映画を3本  

今日は、来週の会議3本連続に備えて英気を養うために、映画を3本。
朝11時から夕方6時まで、
舞浜の映画館を出たり入ったり、
上に行ったり下に行ったりで忙しい。
前の映画のエンドクレジットの最中に抜け出して、
一旦外に出、
次の映画の予告編の最中に入る、
などという離れ業も。

1本目は、「ヒアアフター」

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ヒアアフターとは、死後の世界、あの世のこと。

東南アジアで津波に巻き込まれて
臨死体験をしたジャーナリストの女性、
双子の兄を交通事故で失い 
分身である兄への想いを断ち切れない弟、
死者と交流出来る特殊能力を「呪い」と感じて苦しむ霊能者、
パリ、ロンドン、サンフランシスコで
三者三様に苦悩する三人の男女が、
ある場所で交叉し、
再生していく話。

80歳になるクリント・イーストウッド
どういう意図でこの作品を作ったのか興味津々だが、
話そのものは弾まない。
もどかしい。
今までもさんざん扱われたテーマで、
特に目新しい斬新さはない。

冒頭の津波のシーンは迫力があり、
釜山が津波に襲われる韓国映画「TSUNAMI」とは、
監督のセンスが違うと、これほど違う映像になるという見本のようなもの。

だが、それ以外のことではそれほどめぼしい収穫はなかった。
音楽もイーストウッドが担当しており、
一耳(?)でそれは分かるが、マンネリなので、
そろそろ他の人に任せたらどうか。

5段階評価の「3」。


次は、「あしたのジョー」

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かの有名な漫画の実写映画化。
実は事務局長はこの漫画をリアルタイムに読んでおり、
最終回が掲載された1973年5月13日号の「少年マガジン」は、
喫茶店ではなく、買って読んだ。
同じ経験は、その数年前の「巨人の星」でもしている。
青春時代に深く関わるものの実写化なので、
少々危惧して観たが、
これが意外に良かった

昔から潜水艦映画と拳闘映画はハズレなしというのが決まりだが、
ボクシングシーンがなかなかいい。
撮影が健闘。
役者が肉体改造して臨んでおり、リアリティもある。
特に、力石徹を演じた伊勢谷友介は、
漫画を読んだ世代のイメージを損なっていない。
丹下段平を演じた香川照之は、
一目で「わっ、段平だ」と分かる素晴らしさ。
竹中直人がやらなくてよかった。

当時のドヤ街の雰囲気もよく出ており、
余分な部分を削ぎ落として、
力石との天才同士の闘いに絞った脚本もよくまとまっている。
ボクシングに門外漢の事務局長でも、
クロスカウンターについては、
この漫画で知った。
その部分も分かりやすい。

最後の試合にドヤ街の人は来ない方がいいし、
子供も出さない方が賢明。

伝説の作品の高い峰に挑戦して、
やり遂げたスタッフに拍手。

5段階評価の「4」。


最後は、「ザ・タウン」

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俳優としては、盟友マット・デイモン(「ヒアアフター」で主演)に
すっかり水をあけられた感のあるベン・アフレック↑だが、
監督としては才能があるようで、
2作目のこの作品で、
演出力を見せつけた。

ボストン北東部にあるチャールズタウンが舞台で、
この街はアメリカで最も銀行強盗、現金輸送車強盗が多い町なのだそうだ。
その町で強盗を生業してしている若者たちの話。
強盗のプロだから、実に手際がよく、
証拠隠滅から何から見事な手口。

その際、包囲された時のための人質として拉致した支店長の女性に、
主人公が恋をしてしまう。
目隠しされていた支店長が、
あの時の犯人であることに
いつ気づくかのサスペンス。
一緒にこの町を逃げ出したいという気持ちで、
最後に挑んだ強盗での警官との銃撃戦。
息をつかせない緊迫感でドラマが進行する。

観て感動するとか、爽快になるとかいう映画ではないが、
畳みかける描写に、
巻き込まれて時間を忘れる。

仲間の一人を演じたジェレミー・レナーが抜群にいい、
と思ったら、
やはりアカデミー賞の助演男優賞にノミネートされていた。

ベン・アフレック、
良い題材に出会った時、
やがてアカデミー賞監督賞も夢ではないだろう。

5段階評価の「4」。






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