選挙は人間喜劇  

新聞の編集が終わり、
高校時代に中間テストや期末テストが終わった後のような
平安が訪れています。
いつもより早く事務所を出ると、
外は明るい。
こんな時間に帰ることは久しぶりなので、
そうか、世の中はこんなに明るかったのか、
と妙な感動を覚えたりします。

高校時代ですと、
テストの後は映画、
と決まっていましたが、
今日観ても絶対寝てしまうので、帰宅。
ゆっくりすごしました。
観たい映画が4本ほどあり、
今週末には興味津々の映画が3本公開されるので、
どれだけ観ることが出来るか・・・


選挙の結果もすこしずつ落ち着き、
ブルーな気分も遠のいていきつつありますが、
今日はある団体の事務担当者と衝突
一つの問題で質問攻めにしたら、
突然相手がキレた
質問にちゃんとした答えをしないから、
次々と角度を変えて質問、
しかも本筋が全く見えていないようなので、
問題を整理してあげながら質問したのに、
そのスピードについてこれなかったようです。
キレた後は、言い訳と責任逃ればかり。
そういう態度を取るなら、
今後この人とは口をきかなければいいわけで、
簡単ですが、
こうして事務局長は、またも敵を増やしました。

この間、このブログのアクセス数が異常に増えました。
解析してみると、
選挙がらみの言葉で検索してきた人が相当数。
ピークは開票翌日の月曜日で、
ようやく今日は落ち着いてきました。

選挙の後というのは人間喜劇で、
事務局長はいつも
ある小説とテレビドラマを思い出します。
前にブログに書いたような気がしたので、
検索にかけてみたら、
やはり3年前の参議院議員選挙の時、
書いていましたね。
以下に再録します。


☆☆ 再録 ☆☆

菊地寛に「入れ札」という作品があります。
(以下、題名も含め、うろ覚えなので、
間違っていたら、ご容赦)

追われ追われて来た国定忠治が
このままでは逃走に不便なので、
少人数にすることを決定。
本当は連れて行きたい意中の子分はいるのですが、
古参の子分に配慮して、卑怯にも投票を提案。

その時、実力不足で後輩に追い越されていた
一番古参の子分は恐慌をきたす。
きっと、みんなはあいつとあいつを選ぶだろう。
しかし、自分も選ばれたい。
懊悩していると、
一人の後輩が来て、
「親分のやり方はおかしい。
俺は、兄貴に入れるから
安心しててくれ」
などと言って励ます。
投票する時には、これみよがしの微笑さえ送って来る。

その古参の子分は、
少しでも有利になるように、
と禁を破って、自分の名前を書いて投票する。

結果は、実力派の二人が選ばれ、
忠治はほっとして子分と別れる。

ところで、古参の子分に入った票は、たったの1票。
自分以外には誰も入れてくれなかった。
なのに、あの後輩がやって来て、
「みんなはひどい。
兄貴に1人しか入れないなんて。
俺は兄貴に入れたぜ」
と言う。
その嘘を知っているのは当の古参の子分だけ。
自分の名前を書くのは、当時の美風に反するので、
それも言えない。
「あいつは、自分に入れたんだってよ」
とバカにされてしまう。
そういうがんじがらめの中で苦しむ話。

面白いでしょう。
こういう小説を書きたいな、
と思いましたね。

倉本聰のテレビドラマにもありました。
田舎の町会議員に立候補したフランキー堺が
家族全員(妻と娘の3人)で選挙戦にのぞむ。
しかし、結果はたったの2票。
まわりが支持してくれなかっただけでなく、
家族の中にさえ裏切り者が出た。
忠治の時代と違うので、
本人は自分に投票しているから、
裏切ったのは、妻か、娘か。
と悩む話。

★★ 再録終わり ★★





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