大変な一週間  

困ったことになりました。
新たに発覚した42頭は
計画的避難区域や緊急時避難準備区域のものではなく、
福島原発からは60キロも離れた場所。
しかも、原因は
屋外に放置された稲藁。
農水省の指導は牧草についてはあったものの、
稲藁には徹底しておらず、
計画的避難区域や緊急時避難準備区域ではないのですから、
普通に流通してしまったのでしょう。

この問題では、
畜産農家を責められません。
知っていて食べさせ、
知っていて出荷したわけではないのですから。
誰も責められない。

ただ、
想定外のことが次々と起き、
今までブログに書いたことも
訂正しなければなりません。
申し訳ありませんでした。

「福島県産のものは、全て危険だ」というのは、誤りですが、
安全と言い切るのも気が早すぎと思います。
なぜなら、セシウム検出の牛の福島県浅川町は、緊急避難区域外ですよ。


というコメントを記入された方の言うとおりです。

今までたくさん人々が、
「食べることが支援になる」と言って、
福島県産の野菜を買い求め、
福島産牛肉も食べてきました。

昨日と今日、全肉連は
大井競馬場で
福島産牛肉を食べていただくイベントさえやっています。
沢山のお客さんが食べてくれています。
(提供した牛はこの42頭ではなく、
また、肉そのものも検査済みです。
念のため。)

こうした努力はどこにいくのか。

福島県は各畜産農家ごとに
枝肉を検査して、
合格になった農家のもの以外は出荷しないという措置をするそうですが、
しかし、
稲藁が感染源だとすれば、
それが周辺県に拡大していかないという保証はありません。
稲藁が県境で検門されるわけではないのです。


今朝も市場では緊急会議
中には、
6頭の問題は片づいたので、
久しぶりにフットネスクラブで汗を流し、
ロッカールームに戻ったら、
携帯に着信が何件も入っていて、
あわててあちこちに指示を出し、
今朝も早朝からやって来た方もいました。

既にと畜場まで来ている福島産牛をどうするか、
今後どうするか、
保管している11頭をどうするか、等、
詳しくは書けませんが、
大変な問題もあるようです。

とりあえず、
今判明している42頭については、
卸売の方から小売店への追跡をしなければなりません。
東京に来たのは13頭ですが、
ことはそれほど簡単ではなく、
他県から枝肉の形で搬入したものが8頭あり、
各卸売の方は横浜や千葉でと畜したものを仕入れており、
牛肉の流通は複雑です。

42頭分の個体識別番号に基づき、
各卸売の方から小売や量販店、外食に連絡し、
保管または回収することになりました。

組合でも相当数の牛肉を共同購入していますが、
個体識別番号で調べたところ、
該当の牛肉はなし。
ちょっとほっとしました。

個体識別番号は、
10年前のBSEの置土産ですが、
今考えてみると、
あの時導入しておいてよかった
ということになります。

組合員からも
自分の家の牛肉を調べてほしい旨の連絡もあり、
結果はシロ。
こういうところで役立っています。


新聞は夕方届き、これで終了。

考えてみれば、今週は大変な一週間でした。
月曜日の6頭問題の早朝会議から始まり、
金曜日の42頭の問題まで、
放射性セシウムは、
一週間、通奏低音のように
心の中に響きわたっていました。

その間に常務会をし、
新聞の編集をし。
組合年金の決着も今週でした。
38年の歴史の幕引きは、
実にスムーズにいき、恐ろしいくらい。

夜、事務所を出て、
駅に向かう途中、
どっと疲れが出ました。

家に帰って
毎週見ている「デスパレートな妻たち」を観ながら船をこぎ、
そのまま寝てしまいました。
ブログの更新が遅れたのは、
そのためです。
朝一番でこのブログを読んだ方、すみませんでした。


原発ゼロ社会?  

昨夜頑張ったので、
編集作業のAさんの次の作業が進み、
ぎりぎりの4時ちょっと過ぎに仕上がりました。
ほっと一息です。

放射性セシウムの問題は、
現在ぎりぎりのところまでの分を書いて入れましたが、
発行までの短い間に新たな展開があるかと、少し心配。

実際、11頭の牛を出荷した畜産農家以外でも、
高濃度の放射性セシウムを含む藁を
牛に与えた農家が、今日発覚
この農家からは4月以降、42頭が出荷され、
東京都や千葉県、仙台、横浜両市のと畜場で食肉処理されたといいます。
6月16日までに東京都へは13頭出荷。
これらの牛肉の流通先について、調査が進められており、
明日以降、マスコミは書き立てるに違いありません。

前回の11頭の放射能が1530〜3200ベクレルで、
放射能に詳しい学者によれば、
毎日この肉を1キロのステーキとして
1年間食べても健康には影響がないといいます。
この実例から見て、
食べても健康に影響が出るような放射能の量ではないと思いますが、
それを言ってもダメ。
それはBSEの時、
患者が出る確率は何億分の1、
と言ってもダメだったのと同じです。

「口に入るもの」
というのはそういう性質を持っており、
数字や理論を超えています。


最近、セリウムを契機として
このブログを訪れる方が増え、
その分コメントでの批判も増えていますが、
一つ誤解を解きたいのは、
我々は「肉は安全だ」を強弁するつもりはありません。
もちろん安全であってほしい、とは思っています。
私たちがお客様に販売する、大切な商品ですから。
しかし、今回のような、野外に置いてあった藁を牛に食べさせ、
結果として牛が内部被曝を受けたとなれば、
そのことを事実として認めていかなければなりません。

ただ、「風評」は別です。
今注視すべきなのは、
計画的避難区域と緊急時避難準備区域
内から出荷される牛であって、
「福島県産のものは、全て危険だ」
となれば、それは明らかに間違いです。
福島県は広く、
原発のある海岸部と内陸部を同じにはできません。

しかし、卸業者の方は、
大口の量販店や外食の卸先から
「福島県産は売れないから引き取ってくれ」
と言われています。
「東北3県はみんな駄目」と断られ、
最近は、「茨城も駄目」とまで言われました。
これは「風評」であり、その結果は「被害」となります。
私が「風評に惑わされてはならない」と言うのは、そういう意味です。

それは食肉だけでなく、野菜や魚にも及び、
人的にも福島からの移転者が学校に迎えられないなどという形があり、
これらの風評に踊らされてはならない、と思います。


しかし、わが組合員は謙虚であり、
けなげです。

先日も
5月30日と6月30日に
例の畜産農家から出荷した牛肉を
販売した店舗の店主がカメラの前で
「申し訳ない」と謝罪していましたが、
店主には何の落ち度も責任もありません。
それでも謝罪しなければならない
これが論理や理屈を超えたところです。


今日もあちこちから取材の電話が入りましたが、
今事務局長が言っているのは、
時間の経過を待つしかない、ということ。
福島原発の処理が終わり、
放射能汚染の心配がなくなり、
避難していた人々が家に帰るまで
これは続くでしょう。

放射能については、
どんなに説明されても分からない。
目に見えない、怖い、
が普通の感覚。
それには元凶である福島原発を封じ込めるしかありません。


今になって菅さんは、
「原発ゼロの社会」を言い始めました。
ゼロは理想ですが、
その間の様々な問題をぴょんと飛び越えてしまえば、
それは中学生並の論理でしかありません。

原発をなくせば、
他の電力生産手段が整うまでの間、
上から下まで高い電気料金を支払わなければなりません。
家庭のみならず、工場にまでその影響は及ぶので、
生産される商品は全て高騰します。
高い電気料金を逃れて、
工場の国外移転も始まります。
輸出力が低下して、
経済にも大影響が出ます。
もちろん雇用にも。

その大変化に耐える覚悟があるのか。
あるならやればいいが、
しかし、今の日本国民は、それにも耐えられないでしょう。


かつて事務局長はデンマークで、
あの平坦な土地に風力発電のプロペラの立ち並ぶ姿を見たことがあります。
デンマークでは原子力是か非かの国民投票を行い、
結果、原子力発電を否定して、風力を基礎とした。
それを国民投票で決めるなら、決めればいい。
しかし、定着するまで何年、何十年かかることは
覚悟しなければなりません。


いずれにせよ、100点満点の答はない。
ならば、当面の合格点に近い答を求めて、
今の原発の安全性の向上に努めていくしかないでしょう。

このたびわが国は、あまりに多くの犠牲を払って、
貴重な経験をしたのです。
その経験を生かして、
どう安全措置を二重三重にほどこした
方策を立てる
のを模索するのが現実的な道筋なので、
唐突に「原発ゼロの社会」などと言い出すのは、
延命作の一つ、と
子供でも見抜くでしょう。


ついに内閣支持率12.5%まで落ちました。
国民の8人に7人が「NO」と言っているのに、
なぜ内閣のメンバーは全員で辞表を菅さんに叩きつけないのか。
どうして民主党執行部は、
同様にして菅さんに辞表を提出しないのか。
民主党は大会を開いて、
菅さんの代表解任の動議を出さないのか。

裸の王様であることに、本人が気づかないならば、
全員で鏡を持って、王様を取り囲むしかない。

なのにそれができないとすれば、
彼らも共犯ということになる。
その勇気はないのか。
男気はないのか。
解散を恐れるのか。
「国民の皆さん、総選挙で我々を裁いて下さい。
民主党はみなさんの手で葬って下さって結構です
と言う勇気はないのか。
情けない人たちが多すぎる。


などと思いつつ、
何とか常務会〜新聞という連鎖を切り抜けましたが、
来週の座談会の準備を明日中にしなければなりません。
週末に行事を控えていますので。








常務会  

今日は定例の常務会。
いつもは上旬なのに中旬になったのは、
会議室が取れなかったからです。

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いつもと様子が違うのは、
始める前に、
経済産業省・資源エネルギー省委託の
節電サポート事務局による、
節電についての説明。

それが終わってからの会議となりましたが、
内容が多岐にわたったせいか、
3時半までかかりました。
最近では珍しい。

内容は

新年賀詞懇親会の内容、特にゲスト歌手の決定
慶弔規程の改正
惣菜・弁当講習会
お肉応援隊の活動への支援
「焼肉の日」の実施
組合年金の終結
放射性セシウムの問題


などなど。
歌手の候補者の歌をCDで聞かせましたが、
BOSEのスピーカーの力のある音は、
隣室にも聞こえたはず。
隣で会議をしていた人は、
何だと思ったでしょうか。

結果、今度は男女各1人ずつの歌手となりました。

この方と

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この方。

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組合年金は、
4年前に終結を決めた時は、
補てん額は5百万ほどと思いましたが、
結果は230万円ほどで終わりました。

年金の加入者には、
本日着金しているはずですが、
最高受け取る方は2500万円ほど。
奥様もそれに近く、
お二人で5000万円ほど受け取ります。
その方が誰かは事務局は守秘義務がありますが、
なぜかみんな知っている、という不思議。
どうやら本人が吹聴しているらしい。

放射線セシウムの件は、
事務局長の出番でした。


一昨日、12時を回っての帰宅となりましたが、
今日も同じ。
原因は、明らかで、
常務会と新聞の締め切りが近いとこうなります。
泊まりを覚悟しましたので、
帰れただけでよしとすべきでしょう。


セシウムと三田製麺所  

昨夜はとうとう12時を回ってからの帰宅となりました。
セシウム問題で、
組合員に対する文書を書いていたためです。

その文書は、理事長と担当部長の承認を得て、
全支部長と全理事にFAX

この問題の組合員からの反応は意外と少ないですが、
仮に福島産の牛肉の在庫を抱えている店舗も
量が少ないためかなんとかしのいでいるようです。

むしろ量の多い卸売の方の方が大変なようで、
今日の緊急会議でも
卸売団体の方から、
量販店や外食に納めたものが、
「売れないから引き取れ」
と言われて困っているようです。
大手からは「東北のものは全部ダメ」
と言われているそうです。

一度買い上げたものを
売れないから引き取れ、はないと思いますが。
しかも、そんな理由では、
風評に踊らされていることになってしまいます。

こういう会議に出ていると、
常に10年前のBSEの悪夢が頭をかすめますが、
あの時に組合員のお店での牛肉の売り上げが
マイナス90%にまで落ち込んだような
被害は出ていません。
違いは、
あの時は、全牛が対象だったが、今回は特定の地域のもの
という点があるようです。

しかし、あの時は、
「病気の原因物質であるプリオンは肉には存在しない」
という、最後の防衛線があったのに対して、
今回は、現実に肉の中から放射性物質が検出された、
ということが辛い。
しかも、それが畜産農家の行為、という
人的要素がからんでいる点で、
今後も拡大の要因を含んでいる点が違います。

今後、該当地域や福島県全体での「全頭検査」にまで発展すれば、
証明書の問題や
証明書のない肉(全頭検査以前の肉)の在庫はどうする、
引き取ってくれるのか、
燃やすのかという、
10年前の問題の再現になりかねません。

問題の畜産農家から出荷された牛肉は既に販売されて
人の口に入っており、
残った肉からも規制値を超える放射性セシウムが発見されているのも
前より進んでいます。

救いの綱は、
現在の放射線量では、
仮に食べても健康に被害が出るような量ではない
(毎日1キロのステーキを1年間食べ続けても、
健康には影響がない)
ことですが、
しかし、理屈ではそうでも
口に入るものは理屈を超えています

今後、じわじわと
牛肉の消費にも影響が出てくるでしょうし、
口蹄疫に続くこの事態に、
畜産農家の疲弊も大きい。
まだまだ先が見えません。


ところで、昨日、ブログのアクセス数を調べてびっくり。
震災の時の「浦安」「液状化」でアクセス数が増えた時を超えた
新記録となりました。

検索ワードを調べると、
セシウム、牛肉のセシウム、放射能、放射線量、牛肉の放射線量、
福島、牛、南相馬、東京食肉市場、畜産農家、汚染牛

などの言葉が並び、
ほとんどが初めてこのブログを訪れた方。
一般の関心の高さが分かります。

テレビを見ると、
放射能問題を考える消費者グループの全国団体のイベントも行われており、
安全に対する恐怖心を抱く人々の声を聞くと、
恐怖ほど人を駆り立てるものはないので、
乗り越えるのは困難だという気がします。

自分の住んでいるところ、
自分の食べているものに
不安を抱きたい人がいる一方、
レディ・ガガのように、
その日本にわざわざ来てくれる人もいるわけで、
人間は千差万別です。


明日の常務会へ向けて、
今日も残業でしたが、
家ではもう夕食を済ませたそうなので、
帰宅途中、逆方向の五反田に向かい、
評判のラーメン店へ。

金曜日深夜にやっている
「お願い! ランキング」という番組に
「地元民が選ぶ 本当に美味しいラーメン店が知りたい」というコーナーがあり、
雑誌で紹介される有名ラーメン店を
地元の人が美味しいと思っているとは限らないので、
5年以上在住・在勤の200名に路上アンケートを取り、
地元民がお勧めする
ラーメン店ランキングを作成、
そのベスト5を
お笑いタレントが、食べて、
全部を間違いなく当てれば賞金10万円をゲット、
当たらないと、
今度はベスト5を当てるまで、
延々とお店を訪ねてラーメンを食べ続けなければならない、
という、「お試しかっ!」という番組のスピンオフ企画。

先日、上野に行った際「珍々亭」を訪ねたのも、
そのベスト5のお店だからで、
今日はその五反田編で見た、ベスト1の店に。

ちなみに、事務局長は、
無類のラーメン好きで、
全国どこに行っても、ご当地ラーメンを食べるという人。
昔、実家が食堂をやっていた時代には、
子供ながら自分でラーメンを作って食べていました。
今も家では自分で作ります。
事務局長の作る野菜ラーメンが一番美味しいと、
カミさんと娘はおだてます。

五反田駅から5分、
組合員のお店の近くの
「三田製麺所」という珍しい名前のお店です。

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並・中・大が同じ値段というのも面白い。

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具が追加注文でき、
↓これは「三田盛り」というセット。300円。

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出て来たのがこれ↓。

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う〜ん、これはうどんではないか。

で、初めて気づきましたが、
「つけ麺」とは書いてあるが、
「ラーメン」とはどこにも書いてない。
ラーメンと思うからいけないのだ、
と思って食べましたが、

う〜ん。

魚粉を交えた、濃い味スープ。
事務局長の口には合いません。
あとで薄め湯を入れると、
そこそこの味にはなりましたが、
全体は、
ラーメンをすする時のあの爽快感がない。
おっと、ラーメンと思ってはいけないのか。

地元民の方には悪いですが、
ちょっとがっかり。
あまりに多量の炭水化物を摂取したという後悔を後に、
五反田を後にしました。


セシウム、セシウム  

セシウムに振り回された一日でした。

まず、朝9時半から、
食肉市場の各団体の実務者が集まっての緊急会議
芹田理事長にも出席していただきました。

場長が本局と協議して帰るのを待って、
夕方5時から再び会議。
会議は深刻で、
10年前のBSEの時を見ているような既視感が。

あの時は、BSEが芝浦から出ることだけは阻止しました。
疑いのある牛が出た時、
マスコミの攻撃は凄まじく、
その直後、
精肉店店頭で
牛の売上が1割にまで落ち込む事態が起きました。

口蹄疫の時も、
この市場の中に口蹄疫を持ち込まぬよう、
消毒液マットを市場の入口に敷いての努力。
あの時、
もし口蹄疫にかかった豚が芝浦で1頭でも出たら大変なことになっていたと思います。

そして、今回、
汚染された牛が、現実に芝浦に
福島県では、外皮の計測はしていたのに。
肉には届かない、無意味な検査。
知らないうちに、芝浦まで汚染牛は来て、
検査で明らかに。

会議では、
東京食肉市場の信頼性が大きく揺らいでしまった、と嘆きが出ました。
「芝浦ブランド」を作って、
芝浦の肉は安全だと訴えてきたのに。
中には、芝浦の肉を回避したい、
という動きがあるそうです。

昨日のブログに書いたとおり、
事務局長、今度のセシウム問題については、深刻でした。
牛肉安全の柱、
@屋内で飼育
A餌は配合飼料
B水は水道水

の3点を守ってなお、
どうして牛の肉にセシウムが?

どんなに理論理屈に走っても、
一つの具体的反証があれば、
全ては崩れてしまいます。

組合のホームページにも、
前に事務局長が書いた「牛肉は安全」の文章について、
「訂正せよ」というお叱りの書き込みがありました。
はじめ「撤回せよ」と読んでしまい、
現実に肉に放射性物質が出て来たのですから、
撤回しなけりゃいけないよな、と覚悟していました。

         
夕刻になって分かったのが、
原因は
しかも、昨年10月に収穫し、屋外に保管してあった稲藁で、
牛に与えないように指導されていたにもかかわらず、
他の配合飼料と共に供与していたといいます。
誰が考えても危険性のある行為をした
この畜産農家の責任は重大です。
おかげで、
真面目に飼育している人たちまでもが疑われています。
実際、同地域から同時期に出荷された他の畜産農家の牛は
横浜で検査の結果、全くセシウムが検出されていませんでした。

従って、今回の問題は、
この畜産農家の不届きな行為によるもので、
屋内で配合飼料と水道水または井戸水を与えている限り、
牛肉そのものの安全性は確保されている
と、ちょっと胸をなで下ろしました。                
それでも「不届きな人」が他にいる可能性は否定できません。
人間は利益のためなら、何でもしますから。


明日は、組合員に対して、
状況を説明する文書を出さなければなりません。
現段階の「まとめ」です。

1.通常、緊急時避難準備区域から出荷される牛は、
外皮の放射線量を県が検査しており、
その検査では問題がありませんでした。

2.東京食肉市場では、
厚生労働省の指示によりサンプリング検査をしており、
その過程で1頭から暫定規制値(1キロ当たり500ベクレル)
を超えるセシウムが検出されたため、
同じ畜産農家が出荷した他の10頭の首の肉を検査したところ、
その全てから1530〜3200ベクレルの
放射性セシウムが検出されました。

3.問題の牛は、
ある1軒の畜産農家から出荷されたもので、
同地域から出荷された他の畜産農家の牛は検査の結果、
全くセシウムが検出されていませんでした。

4.福島県がこの畜産農家の餌や水を検査したところ、
配合資料や水(井戸水)からはセシウムは検出されず、
餌の藁から75000ベクレルという
高い数値の放射性セシウムが検出されました。

5.この藁は、昨年10月に収穫し、
屋外に保管してあった稲藁で、
牛に与えないように指導されていたにもかかわらず、
他の配合飼料と共に供与されていたものです。
誰が考えても危険性のある行為をした
この畜産農家の責任は重大です。

6.従って、今回の問題は、
この畜産農家の不届きな行為によるもので、
屋内で配合飼料と水道水または井戸水を与えている限り、
牛の被曝はあり得ず、
牛肉そのものの安全性は確保されているものです。

7.しかし、そうは言っても、
現実に食肉から放射性物質が発見された事実は重く、
特に、大消費地東京の食肉市場で、
汚染された牛肉が発見されたことは、
東京食肉市場の信頼性を大きく揺り動かすものとなっており、
福島県産牛肉のセリ価格の暴落のみならず、
他の和牛の価格にまで影響し、
東京食肉市場で処理される牛肉が忌避されるなどの、
ゆゆしき事態も起こっています。

8.東京食肉市場は、
緊急会議を開いて検討し、
今後、福島県全域からの出荷に当たっては、
生産者ごとにサンプリング調査を行い、
規制値以下であることを確認した上で出荷するように
国と福島県に要望しました。

9.これに呼応して、農林水産省は、
計画的避難区域及び緊急時避難準備区域内の全ての飼養農家について、牛肉のモニタリング検査を行い、
暫定規制値を下回った農家に限って
食肉用の牛の出荷を認めることを決定しました。
従って、
規制値をクリアしない畜産農家からの出荷は止まります。
また、福島県は
計画的避難区域及び緊急時避難準備区域から出荷する牛は
全頭検査することを決めました。

10. なお、問題の畜産農家から出荷し、
5月30日と6月30日にと畜された
他の牛の肉の追跡調査は終わっており、
現存する牛肉は全て確保されています。

11.東京食肉市場における
計画的避難区域及び緊急時避難準備区域から出荷した牛の
と畜は12日はありません。
13日以降は、上記9.の決定に従い、出荷の抑制がされます。

12.組合では、
福島県産の牛肉を扱う場合は、
必ず個体識別番号で生産履歴を追跡し、
計画的避難区域及び緊急時避難準備区域で
飼育された牛でないことを確認してから提供しています。

13.このように、今回の事態を受けて、
安全性を確保するための体制は万全に整えられておりますので、
消費者に安心を呼びかけ、
風評に惑わされないよう説明して下さるよう、お願い申し上げます。






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