落ち着きと『トイ・ストーリー3』  

選挙も終わり、新聞も終わり、
しばしの落ち着きの中にいます。
それで、机の上に出来つつある「地層」を少し整理。
「そういえば、あの時、ああいうことがあったな」
という感情を発掘しながら、地層がなくなっていきます。

しかし、
ミニ支部長会はまだ続いているし
(今度は連休に2連発 ! )
その後のまとめと座談会、
同時進行で名鑑、
その途中で表示の講習会を
受講側と講師側で2回、
などなど。

それでも今日は夕方から映画を観る時間が出来て、ありがたい。
作品は、↓。

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人形たちが
人間の見ていないところでは、
動き、しゃべり、活動しているという
卓抜なアイデアを
CG技術の進歩と連動させて
アニメの進化の究極の必然形として示したこのシリーズ。

ただし、その技術に頼るのではなく、
映画の面白さは
ストーリー (脚本) であり、
キャラクター (役者) であり、
動き (演技) であり、
感情 (を高揚させる技術) であるという基本を
しっかり押さえた作品作りが、憎いくらいに結晶している。

練りに練られた脚本は
素晴らしくスピーディーな展開で一瞬の遅滞もない。
おなじみのキャラクターたちは、
それぞれの見せ場が用意されて、生きている。
(最後のところの救出手段は、
第1作から続く伏線。
そのためのほのめかしが
しっかり織り込まれている。
シナリオ会議で、一体誰がアイデアを出したのか)

ハラハラドキドキの中で
随所で笑わせ、
次々と意表をつく場面が続出する。
そして、最後のあの泣かせる場面。
大の大人が
アニメで涙を流す
など、
恥ずかしくて人には言えないが、
この映画を見て、
泣けない人がいたとすれば、
随分かわいそうなことだと同情する。

根底にあるのは、
おもちゃというものは、
子供の成長と共に捨てられるのだという
どうしようもない宿命。
あんなに遊んでくれたご主人様が、
次第に触ってくれなくなり、
最後は忘れられてしまうのを、
ご主人様の成長として喜ばなければならない、
というおもちゃたちのアイロニー。

そこには様々な人生の皮肉が二重重ねになって見えて来る。

このシリーズの素晴らしいところは、
こうした奥行きの深さで、
子供向きを越えた、
大人の心までも掴むエネルギーを持っているところだ。
そして、その背後には、
「友情」や「勇気」「自己犠牲」などの
忘れてしまった言葉が
輝かしい光を投げかけていることだ。

慢性睡眠不足の事務局長であるが、
一瞬も眠くならず画面に惹きつけられ、
時の経過を忘れて没頭し、
ハラハラし、笑わされ、泣かされ、
最後には何とも言えない幸福感が包む。
人生の憂さも
仕事の過酷さも
人間関係の煩わしさも
忘れさせてくれる2時間というのは、
まさに娯楽の本道であり、
映像の魔術

「ファインディング・ニモ」を越えた
ピクサーの最高傑作
観るべし。

5段階評価の「5」


そういえば、
事務局長の高校時代の愛読書、
「くまのプーさん」の最後も、

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成長して疎遠になっていく
クリストファー・ロビンとの
別れのシーンでしたな。
御存知の方は知っているとおり、
事務局長のハンドルネームは
「浦安のプーさん」です。





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