週末のラブレター  

ここのところ、
毎週末になると、
支部長宛に、
「放射性セシウムと牛肉について」という文書を出しています。

その時点での、この問題の現況をまとめたもの。
支部長の把握と、
支部での説明のために発信しているものです。

今日のポイントは、
厚生労働省による
稲わらに対する全国調査の中間とりまとめが昨夜発表されたことで、

主な点は次のとおり。

汚染された稲わら(規制値を超える放射性セシウムを含んだ稲わら)は、
宮城・岩手・福島・茨城・栃木の5県で生産された。

汚染された稲わらを使用した農家は170戸、
汚染した稲わらを与え、出荷した農家は130戸、
出荷された牛は2,965頭。

追跡調査で、
このうち31頭から
暫定規制値を超える放射性セシウムが検出された。
(7月27日まで)

↓のような分かりやすい表が出ており、

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これを組合員用に簡素にしたもの↓を添付。

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↓の流れ図も添付。

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現在、2,965頭について
汚染稲わらを与えたと思われる牛の肉を
個体識別番号により追跡調査。
(BSEのおとしだねが、こんなところで有効に働くとは)
該当する牛肉を卸した先に、
卸売業者から連絡が行きます。

ここで重要なのは、
その牛肉が汚染された牛肉と決まっているわけではないこと。
あくまで可能性があるとして調査対象になっているに過ぎません。
販売したとしても、
店には全く責任はありません。
仕入れや販売の段階で
汚染稲わらを食べたかどうかなど、
知らなかったのですから当然です。

組合から組合員に供給した牛肉の中にも、
汚染稲わらを給与された可能性があるとして
卸売業者から通知があったものが10頭ありました。
供給先24店に対して組合から直ちに連絡したところ、
20店から
「既に販売しており、在庫はない」
という連絡が入りました。
残りの4店からは未回答ですが、
かなり前(5月、6月)に供給したものですので、
既に商品はないと思われます。

2965頭のうち既に消費されたものを除外し、
肉が残っているものの検査結果が出て、
稲わらの調査は8月3日に終わります。
31頭、という現状を見ると、
意外に少ないのかもしれません。

まだ食べられずに肉が残っているもので、
検査の結果暫定規制値より高い牛肉は買い上げし、焼却。
市中に流れたもので
問題の牛肉はなくなり、
今後、各県からは
全頭検査や全戸検査を受けた後の
安全な牛肉しか出て来ませんので、
実質上の「安全宣言」になるのですが、
問題は消費者がそう受け取ってくれるかどうか。
マスコミもそう報道してくれるかどうか。

週刊誌によれば、
関東に引っ越して来るのをやめたり、
今結婚して、子供が出来たら危険、
というので破談になった人もいるそうですので、
消費者が合理的判断をしてくれるかどうか疑問です。


話変わって、
今回、「買い上げ」の話が出たので、
↓の本を読んでみました。

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アマゾンの古書で250円で買い求めた本。
電車の中で読んでいて、
「うお〜」
と思わず声を上げそうになりました。

事務局長が登場してきた。
実名で。

46ページ。
買い取り事業実施が決まった直後の2001年11月1日、
自民党本部で行われたBSE対策会議でのこと。
時の農水省食肉鶏卵課長に対して、
事務局長がした質問のやりとりが、次のように紹介されています。

事務局長「と畜証明書が不要になったことで、
この事業は何でもありになった。
輸入牛肉をはじめ
買い上げに該当しない肉が紛れ込む恐れがあるが、どう対処するのか」
食肉鶏卵課長「ちゃんと検査するから大丈夫」
事務局長「1万トンの牛肉を一人が1トン調べても
一万人が必要だ。
そんなことが可能なのか」
食肉鶏卵課長「・・・・」
事務局長「これはやはりおかしいと思いますよ」


(「事務局長」というところは、実名。)

不幸にして事務局長の予言は的中してしまい、
大量の嘘の肉が申請されて
何十億にも及ぶ補助金詐取事件になってしまったわけですが、
この会話は、
NHK特集でも言ったし、
裁判でも証言しました。

それが、まさかこんなところに書かれているとは。

ちょっと面白い経験でした。


話変わって、
↓は、今朝の産経新聞一面に掲載された賢人・曽野綾子さんのコラム。

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「私は現総理に会ったこともないので一般論になるが」
と断った上で、
「明らかに病変によるかなり深刻な人格変性が出てきたような政治家が現れた時」
と書かれているのが笑える。
菅さん、すっかり病人扱いです。
「人格変性」とは初めて聞きました。

曽野さんの文章に出て来る問題は、
わが組合は既に対処済みです。

一つは役員に定年制を導入したこと。
もしあの時していなければ、
今も超高齢の理事長が君臨していたのかもしれません。
事務局長の知っている団体では、
この間まで80歳以上の会長がいて、
理事会の議長さえ出来ない状態でした。

もう一つは、
わが組合では、
常務理事以上になると、一筆書いてもらいます
脳血管障害などで、
3カ月以上続けて
常務会に出席出来ない時は、
常務理事の職を解いていただいて構わない、
という内容。

これにより、脳梗塞で倒れた役員が
本人の判断は出来ず、
かといって家族に決断を迫るということも出来ずに、
1年以上放置されるという事態は回避することが出来るようになりました。

決めるべき時には、決めておかないといけません。









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