原発ゼロ社会?  

昨夜頑張ったので、
編集作業のAさんの次の作業が進み、
ぎりぎりの4時ちょっと過ぎに仕上がりました。
ほっと一息です。

放射性セシウムの問題は、
現在ぎりぎりのところまでの分を書いて入れましたが、
発行までの短い間に新たな展開があるかと、少し心配。

実際、11頭の牛を出荷した畜産農家以外でも、
高濃度の放射性セシウムを含む藁を
牛に与えた農家が、今日発覚
この農家からは4月以降、42頭が出荷され、
東京都や千葉県、仙台、横浜両市のと畜場で食肉処理されたといいます。
6月16日までに東京都へは13頭出荷。
これらの牛肉の流通先について、調査が進められており、
明日以降、マスコミは書き立てるに違いありません。

前回の11頭の放射能が1530〜3200ベクレルで、
放射能に詳しい学者によれば、
毎日この肉を1キロのステーキとして
1年間食べても健康には影響がないといいます。
この実例から見て、
食べても健康に影響が出るような放射能の量ではないと思いますが、
それを言ってもダメ。
それはBSEの時、
患者が出る確率は何億分の1、
と言ってもダメだったのと同じです。

「口に入るもの」
というのはそういう性質を持っており、
数字や理論を超えています。


最近、セリウムを契機として
このブログを訪れる方が増え、
その分コメントでの批判も増えていますが、
一つ誤解を解きたいのは、
我々は「肉は安全だ」を強弁するつもりはありません。
もちろん安全であってほしい、とは思っています。
私たちがお客様に販売する、大切な商品ですから。
しかし、今回のような、野外に置いてあった藁を牛に食べさせ、
結果として牛が内部被曝を受けたとなれば、
そのことを事実として認めていかなければなりません。

ただ、「風評」は別です。
今注視すべきなのは、
計画的避難区域と緊急時避難準備区域
内から出荷される牛であって、
「福島県産のものは、全て危険だ」
となれば、それは明らかに間違いです。
福島県は広く、
原発のある海岸部と内陸部を同じにはできません。

しかし、卸業者の方は、
大口の量販店や外食の卸先から
「福島県産は売れないから引き取ってくれ」
と言われています。
「東北3県はみんな駄目」と断られ、
最近は、「茨城も駄目」とまで言われました。
これは「風評」であり、その結果は「被害」となります。
私が「風評に惑わされてはならない」と言うのは、そういう意味です。

それは食肉だけでなく、野菜や魚にも及び、
人的にも福島からの移転者が学校に迎えられないなどという形があり、
これらの風評に踊らされてはならない、と思います。


しかし、わが組合員は謙虚であり、
けなげです。

先日も
5月30日と6月30日に
例の畜産農家から出荷した牛肉を
販売した店舗の店主がカメラの前で
「申し訳ない」と謝罪していましたが、
店主には何の落ち度も責任もありません。
それでも謝罪しなければならない
これが論理や理屈を超えたところです。


今日もあちこちから取材の電話が入りましたが、
今事務局長が言っているのは、
時間の経過を待つしかない、ということ。
福島原発の処理が終わり、
放射能汚染の心配がなくなり、
避難していた人々が家に帰るまで
これは続くでしょう。

放射能については、
どんなに説明されても分からない。
目に見えない、怖い、
が普通の感覚。
それには元凶である福島原発を封じ込めるしかありません。


今になって菅さんは、
「原発ゼロの社会」を言い始めました。
ゼロは理想ですが、
その間の様々な問題をぴょんと飛び越えてしまえば、
それは中学生並の論理でしかありません。

原発をなくせば、
他の電力生産手段が整うまでの間、
上から下まで高い電気料金を支払わなければなりません。
家庭のみならず、工場にまでその影響は及ぶので、
生産される商品は全て高騰します。
高い電気料金を逃れて、
工場の国外移転も始まります。
輸出力が低下して、
経済にも大影響が出ます。
もちろん雇用にも。

その大変化に耐える覚悟があるのか。
あるならやればいいが、
しかし、今の日本国民は、それにも耐えられないでしょう。


かつて事務局長はデンマークで、
あの平坦な土地に風力発電のプロペラの立ち並ぶ姿を見たことがあります。
デンマークでは原子力是か非かの国民投票を行い、
結果、原子力発電を否定して、風力を基礎とした。
それを国民投票で決めるなら、決めればいい。
しかし、定着するまで何年、何十年かかることは
覚悟しなければなりません。


いずれにせよ、100点満点の答はない。
ならば、当面の合格点に近い答を求めて、
今の原発の安全性の向上に努めていくしかないでしょう。

このたびわが国は、あまりに多くの犠牲を払って、
貴重な経験をしたのです。
その経験を生かして、
どう安全措置を二重三重にほどこした
方策を立てる
のを模索するのが現実的な道筋なので、
唐突に「原発ゼロの社会」などと言い出すのは、
延命作の一つ、と
子供でも見抜くでしょう。


ついに内閣支持率12.5%まで落ちました。
国民の8人に7人が「NO」と言っているのに、
なぜ内閣のメンバーは全員で辞表を菅さんに叩きつけないのか。
どうして民主党執行部は、
同様にして菅さんに辞表を提出しないのか。
民主党は大会を開いて、
菅さんの代表解任の動議を出さないのか。

裸の王様であることに、本人が気づかないならば、
全員で鏡を持って、王様を取り囲むしかない。

なのにそれができないとすれば、
彼らも共犯ということになる。
その勇気はないのか。
男気はないのか。
解散を恐れるのか。
「国民の皆さん、総選挙で我々を裁いて下さい。
民主党はみなさんの手で葬って下さって結構です
と言う勇気はないのか。
情けない人たちが多すぎる。


などと思いつつ、
何とか常務会〜新聞という連鎖を切り抜けましたが、
来週の座談会の準備を明日中にしなければなりません。
週末に行事を控えていますので。











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