節電試行と少女の手紙  

節電トライアウト2日目

真夏のような日差しで35度になり、
心配しましたが、
10時が使用できる電力の89%、
11時が88%、12時が82%。
本日の最大電力は6584kw、
使用できる電力の89%でした。

室温は28度近くにまで上昇しましたが、
みんなで我慢し、
換気吹き出し口の風向きを調整し、
小型扇風機を回してしのぎました。

本当に、こういう時、
日本人は団結し、
それぞれのなすべき責任を果たそうとする
素晴らしい国民だと思います。


週刊新潮の斉藤由香さんの連載に、
感動的な話が紹介されています。


救援活動中の陸上自衛隊の隊員のところに
女の子が来て、
恥ずかしそうに「はい、これ」と封書を渡し立ち去った。
動物のイラストが描かれた便箋には、
こう書かれていた。

「つなみのせいで、
大川小学校のわたしの、
おともだちがみんな、
しんでしまいました。
でも、じえいたいさんががんばってくれているので、
わたしもがんばります。
日本をたすけてください。
いつもおうえんしています。
じえいたいさんありがとう」


手紙はコピーされて
現地で活動する隊員に配られ、
多くの隊員が財布などに入れて
持ち歩いているという。
どれくらい自衛隊の人々を力づけたか分からない。

どんなに政治家が愚かでも、
お役所がどんなに役に立たなかろうと、
こうした末端の人々が
日本という国を支えているのだとよく分かる。

仙谷由人という政治家は、
官房副長官に復帰した時、
官僚を集めて、
「被災地のためになることなら、
何でもやれ、
金と法律は後からついて来る」
と言ったという。
今、日本の政治家に欠けているものは、
こうした胆力だ。

嫌いな政治家だが、
本当なら次期総理も狙える立場にいた、と思う。

しかし、彼は、
「自衛隊は暴力装置」
というあの一言で、
決して総理になれない立場に陥った。

世界と国の成り立ちをどう見ているかという
重大な問題について、
旧社会党時代の古ぼけたドグマに
今だに染まっていることを露呈してしまったのだ。

しかし、根本は思想ではない。
日頃、人の努力をどう見ているか、
他人の汗にどう感謝しているかという、
人間への眼差しに帰結する。

65歳の当選6回の実力政治家のものを見る目は、
一人の小学生の純な目にかなわなかったのである。





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