表示講習会  

今日は、食肉公取協の適正表示指導員に
初めてなった方のための表示講習会。

指導員さんの任期は2年なので、次回は2年後。
つまり、事務局長にとっては、
これが最終講義になります。

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その最終講義が最低講義になってしまいました。

原因はいろいろありますが、
2年前の資料を見ていて、
スライドに8枚ほど欠けたものがあることを発見して、
それを直前まで作り、
アニメーション機能も付け、
あわただしくプロジェクターをセッティングした後、
今日は監査会もあったので、
そこで説明をし、
続いて講習会にのぞんだところ、
お昼抜きになってしまったのです。

腹が減っていた、などというのは
言い訳にも何もなりませんが、
最初から調子が出ず、
ところどころ雑になり、
受講者に対する愛情もわかず、
語る喜びもなく終わってしまいました。

必ず笑いを取っていた「桜島豚」のくだりも、
ついに笑い声は聞かれませんでした。

(桜島豚とは、
鹿児島県の生産者から電話があり、
「桜島豚」という名称はどうか、というので、
詳しく聞いたところ、
桜島で飼育した豚ではなく、
対岸で桜島を見ながら育った豚、というので、
NGにしたというエピソード。)

こんなことは初めて。
2年前の山形屋事件の後の
7会場連続講習で、
ある日など、
1日2回同じことをしゃべっても、
エネルギーはみなぎっていましたのに。

事務局長、いよいよ歳なのか。
手元の資料もよく見えませんでしたね。
やはり引け時が近づいているようです。

というわけで、
少々寂しい最終講義となりました。



ミニ支部長会  

今日は予告どおり日曜出勤で
『東京食肉名鑑』の修正
各支部から戻って来た校正原稿は、
判じ物みたいのがあり、
首を傾げながら、解読に努めます。

一方、2年前の間違いに今頃気付いて、冷や汗が出たりもします。

東京食肉市場は日曜日で静まりかえり、
音楽をかけながらスムーズに仕事が進みますが、
それでも、一般消費者の方から、
お肉のギフト券の取り扱い店を問い合わせる電話が入ります。
日曜日にも開いている勤勉な組合と思われたようです。


何とか時間までに仕上げて、
城北ブロックのミニ支部長会へ。
都電荒川線に乗るという、
なかなか東京人でも行かないところが会場です。
事実、一人の三役は、
荒川区には来たことがないと言っていました。

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畳の部屋は少々辛い。

この行事、平成16年からで、
当初毎年でしたが、
やがて1年置きの役員改選時に。
今年で5回目のせいか、
もう目覚ましい提案は出ないようです。
会議にも「賞味期限」があるのかもしれません。


帰宅すると、
カミさんと娘が「トイ・ストーリー3」を観て来て、
いたく感動していました。
勧めた映画を観た方が喜ぶと嬉しいですね。
先日も「『水の底からこんにちは』面白かったです」とか、
「『必死剣 鳥刺し』、良かった」
などという連絡がありました。
「天地明察」も事務局長の勧めで、
少なくとも3冊は売れたようです。



今日は記念日  

芥川龍之介の自殺の知らせを聞いて、
内田百※ (うちだ ひゃっけん ※印は文字が出ない)は、
「あんまり暑いので、
腹を立てて死んだのだろう」

と言ったそうですが、
何年ぶりの猛暑に日本列島が沸き立っています。
さすがに、腹を立てて死ぬほど文学的繊細さをお持ちの人はいないようですが。

自分の子供の頃を思うと、
クーラーもない、
扇風機さえない中、
どうやって暑さをしのいでいたのか見当がつきません。
というより、
当時の暑さを忘れています。
人間はやはり、
辛い経験は忘れてしまうのでしょうか。


今日は、週明けに行われる表示講習会の準備。
事務局長が講師です。
講義の流れはパワーポイントに入っていますので、
楽といえば、楽。
消費者庁に移管された関係で、
その部分の修正はありますが、
食肉公正競争規約が変更されたわけではありませんので、
その点、安心です。


夕方から東京食肉名鑑の編集にかかり、
付録である定款を名鑑用に組み直してみると、
やはり全体で30〜40ページ減るようです。

日曜日のミニ支部長会に持っていく資料は、
わざと事務所に置いて帰宅。
こうすることで、日曜出勤せざるをえなくして、
一挙に名簿の修正をしてしまおう、というもくろみ。
電話もない、来訪者もいない中で集中してやらないと、
ミスも増えますので。


夕方、大学の後輩であるK君が上京してきたので、会食。
二人とも飲まないので、
食事と真面目なおしゃべりの会ですが、
K君がニコニコと
「実は、今日は記念日なんです」
といいます。
何の記念日かというと、
「院長の正体がばれて、病院が救われた記念日」
だと。

K君は生まれ故郷にある医療法人で事務長をしており、
真面目で曲がったことが嫌い。
剣道四段の質実剛健な気風を持った人物で、
人の悪口、まして上司の悪口を言う人物ではありません。
珍しいな、と思いつつ、聞いた話は、実に興味深い。

以下、その概要を記します。文体が変わります。

☆☆☆☆☆☆☆

K君の勤める病院は、S県F市にある総合病院。
公営ではないものの、実質的に市民病院として親しまれている。
運営は評議員制を取っており、
2年前に前院長が勇退して、新しくYという方が院長になった。
性格の良いK君は、この院長を支えるために能力を発揮していた。

昨年の7月23日、
県の経済団体の会合から帰って来た院長から渡された
ICレコーダーの録音を聞いて、K君は驚愕した。
その頃、院長は会議の内容を、
正確を期するために録音するようにしており、
この日も病院のICレコーダーを借りていった。
K君が聞いてみると、録音は二つされており、一つは会議の様子。
もう一つには、その後、喫茶店で話した雑談が入っていた。
新しい機械の操作に慣れない院長は、
一旦停止ボタンを押した後、隣の録音ボタンを間違って押し、
鞄の中で私的な会話が録音されていたのを知らずに
K君に返してよこしたのだ。
雑談の相手は他の病院の院長二人。

この録音内容を聞いてK君が困ったのは、
自分の病院の内情を他の病院の院長にぺらぺら話しており、
しかも、その中身は嘘ばかり。
前院長の悪口も言っており、病院の基本方針に反することも言っている。
2時間ほどの録音内容をまとめると、
「前の院長がいろいろ間違ったことをしたので、
私は今、その修正で苦労している。
非常に迷惑だ。
やがて前院長の影響力がなくなって、
うるさいことを言う事務長も辞めたら、
定年制を廃止して、私が長く院長をやり、
やがては医療法人連合に復帰します」というものだった。

定年制というのは、
院長他の幹部が高齢化するのを防ぐため、数年前に導入した制度で、
これにより経営陣が若返って、どんどん刷新が進んだ、
病院の転換の契機となった制度。
良い結果を生んでいるし、Yさんはこの決定に関与している。
それを自分が長く院長をつとめるために延ばそうというのだから、
聞き捨てならない。

医療法人連合というのは、
他県とまたがる組織で、不透明な運営をしており、
数年前にK君の病院はここから離脱、
戻って来たお金で設備を一新し、患者にも還元していくなど、
それまで官僚的だった体質を患者重視に変える契機となった出来事
(よく似た話があるものだ)
離脱については前院長に大きな功績があり、
どうも今の院長は前院長の功績を否定したいようなのだ。

いずれにせよ連合からの離脱は正式に機関決定した事柄であり、
一度も復帰を議論せずに院長が話すのは不見識、
第一、復帰を院長が口にしては、それが病院の意思と誤解されてしまう。
雑談の相手は、その連合のメンバーだから、
院長は彼らに媚びてしまったらしい。

録音内容を病院にとっては重大事と判断したK君は、評議員たちに相談。
録音を聞いた評議員たちは、
院長の言動は病院に対する重大な背信行為だとして、本人を呼んで確認。
始めは発言自体を否定していた院長も、録音を聞かされて観念。
「こんな発言が明らかになって、あなたはこのまま院長を続けられるのか」と評議員の全員がNOを突きつけると、
院長はせめて任期一杯やらせてくれと言った。
市民や患者への影響を考えた評議員たちは、
「では、来年の任期満了までは、私たちは支えましょう。
ただ、その後は院長に立候補しないでほしい」と評議員の総意を伝え、
相手が承諾したので、一筆書くことを求めたところ、
院長は弁護士をからませてまで拒否。
最終的には
「これだけの人間が証人なのだから、文字にしなくてもいい。
男と男の約束だから」と決着し、
録音内容については、院長の名誉に関わるからと、
評議員までで留める約束をした。

その後もK君は、院長という職務を尊重してお仕えした。
彼は職業人として自分を律し、評議員も見事に秘密を守った。

ところが、年を明けた頃に、院長は院長選の事前運動を始めた。
これを評議員が正したところ、
「ああ、確かに約束しましたよ。
しかし、人は時間と共に変わるんです。
そんな前のことに縛られてはいけないんです」
と院長が言ってのけ、評議員たちはあきれた。
「男と男の約束」を破るのでは、
今後、この人の全ての言葉を信用することはできなくなる。

その上、K君にとってはいやな噂が伝わってきた。
院長がその出身母体の小児科の医局で、
事務長を標的にした嘘八百を並べているというのである。
「俺は事務長にはめられた。
これは俺と事務長の個人的な喧嘩なのに、
そんなことで事務長が俺をやめさせようとしている。
職員が院長をやめさせるなどという話があってたまるか」
評議員全員から不信任されたことは一切触れずに、
個人的なレベルに矮小化して、
自分の部下をおとしめているのである。
院長は以前、事務長を使用人呼ばわりしたことがあるという。
「あの録音を事務長が握りつぶしてくれれば、
こんなことにはならなかったのに、
あいつのせいでこうなった。
事務長のせいで俺はやめさせられる、という思いが、
いつの間にか、事務長が俺をやめさせようとしている、
ということに変わったんでしょうね。
評議員たちを敵にまわしたくないから、
弱い職員のせいにして同情を借りようとしたんでしょう」
とK君は苦笑した。

「人間というものは、
信頼を獲得するいくつかの最低限の条件があると思うんですよ。
嘘をつかない。
仲間を裏切らない。
自分のした約束は命懸けで守る。
これが基礎となって、その上に、
自分のことより人のためを思う言動が蓄積して、
長年かけて、あいつは信用できる奴だ、と思われていくわけでしょう。
あの録音を聞いた評議員たちが驚いたのは、
院長が嘘をつく人であり、裏切る人であったことです。
そして、その上に約束を破る人、というのも付け加わってしまった。
私も今までいろいろな人に会いました。
嘘を言う人にも裏切る人にも、
もちろん約束を守らない人にも会った。
しかし、
『時間がたてば、約束は守らなくていいんだ』、
と平然と言ってのけた人には、まだ会ったことがありません。
嘘を言う人も約束を破る人も、
『いけないことをしている』といういくばくかの羞恥
を感じていると思いますが、
院長は、それさえ持っていない。
今までの五十数年の生涯で出会った人で最低レベルの人間が、
自分の上司であったとは、いい勉強をしました」
と、K君は寂しげに言う。

「実は、私、自分を罰しようと思っていました」とK君は続ける。
「誤った方向に院長が行ってしまった一端の責任が
自分に全くないと言えば、それは責任逃れというものでしょう。
事務長として院長をお支えできなかったことは事実ですし、
だから、院長が辞めたら、自分も辞めるか、
それが迷惑かけるなら、減俸処分にするとか、
いずれかを新しい院長に申し出ようと思っていました。
でも、この一連の経過でYさんの卑劣さが明らかになると、
ああ、これは、この人の生まれつきの性分がこうさせたんだ、と思って、
自分を罰する気持ちは失せてしまいました」

その後も潔くない言動でじたばたした院長は、
結局任期切れで継続せずに退任。
結果は同じで、その間に院長の男が下がっだけだった。
今病院は新院長のもとに再建中という。
Y氏は、一応名誉職をもらっているものの、前院長を敬う人はいない。
「あのまま約束を守れば、
今でも友人付き合いは出来ていただろうに、
今はそれさえ出来ないんですよ」と言うK君に、
君は前院長にどういう態度でのぞむんだと聞くと、K君はこう言った。
「もう訣別しました。
今後、私には話しかけないで下さい、と言ったんです」
K君は、Y氏が院長である間は、
「上司の悪口は言わない」と自分を律していたという。
そういえば、半年前に会った時には、一切そういう話はしなかった。
しかし、Y氏が院長でなくなり、病院が派遣した公職が全て終了し、
上司・部下の関係ではなくなった日に、そう宣言したという。
私にも、「やっと、今日、お話できます」とホッとした様子だった。

「この一連の出来事は、神様がうちの病院を守ったんだと思います。」
と言うK君は、信仰を持っている。
「もし、Yさんが二期、三期と続ければ、当然力を付けてくるでしょう。
その時、定年制を延長したい、と言えば、追随する者も出てきます。
医療法人連合に戻りたい、と言えば、
当時の事情を知らない人は、院長がそう言うなら、
と賛成する人もいるでしょう。
そうなれば、病院は、連合への不要な出資をしなけれはならず、
今患者さんのためにしている様々な事業も出来なくなります。
一人の人の功名心で病院が間違った道を行く、
それを神様が阻止したんです。
そうでなければ、
一度止めた機械の録音ボタンを
もう一度押すなどという不思議なことが起こるはずはない。
Yさんの指をほんの数ミリ移動させ、ボタンを押させたのは、
神様がしたのだと、私は信じています。
私たちの病院は、神様に愛されていますから」
少々神がかりだが、確かに不思議なことが起こったものだ。
「そういう不思議なことが起こり、病院が守られた、
それが昨年の7月23日の出来事です」

そして、K君はこう続けた。
「この10カ月は地獄でした。
事務長の使命は、院長を支えることで、
その支えるべき対象が空洞化してしまったんですから。
はっきり言って辛かった。
いつも頭からこの問題が離れませんでした。
でも、これで終わりです。
これからは前向きに病院を再建していくしかありません。
だから、今日を期して、Yさんのことで悩むのはよそう、
そう決めたんです。
そういう意味で、今日は新たな記念日になりました」

☆☆☆☆☆☆☆

富士通もそうだが、よく似た話もあるものだ、とつくづく思います。
世界は地下茎でつながっていて、
あちこちでぼこぼこと同じ事象が起こっているのかもしれません。

そうしたことを教えてもらった昨夜は、本当に不思議な夜でした。



表示講習会と『必死剣鳥刺し』  

午前中、地方の組合の事務局の方が来訪されました。
東京の組合でしている事業の中で
少し教えてほしいことがあるということで、おみえになりました。

事務局長は、
全国各県の理事長さんや会長さんよりも
事務局員の方が肌が合います。
これはどうやら事務局長の体質のようです。

全国公取協の専務をしていた時代に、
各県組合を訪ねて講習を開いたことがあり、
各県事務局の皆さん、
特に女性職員の方と交わりました。
各県組合はベテラン女子職員の方たちで成り立っており、
その割には冷遇されている状況をつぶさに見ました。

それで、公取協からの補助金事業が
彼女たちの負担にならないように、
分かりやすい資料を作り、
提出書類の見本を作り、
手続きを簡素化し、
情報を提供し、
概算払いや精算払いの遅れで
金銭的負担がかからないようにするなど、
それなりの努力をしたつもりです。

やがて全国公取協の本部を全肉連に移管して、
手から離れ、
全国団体と距離を置くようになって、
関わりは途絶えましたが、
各県事務局の皆さんのために
もっとしてあげることはなかったのかという
忸怩たる思いを持っています。

今日も
「本当は、もっと引っ張ってほしかった」
と言われ、少々辛い思いを味わいました。


昼過ぎ事務所を出て、竹芝へ。
今日は全国公取協の学習セミナーがあったからです。

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会場は、秋に主催する関ブロ大会と同じアジュール竹芝
ここからは東京湾の景観が楽しめます。↓

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向こうにある橋は、レインボーブリッジ。
下にヴァンテアン号の姿も見えます。

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講習は↓こんな感じ。
昔関わった公正取引委員会の方が
今は消費者庁に移って講師を務めていました。

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みんなパワーポイントを使います。
ただし、静止画。

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リモコンもポインターも使わない。
どうしてかなあ。


[映画紹介]

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「花のあと」もそうだったが、
藤沢周平のテイストが生きた映画化作品が続いている。

おなじみの海坂藩 (うなさかはん) の話。
藩主の前で能が舞われた日、
退出しようとする側室を
物頭の兼見三左エ門が、
「御免」の一言で刺殺した。

藩政にいちいち口を出し、
不要な出費を求め、
財政担当の忠臣に切腹を命ずるなど、
失政の原凶となった藩主の愛妾を斬ったのだが、
もちろん打ち首は覚悟の行動だ。

しかし、寛大な処分がなされ、
一年の閉門の後、
藩主の側で仕えることになる。
不思議な話だが、
その理由は、
終わり近くに判明する。

映画は、回想を織り込みながら、
三左エ門の生き様と
その側に仕える亡妻の姪・里尾の心の交流を描いていく。

その時代に生まれた者として、
不条理に耐え、
自分を貫こうとする三左エ門の姿は胸を打つ。
やはり男はこうあるべきだ。
日本人の男の持つ美意識、
日本人の女の持つ抑制された心情が
今も胸を打つ。

真相が明らかになった時の三左エ門の行動で、
題名の「必死剣」の意味が判明する。

平山秀幸のしっかりした演出は、
安心して見ていられる。
最後の殺陣は実にリアルだ。
豊川悦司、吉川晃司の演技は素晴らしい。

じっくり作った秀作
是非、観ることをお勧めする。

ただ、豊川悦司の裸の背中が健康すぎること、
濡れ場が必要以上になまなましいこと、
途中若干のテンポの緩さがあることが減点で、
5段階評価の「4.5」




亡国の政治家と『アリエッティ』  

秋の関ブロ大会の準備を着々と進めました。
8月1日に関ブロ事務局を経由して案内を送付。
各県組合から
参加者名簿の提出、参加費の送金などを受けます。

6年前の全国大会を思い出しますが、
あの時は四十数県の組合が相手、
今度は関東の9県が対象ですから、
スケール的には、楽。
それに宿泊がないので、
部屋割等の手配も不要です。

心配といえば、天気だけ。
なにしろ、東京湾クルーズでの懇親会、
という新企画がありますので。


来年度予算の概算要求が始まった途端、
「いつか見た光景」が現出した。
予算削減に閣僚が猛反発しているという。
各大臣が各省の立場でものを言えば、
そういうことになるだろう。
しかし、今の日本には
財政を建て直すという大課題があるではないか。
省が太って国が滅んでは何にもならない。
どうしてそういう観点から議論できないのか。
亡国の政治家たちにはほとほとあきれる。

その一方で、国会議員の歳費の「日割り法案」などというのが出てきた。
新参議院議員が26日からの勤務で
6日間なのに1カ月分の給料をもらうという
悪しき慣行を是正するものだ。
これが今後の政治を占う試金石となる。
「総論賛成、各論反対」で、
口では高邁なことを言うくせに、
いざ自分に利害が及ぶと途端にだらしなくなる国会議員が
どれだけ本気で改革にのぞんでいるかが分かる。
この法案を葬り去るようなら、
国民の失望感は高まるだろう。

先日の「TVタックル」で、
国会議員の飛行機やJRの無料特権についてなくせと言った発言を
評論家の三宅さんが一喝して、
「そんなつまらない提案に耳を貸すことはない。
活動してもらうために、もっと出してやろう、というべきなのだ」
と言っていたが、
それは建前論。
それだけの特権を与えるだけの仕事をしているように見えないから
そういう議論が出て来るという、庶民の感覚を忘れてはならない。
三宅さんもヤキが回ったか。
大竹まことが、フォローしていたが、大竹、意外といいやつだ。

事務局長は、国会議員の数を減らして、
プロの政治家集団を作ったなら、
彼らを優遇するべきだと思っている。
歳費だけでなく、
優秀な政策秘書を沢山付けてやるべきだ。

昔の侍や戦前の軍人たちが優遇されていたのは、
いざとなったら命をかけて国を守る人たちということで
尊敬の念を集めていたからだ。
今の政治家にその気概があるか。
「代議士」というのは、
国民に代わって議論する命がけの侍のことなのだ。


[映画紹介]

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西のピクサー、東のジブリ
良心的な作品を連発して、
信用と興行的成功を得ている二つのアニメスタジオ。

その両者が「トイ・ストーリー3」
「借りぐらしのアリアッティ」で対決している。

共通点を探ると興味深い。
どちらも「小さなものたち」の話。
おりしも「1Q84」では「リトル・ピープル」が出ている。
「人間に知られてはいけない掟」というのも
3者の共通点。

しかし、切り口は正反対で、
CGアニメと手書きアニメ、
男の子の話と女の子の話、
冒険・挑戦の話と受容・諦観の話、
苦くブラックな話と甘くやさしい話、
などいくらでも上げることが出来る。
その根底には東洋と西洋の違いが大きく横たわっている。

心臓に病を抱えて田舎の別荘にやって来た少年が
床下に住む小人一家の女の子・アリアッティに遭遇する。
少年はこの古い館に住む小人たちのことを
母親から聞いていた。
しかし、存在を知られたことで、
アリエッティの一家は引っ越さなければならなくなる。

出会いは即別れになるという
悲しいさだめ。
少女の初恋物語として見ると、
切なく、甘く、やるせない。
それを音楽が盛り上げる。
アリエッティのきりりとした顔もいい。
男らしい父親も素敵だ。

小さき者からの視点の映像が卓抜で、
父親と一緒に初めての「借り」にでかける描写は特に素晴らしい。
釘で作られた階段や
特製のエレベーターなど、
想像力を刺激する。

途中、絶滅する種族の話が出てきて、
おう、そういう方向に話がいくか、
と思ったが、
これはさらりとした感じで通り過ぎる。
この滅びゆく者の美学がもっと出たら、
大人の胸を打つ作品になっただろう。

そのため、やや食い足りない印象。
だが、しみじみと心に残る作品で、
「トイ・ストーリー3」が、
観た後、高揚を伴った幸福感に満ちるなら、
こちらは静かな諦観を伴う幸福感を与えてくれる。

5段階評価の「4」





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