1カ月たちました  

昨日、ハローワークに行ったと書きましたが、
実は6月5日も行っていて、2度目。
何をしに行ったか。
やはり働きたくなったのか。
そうではありません。
以下、知らないと損をする、
あるいは、思い込んでいると損をする、
雇用保険の知識

雇用保険と呼んでいますが、
一般的には失業保険というように、
失業した時に給付金がもらえる制度。
解雇された時はすぐ出るが、
自己都合の場合は3カ月経たないと駄目、
働く意志があるのに働き口がないことを証明するために、
就職活動をしなければならない、
失業給付を受けるために求職の申し込みをした場合、
老齢厚生年金の支給が停止される、
などという一般的知識は知っていました。

しかし、定年退職した場合は、
失業給付金はもらえないと思っていました。
まして、せっかく老齢厚生年金がもらえる年齢になったのに、
失業給付金を請求したばかりに、
年金がストップされるような目には合いたくない、
と思っていました。

世の中に「半可通」という言葉がありますが、
まさに、半可通。

65歳未満で離職した人と65歳以上で離職した場合では、
取り扱いが全然違う、ということを、
今回初めて知りました。

65歳以上で離職した人は、
失業の認定を受けた後、
50日分限度の一時金が支払われる。
(被保険者期間が1年未満の場合は30日分が限度)
この一時金を受けても老齢厚生年金は停止されない

これが真相です。

支払われる額は、
離職直前6カ月間の賃金の合計を180で割った額の5〜8割
を「基本手当日額」といい、
その50日分。
ただし、基本手当日額には上限があり、6455円が限度。
最高で6455×50=32万2750円。

知ってましたか?
知りませんでした。
というか、関心がなかった。
「定年退職の場合は失業給付金は支給されない」
と思い込んでいましたから。

昨年1年間を見ても、
私は7万円位雇用保険料を支払っています。
給与水準が変わりますから、
単純に毎年同じ額ではないですが、
それでも29年間に納めた保険料は
かなりの額になるはず。

ちなみに、
私は生命保険はいろいろかけましたが、
一度も死んだことがないので、
まだもらったことがない。
入院保険は今でも払い続けて、
毎年ン十万になりますが、
子供の時に交通事故で2週間入院した以外は、
大人になってから一度も入院したことがないので、
もらったことがない。

昨年、自転車で転んでケガをしたので、
傷害保険の手続きをして、
生まれて初めて保険金を9千円もらいました。

基本的に保険は「安心料」であり、
保険をかけた人が全員もらっていたら、
保険制度そのものが成り立ちません。
それでいつも「支える側」に立っていました。

こうして巡って来た、
2度目の保険金をいただくチャンス。
さあ、どうする。

ということで悩んだ結果、
今まで29年も支払い続けて来たのだから、
少しぐらい返してもらってもいいかな、
ということになりました。

ハローワークの人の話では、
定年退職も立派な「失業事故」なのだそうです。
これはクリア。
問題は、条件である「働く意志」ですが、
「月給100万円くらいもらえるなら働く気はある」
ので、クリア。
就職活動の実績として、
どこか知人のところに
就職活動をしたことを証明しなければならないかと思ったら、
それはしてもいいが、
基本的に最初にハローワークに登録した時点で
クリアなのだそうです。
(これも知らなかった。)

というわけで、
6月5日に、離職票その他、本人確認の書類や
写真や預金通帳等々を持って、
本八幡のハローワークへ。

そこで求職者登録を行い、
一時金の給付申請書を書いて提出。
指定日に来いと言われて、
昨日、指定の時間に行った次第です。

ここでは、毎週金曜日に対象者を集めているらしい。
「失業認定申告書」という1枚の紙を提出して、
少し待つと、
5人ほどの名前を呼ばれ、
それぞれに「雇用保険高年齢受給資格証」というのが渡され、
「本日、失業が認定されたので、
一週間後に指定口座にお金が振り込まれる」
という説明があって、おしまい。

えっ、これで終わりか、簡単だな、
と思いつつ、家路に。

というわけで、
「一時金の制度がありますよ」
私の間違った知識を訂正してくれたのは、
年金機構の方で、
感謝しなくてはいけませんね。

これから先、
65歳で定年になる方、
あるいは65歳以上で離職する方、
そういう制度がありますので、
ご参考までに。


さて、今日は6月30日。
5月31日に
定年退職して
今日で丁度1カ月が経とうとしています。

1カ月を総括してみると、
一言で言えば、

「予想よりはるかに快適だった」

ということでしょうか。
誰にも束縛されない、
何の責任もない、
給料をもらっている以上、
それだけの働きをしなければならないという脅迫観念からも
解き放され、
全てが自分の責任の範囲で
時間が使える、
こんなに自由なことはありません。

これも人の体質で、
自由な時間をもてあます人もいるでしょうが、
私の場合は、こんなに爽快なことはない。
まさに、「自由人」

知人が定年退職して1週間で
奥さんから「あなた、もう無理でしょう」
と言われて、
声をかけられていたところに就職してホッとしていましたが、
そういう人はそれでいいでしょうが、
私の場合は、
そういうことは全く概念にありません。

昨日は、9時に来い、というので、
久しぶりに通勤時間帯に電車に乗りました。
新浦安駅で改札を通って右に行って東京駅方面に乗っていたのが、
昨日は、改札から左へ行って、
武蔵野線で西船橋方面へ。
線路の向こうの東京行きの車両に
勤め人が一杯なのを見ると、
かつてはそこに自分がいたのが夢のよう。

何が変わったかというと、
道を歩くのが遅くなりました
特に急いで行かなければならないところがありませんから。
それと、周囲をよく見るようになりました
ああ、ここにはこんな店があったんだ、とか、
緑がこんなに深い、とか、
今日の空は高いなあ、とか
ここの花が咲き始めたな、とか、
すごい顔の人が歩いている、
とか、
以前は気にもかけなかったことが見えています。

困ったことは一つ。
本が読めない
私の場合、
通勤途中の電車が読書タイムでしたので、
今は家で本を開くことがありません。
そのうち、読書の時間、をスケジュールに入れようと思っていますが。

一日置きにフィットネスクラブに行って
汗を流すのは大変いいですね。
昼前にひと汗かいて、
貸し切り状態の風呂にゆっくり浸かって家に帰る。
実に気持ちがいい。
クラブも遠いところから
自転車で3分のところに変えたので、
日課になりやすい。

サラリーマンの皆さんが仕事をしている間に
真っ昼間から風呂に入るのは
申し訳ない気もしますが、
今まで何十年も働いてきたので、
許してもらいましょう。
こういうのも失業者としてはいやでしょうが、
定年ということで、
社会的責任を果たした人間ですから、
堂々とやれます。

エアロビクスはほとんどがご婦人で、
中に私みたいな高齢者男性がちらほら。
1時間体を目一杯動かすのは気持ちがいいです。

家では
植木の水やりとゴミ出しと買い出しが私の仕事。
「粗大ゴミ」になっていないのは、
ありがたいことに個室があるからで、
パソコンもテレビもビデオもオーディオセットも揃っているので、
自分の時間が持てる
これが秘訣かもしれません。

考えてみれば、
6月のうち通算14日は外国にいたわけで、
1カ月の使い方としては、
変化に富んでいる方でしょう。

こういう話を読んで、
気楽なもんだと
ムッとする方もいるかもしれませんが、
定年退職者の生きざまです、
ご容赦下さい。





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