

地権者は、
親族が事業に失敗して、借財があったという。
関係者や登記簿によると、
ある金融機関は
地権者の不動産に極度額20億円以上の根抵当を設定したという。
関係者は
「必要な金があり、
議会を通すという都の手続きは待てないということか。
政府は地権者が必要な金額を調べ、
その額を提示したのだろう。
20億円ではなく、20億5千万円という額が物語っている」と推測する。
しかし、「予備費」と言えども元は税金だ。
その根拠は不動産鑑定によるべきだ。

何もしない国への不信感が
信頼できる石原さんになら売ってもいい、
ということになっていたのではなかったのか。

まして、石原さんが尖閣を買う、
と表明して以来、
10万人を越える人から14億もの寄付が集まっている。
そのことを度外視して、
早急に20億5千万円欲しかったということか。

結局は金、だったのか。

元々石原知事は国有化を否定していなかったし、
ただ、必要な施設等の整備を求めていた。
しかし、漁船待避施設の整備などを
中国の反発に配慮し、
当面行わないという。
これでは何のための国有化か。
何もしないということは
現状維持で、
中国の思いどおりではないか。

まあ、民主党政権も長くはなく、
次の政権で措置すればいいことなので、
時間が解決する問題だろうが。


ところで、
韓国で、
親日発言をするコミュニティーやブログを検閲し、
制裁を加えるとの発表があったが、
ついに検挙者が出たらしい。

韓国では8月下旬に
放送通信審議委員会が、
親日発言で、
韓国を卑下する内容のブログ、コミュニティーなどを
制裁することを決めた。
同通信委の調査では、
6〜8月の間で計1万9千件以上の「違反」があり、
既に、親日インターネットコミュニティやブログなど
9ヶ所に削除や接続遮断などの是正措置を下しているという。

先進国にあるまじき言論封殺
中国と同じように見える。


などと不愉快な報道のさ中、
今日は浦安市文化会館大ホールでのイベントに参加しました。
イベントは↓。

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チャリティーなので、2500円と異例の安さ。

志の輔が石巻市で震災復興の落語会をした時、
長唄連の松永鉄六さん(浦安在住)と楽屋で話をし、
そういえば、被災地・浦安でなぜ落語会をしなかったのかねえ、
という話になり、
浦安の皆さんに笑っていただこう、と
この落語会を企画。
鉄六さんが文化会館に話を持ち込んで、
実現した、という次第。
従ってチケットは浦安市内の4箇所でしか販売していない
「浦安市民限定」の落語会。

↓浦安市文化会館。

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大ホールと小ホールがあります。

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大ホールは定員1304名という大きなホール。

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ワンスロープの見やすい客席です。

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まず、前座の落語「子ほめ」。

続いて松永鉄九郎、杵屋三七郎、松永鉄六お三方による
長唄「たぬき」。
三味線の弾き始め一撥(ばち)で会場の空気を変える力がありました。
そして三七郎さんの美声。
長唄など聴いたことのない観衆を魅了しました。

そして、真打ち登場の志の輔の演目は「妾馬」(めかうま)。
別名「八五郎出世」とも申します。


冒頭、小話を披露していたが、面白い。

「もしもし、斉藤さんのお宅ですか」
「はい、そうでチュ」
「あ、お嬢ちゃん。そう。あのー、パパいる?」
「ううん、要らない」

「お前の母ちゃんデベソ」
「お前の母ちゃん、ちんちくりんだ」
「お前の母ちゃんなんか、鼻、上向いてるんだ」
「お前の母ちゃん、足太いんだ」
「お前の母ちゃん、ブタみてえだ」
「やめなさいよ、二人とも。兄弟ゲンカは」

「先生、右足が痛いんでね、診てもらいてえんだ、診察」
「ああ、おじいさん、今、レントゲンかけてみました。
安心して下さい。右足の痛みねえ、通風でもなければ、神経痛でもなければ、関節炎でもありませんよ」
「でも、先生、右足が痛いんで」
「ですから、病気のせいではない。言ってみれば、お歳のせいですわな」
「あんた、いい加減なこと言わねえでくれよ。
右足の痛みが歳のせいなら、
左足も同い年だ」

「ちょっと係の人、係の人だから顔立てて聞くんだけど、
あの絵は誰の絵だったかしらねぇ、確か」
「奥様、これはゴッホでございます」
「そうよ、ゴッホよ、分かってるの、顔立てて聞いてるのよ。
この絵はえ〜と」
「レオナルド・ダ・ビンチでございます」
「そう、ダ・ビンチよ。分かってるのよ。
その隣は〜。あ、その隣は分かるわよ。
余計なこと言わないでちょうだい。
この絵は、ピカソでしょ」
「奥様。鏡でございます」

「先生、うちの伜はカンニングするような子には育てた覚えはねえんです」
「お父さん、落ち着いて下さい」
「ウチの子がカンニングしたからって、そんなことで学校に呼び出されて、
黙ってる親がどこにいるんだ」
「落ち着いて下さい。証拠があるんですよ」
「証拠があって仕方ねえって思えば仕方ないけどさぁ、
こんなもんが証拠になるのかってことになれば、
先生、あんた、PTAに訴えるよ」
「お父さん、落ち着いて下さい。
ここに答案用紙が2枚あります。
これはお宅のお子さんが書いた答案用紙、
こちらは隣のお子さんが書いた答案用紙です。
第1問、大化の改新は何年か。
二人とも645年と書いてあります。」
「先生よう、大化の改新って645年じゃねえの?
正解なんだろ。
この学校では正解が二人いたら、
カンニングの証拠かよ」
「落ち着いて下さい。
第2問をご覧下さい。
黒船が着いた港を書け。
二人とも長崎と書いてあります。
正解は浦賀です」
「先生よう、地名でしょ?地名なんか
試験の時にえ〜と、って天井見上げて、
たまたま偶然に長崎ってかいたんじゃねえの。
先生、こういうことも言えるんじゃねえの。
隣の子がうちの子の答案用紙を見たんじゃねえの」
「そうですか。第3問をご覧下さい。
徳川三代将軍の名前を書け。
隣の子は、『わかりません』と大きく書いてあります。
お宅のお子さんの答案用紙。
『僕も分かりません』、と書いてあります」



さて、妾馬、八五郎出世に戻ります。

裏屋敷に住む孝行娘のおつるが、
大名の赤井御門守(ごもんのかみ)に見そめられ、
やがて男子出生、「おつるの方」と出世した。
おつるの兄の八五郎が屋敷に招かれて御馳走になるが、
ことばや作法の失敗を繰り返し、
それがかえっておもしろいと殿様に気に入られる。
おつると対面した八五郎は、おふくろのことばを伝えて涙を流す。

八五郎は家臣に取り立てられ、
石垣杢蔵源蟹成(もくぞうみなもとのかになり)となった。
ある日、馬に乗って使者の役目で出かけたが、
馬術を知らぬので馬が何かに驚いて駆け出す。
たてがみにしがみついていると、
向こうから屋敷の者がきて
「石垣氏、いずれへ」
「どこへ行くか、馬にきいてくれ」。

現在は、士分に取り立てられるところで終わることが多く、
落ちまでやらぬと「妾馬」の意味が通じないので、
「八五郎出世」という題で口演することもある。
6代目三遊亭円生の十八番だった。

今日の志の輔も
士分に取り立てられるところで終わり。
固辞する八五郎におつるの方の助言があり、
お殿様の「鶴の一声じゃ」でさげとなる。

志の輔の演じ方は、
随所に志の輔らしさがあふれての好演。
特に、与えられた酒を「うまいうまい」と言って飲み、
飲むほどに酔いが回って来るあたりを
見事に演じきっていた。


写真撮影禁止ですが、
最後に5人そろっての部分を1枚。

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地方都市の市民ホールの運営状況はお寒いものがあり、
9月の大ホールはこの落語会以外に
「いまいゆうぞう はしだしょうこ 
ファンタジーコンサート」
一つだけ。

10月は「綾戸智恵コンサート」1回のみ。

11月は「柳家小三治〜独演会〜」と

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「お笑いの秋!週末よしもと爆笑ステージin浦安」の2回だけ。

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宝の持ち腐れですね。

帰宅途中、「とんでん」で、
カサゴの煮つけ膳を。

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