モロッコの旅・その6・カスバ街道  旅行関係

わがチームが乗っていたのが、このバス。

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優秀な運転手さんが運転しています。

砂漠の朝を過ごした後、
バスは、エルフードからワルザザードへ向かって、
315キロを走ります。

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このあたりは、「カスバ街道」と呼ばれています。
途中に大小様々なカスバがあるからです。

「casba」とは、
アラビア語で城塞(じょうさい)のこと。
言ってみれば城塞都市。
ただ、都市というほどの規模ではなく、
村や家程度のものも沢山あり、
およそ次の3種に分類されます。

第1は、ラバト、チュニスのように、
城壁で囲まれていた都市の一画で、
特に城砦の部分を呼ぶ場合。
第2は、地方の小さな砦や地方官の邸またはそれらのある町全体をさす場合で、
特にモロッコではこれが多い。
第3に、アルジェのように植民地化以降広がった新市街に対して、
アルジェリア人のみが居住する旧市街をさす場合。

この「カスバ街道」にあるのは、
上記2のように、
小規模の城塞町や個人の邸宅です。
7世紀にアラブ人がモロッコの北部を制服すると、
先住民ベルベル人は
その支配を逃れてアトラス山脈を越え、
オアシスにカスバを築きました。
それでこのあたりにはカスバが多い。
典型的なのは、↓のような感じ。

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まさに、要塞。


ところで、私などは、
カスバというのは、
映画『望郷』(1937年・ジュリアン・デュヴィヴィエ監督)

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に出て来た魔窟のようなものだと
思っていましたので、
おや、認識が違っていたかと思ったところ、
特にカスバと言った時、
アルジェのあの一角を指す、
と書いてあるものもありましたので、
間違いではなかったか、と思った次第。

また、「カスバの女」という歌があり、
青江三奈のものが有名ですが、
あれは、昭和42年の競作。
元は昭和30年の映画「深夜の女」の中に出て来る挿入歌で、
作詞:大高ひさお 作曲:久我山明 で、
オリジナルは、エト邦枝という女性歌手が歌いました。

涙じゃないのよ 浮気な雨に
ちょっぴりこの頬(ほほ) 濡らしただけさ
ここは地の果て アルジェリヤ
どうせカスバの 夜に咲く
酒場の女の うす情け


という歌詞を聴けば、
「ここは地の果て アルジェリヤ」
というサビのメロディーを思い出す人もいることでしょう。

唄ってあげましょ 女(わたし)でよけりゃ
セイヌのたそがれ 瞼(まぶた)の都
花はマロニエ シャンゼリゼ
赤い風車の 踊り子の
今更(いまさら)かえらぬ 身の上を

貴方も女(わたし)も 買われた命
恋してみたとて 一夜の火花
明日はチュニスか モロッコか
泣いて手をふる うしろ影
外人部隊の 白い服


というわけで、
3番の歌詞でモロッコが出て来ます。

どうやら、
外人部隊に入った恋人を追って来た
パリの女の物語のようですね。

当時の「望郷」や「外人部隊」などをネタに
作詞家が作ったのでしょうが、
「ここは地の果てアルジェリア」
なんてフレーズ、いいですね。
一瞬にして状況が分かる。
昔の作詞家は、
こうした磨いた言葉を探しました。
今のような、言葉の多い、
「へたくそな日記のような歌」(石原慎太郎氏)
とは、違います。

歌を聴きたい方は、↓をクリック。

http://www.youtube.com/watch?v=l3Fna1AtZh0&feature=player_embedded

ところで、映画「望郷」は、
カスバに隠れていた犯罪者のペペ・ル・モコ(名優ジャン・ギャバン)が

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パリの香りをただよわせた女が現れたことで、

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望郷の念去りがたくなり、
カスバから出れば捕まるることを覚悟でパリに帰ろうとする。
思ったとおり逮捕された
ペペは、岸壁でパリの女の船を見送るが、
女の名前を呼んだ時、
一緒に鳴った汽笛で
女は耳をふさいでしまい、
ペペの声は聞こえない・・・
フランス映画って粋だなあ、
と子供心に私は思いました。

映画「望郷」に関心のある方は、↓をクリック。

http://www.youtube.com/watch?v=YePsts5Oatk&feature=player_embedded

冒頭9分間でアルジェのカスバの説明をしています。
(日本語版)

という話はともかく、
バスはずっと砂漠を走り、

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そのうち、
幻のように町が現れ、

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また砂漠が続いて、

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しばらくすると、町が現れて・・・

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の繰り返し。

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でもやはり、

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アトラス山脈の南下は、

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産業がなく、貧しい。

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これ↓は何かというと、

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古い水道溝。

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こうして掘った井戸を

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横につなげて、水を町に引いた跡。

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中に入れます。

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ずっとたどっていくと、

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さっき投げ入れた桶の井戸にたどり着きます。

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砂漠の民が水を得るためにした努力の跡。
こういうものが沢山ありましたから、
昔は機能したのでしょう。

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日本人の考えるオアシスは、

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砂漠の中にぽつりと水が湧いている、

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という感覚ですが、
実際は、こんなに規模が大きい。

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水辺もあるし、

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畑もあります。

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この近くに、高い岩壁にはさまれた

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トドラ渓谷があります。

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ホテルもありますが、

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名前が「休みな」とは面白い。

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昼食後、散策しましたが、
ものすごい絶壁が迫ります。
よくロッククライマーが登るそうです。

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水は澄んでおり、

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小さな魚やおたまじゃくしの姿も。

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再びひたすら砂漠を走り、

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休憩所で

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子猫の兄弟に会いました。

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うちの子夏にちょっと似ています。

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品揃えはこんな感じで、

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売れているのか、売れていないのか。

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蒲萄棚のぶどうがきれい。

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ワルザザード到着は、出発から9時間後。

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明るいうちに夕食も終わったので、
町を歩いてみました。

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喫茶店にいるのは男ばかり。

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アルコールはありません。
家にテレビがないわけではなく、
サッカーの試合を一緒に見てワイワイやるのが楽しみ。

↓団地でしょうか。

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スーパーものぞいてみました。

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ここは町の中心街。

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広場では、イベントが終わった跡のようです。

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明日は遺跡を見た後、
再びアトラス山脈を
今度は南から北に越えて、マラケシュへ。






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