総代会準備と『クロッシング』  

昨日締め切りの理事推薦書
1日遅れで出揃い、
当日の資料として作成。

ところが、定員が3名満たされていない
定款の定員は幅があるので、違反ではないが、
理事を出さないとは、どういうことか。
国会議員を出さない選挙区などあるだろうか。

理事数は50人に一人のルールで、
各選挙区(支部)に割り当てられており、
それは、権利であると共に、義務でもある
理事を出さない、ということは、
本部に意見を言わない、ということだし、
組合運営に責任を持たない、ということにもなる。

島や多摩など、地域的特色で出なかった前例はあるが、
今度は23区内の中心的支部だ。
大局的な見地に立たず、
小さな思惑や過去に対する拘泥によるものだとしたら、悲しいことだ。


着々総代会の準備は進み、
受付名簿や委任状ハガキも進行中。
連休前には、総代会資料の郵送になります。


[映画紹介]

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北朝鮮に住む庶民の生活
これほどリアリティをもって描いた映画は、初めてではないか。

炭鉱で働くヨンスは、妻・ヨンハと息子・ジュニと一緒に
貧しいながら幸福な生活を送っていた。
しかし、妻が栄養失調から結核にかかり、
ヨンスは薬を手に入れるため、中国に渡る。
肉体労働をしてお金をためたヨンスは、
公安の捜索から逃れる時に、
そのお金を全て失ってしまう。
困ったヨンスは、
間違った情報に従った行動で、
脱北者としてソウルに送られ、
そこで働きながら、
お金を貯め、
ブローカーに頼って、妻子を呼び寄せようとする。

一方、残されたヨンハとジュニは、
父親の帰って来るのを待っているが、
食糧が底を尽き、
ヨンハは夫からもらった結婚指輪を息子に託して亡くなってしまう。
孤児となったジュニは、
父親に会うために国境の川を目指すが、
捕まって強制収容所に入れられる。

以上は、チラシに書いてあるストーリー。

この後の筆舌にしがたい父子の苦難は、
自分の目で確かめていただくしかあるまい。

キム・テギョン監督は、
100人以上の脱北者に取材して、
真実味のある描写をつとめたという。
北の指導者に対する批判は一切していない。
描写で全て事足りているからだ。

家財道具を売りに行く市場の情景、
そこで、残飯をビニール袋に恵んでもらっている子供たち、
人の食べているパンを奪って逃げる子供。
寝ている間に靴が盗まれないように懐に入れて眠る姿。
強制収容所で働かされ、
夜は政治学習をさせられ、
栄養不足から病気になり、死んでいく人々。

南に行ったヨンスは
ぼろぼろになった服のまま働き、
食べるものも食べないで金を貯めるが、
薬を買いに行った薬局で
「結核の薬なら、保健所に行けば、タダでもらえる」
と聞かされて、「タダ?」と愕然とする。
あまりに違う北と南の生活に、
「神様は南にしかいないのか ! 」と叫ぶヨンスの姿が悲しい。

すぐ側にある国で、
今だに進行している不幸な出来事。
そこには、自由もなく富もなく、
もちろん福祉などあるはずもなく、
人間として最低限の幸福さえ求めることが許されておらず、
毎年何百万の人が餓死している。

砂漠や荒土ではない。
かつては、南北の国民全てを養うことの出来た
豊かな農業地を持った国だ。
それが愚かな指導者の誤った農業政策によって、
やせ細った土地となり、
国民のエネルギーは
馬鹿な政治ショーのためについやされている。
あのすさまじいバレードやマスゲームに費やすエネルギーを
生産的なことに向けたら、
どれほど国民が豊かになったか知れないのに。

いつ破綻するか、
いつ解放されるか、
もうこの冬は越せないだろう、
と言われつつ、
もう何十年もこの状態が続いている。

それは、やはり中国のせいだ。
中国は韓国にある米軍と対峙することを避けるために、
北朝鮮を緩衝地帯として
今のままで温存しておきたいのだという。

もし本気で中国が北朝鮮を変えようとすれば、
変えることが出来るのに、
それをやらないのは、
自国の利益を優先しているからだ。

こんなことだから、中国は信用されないのだ。

ある特定の人物の死を願うことなど、してはならないとは思うが、
非難されることを覚悟の上で、
事務局長は、北のトップの死を願っている。
せめて早く亡命して、
その国から去ってくれ。

そして、その北の大地のどこかに幽閉されている
拉致被害者たちを早く何とかしてやってくれ。
どうして日本政府はもっと本気にならないのだろうか。

21世紀になってもいまだに続いている、
隣国の、いわば「人類の不幸」
知るために、
この映画、貴重な作品だと思う。

映画の中で、
「死んだ後、どうなるのか。
そこで、またみんなと再会できるのか」
というセリフがあったが、
エンドクレジットの背後に見える、
川のほとりで
みんながつくろぐその姿は、
そのような、最後の希望が満たされた姿かもしれない。

脱北者問題に冷淡だったノ・ムヒョン政権下で、
この映画の撮影は秘密裏に行われたという。
本当にノ・ムヒョンという人も愚かだった。

この貴重な映画、
渋谷のユーロスペースで上映中。
5月1日から銀座シネパトス他、
千葉、名古屋、大阪でも上映が始まる。
辛いでしょうが、観てやって下さい。








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