『ロボット』  映画関係

〔映画紹介〕

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久しぶりのインド映画。

インド映画といえば、
私の世代はサタジット・ライですが、
15年ほど前に
「ムトゥ 踊るマハラジャ」
が出て、概念を変えてしまいました。

「ロボット」は、そのマハラジャの系列。
というか、インド映画の王道。

何でもありのごった煮。
特にハンサムでない主人公。
反対にヒロインは、
超超超がいくつついてもいいほどの超美人。
へたくそな笑わせ役。
アクションがあり、ラブシーンがあり、
出生の秘密があり、
そして、突然入り込むミュージカルシーン

なんでも、
この映画、長いので、
日本公開時は歌と踊りのシーンをカットした短縮板で公開されたといいます。
しかし、要望が多かったので、
完全版も公開。
私は完全版を観ましたが、
ミュージカルシーンは脈絡無く入るため、
確かにカットしても筋は繋がる。
ただ、ミュージカルシーンは
インド映画の「業」みたいなもので、
これがないとインド映画ではない。

「踊るマハラジャ」の時から
歌と踊り、音楽は進歩していないと思いましたが、
後で調べたら、
音楽はあの「スラムドック$ミリオネア」で
アカデミー賞の作曲賞と主題歌賞を取った
A・R・ラフマーン
進歩していないなどと失礼なことを言ってしまいました。
更に調べてみると、
「踊るマハラジャ」の音楽もラフマーン。
似てるはずだ。
当時の予告編を見ると、
「インドの小室哲哉」と呼ばれていたらしい。

で、この「ロボット」。
面白かった

博士が精巧なロボットを作り上げる、
このあたりが、大変ていねいで、
CGの効果が出る。
博士とロボットを二役で演ずるのが
インドのスーパースター、ラジニカーント

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「踊るマハラジャ」で一大インド映画ブームを作った功労者。
年はとったが、
相変わらずチャーミングだね。

このロボット、超人的な力を持って美女を助けたりするが、
そのうち、感情を持つようになり、美女に恋をしてしまう。
このあたりから
この映画、ものすごく面白くなり、
また、深遠なテーマも出て来る。
恋情をもてあますロボットなど、
アシモフも手塚治虫も泣いて喜ぶだろう。

そして、後半、
悪人のチップを加えられたロボットは
市民の敵となり、
自己増殖して増え、
軍隊と対決していく。
そのロボット群に潜入した博士は・・・

いやはや、ここからの展開はものすごい。
こういう映画を見慣れている私でさえ、
何回も「オーッ」と声を上げるほど
驚くような画面が展開する。

というわけで、
すこぶる面白い3時間でした。

5段階評価は、面白かったので、大甘の「4」。

ただ、インド映画は観客を選ぶので、
全ての人にはお勧めしにくい。

以前「踊るマハラジャ」を観た映画館で、
前にいた、招待券で来たと思われる二人の中年婦人が、
周囲がゲラゲラ笑っているのを見て、
「ねえ、みんな何を笑っているの?
どこがおかしいの?」
とささやいているのを思い出した。

↓は、「踊るマハラジャ」の冒頭シーン。

http://video.search.yahoo.co.jp/search?ei=UTF-8&fr=top_ga1_sa&p=%E8%B8%8A%E3%82%8B%E3%83%9E%E3%83%8F%E3%83%A9%E3%82%B8%E3%83%A3

この思いがけないカメラワーク、カット割り、
オーバーな演技、
不思議な音楽についていけない方は無理。
異文化とのカルチャーショックを
笑いに変える
余裕のある方はどうぞ。






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