総代会準備と『神々と男たち』  

総代会に向けての準備を
ぐんぐんと進めています。
来週には印刷物関係を揃えてしまいます。                     

順調に進んでいるため、
今日は映画を。


〔映画紹介〕

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前から観る気でいた作品ですが、
3・11以来、映画を観る気が起こらず、
忘れてしまい、
メールで勧めてくれた人がいて、
思い出しました。


1996年にアルジェリアで起きた
フランス人修道士の誘拐・殺害事件を題材にした実話の映画化。

アルジェリアのある村で、
カトリックの修道士たちが共同生活を送っていた。
イスラム社会に溶け込み、
お互いに尊敬しあい、共存していた。
しかし、アルジェリア内戦により
イスラム原理主義者らのテロが始まり、
身の危険を覚えた修道士たちは、
帰国命令に従うか、
軍隊に守ってもらって暮らすか、
それとも信仰の基本姿勢のまま、
その任地に留まるかの決断を迫られる。
それは一人一人の存在証明に関わる重大な問いだった・・・

ほぼ全編修道院を舞台に
9人の修道士の人間的苦悩が描かれる。
緊張感の張りつめた、
素晴らしい人間ドラマだ。

事務局長はプロテスタントよりもカソリックについつい惹かれてしまうが、
それは神父や修道士の生き方に打たれるからだ。
普通の人生を捨て去って、
神の指し示す任地に黙って赴き、
清貧に甘んじる生活。
妻子を持つことも放棄したその暮らしは
結婚して家庭を持ち、
子育てや環境に埋没しながら生きる
プロテスタントの牧師たちより遥かに潔く、
峻厳な美しさに満ちている。

アフリカ伝道の本を読んだことがあるが、
修道会は修道士を送り出す時、
「あらゆる報いを求めてはならない」
と言って送り出すという。
伝道の実績さえ得られず、
任地に赴いた瞬間に惨殺された司祭たちも沢山いる。
名前さえも覚えられずに、
命を落とし、
未開の土地に埋もれていった人々。
その生き方にはもはや言葉もない。

映画の中で、
結局任地に留まった修道士たちが
テロの恐怖に怯えながら、
日々の祈祷と儀式の生活をしている姿は
やはり美しい。
その生活がていねいに描かれている。

そして、
音楽を聞きながら、
最後の晩餐をする時の
男たちの分かり合えた者同士の笑顔の素晴らしさ。
究極の価値に目覚めて生活する人たちの姿に
魂を揺り動かされる
揺れて揺れて液状化して、
涙があふれる。

事務局長は
二十歳前後に宗教の本質に触れてしまい、
そのような暮らしをしてみたいと思ったことがあったが、
いろいろなものを捨てられず、
今は世俗にどっぷり浸かって生きている。
それでいいのか、いけないのか。
人それぞれでいいとは思うが、
やはりこういう映画を観ると、
心の奥底にあるものがうずき始める。

このような心が震える経験は、
「白バラの祈り ゾフィー・ショル、最期の日々」↓を観て以来。

http://star.ap.teacup.com/applet/shokuniku/20060814/archive


難しい映画だが、
映画館は結構客が入っていた。

2010年カンヌ映画祭グランプリ受賞作。

5段階評価の「5」。






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