監査会と『シェイクスピア・シークレット』  

今日は監査会
期末の監査なので、
少していねいに説明しました。

特に問題はなし。
長期の仕組債をこのまま置き続けるかどうかについて、
少し議論を始めました。

この場で聞いた話ではありませんが、
ある支部の会合で、
前年度の赤字の責任は運用担当者
(事務局長のことらしい)にある、
という話が出たそうです。

円高のために
利息が少なかったわりに
予定どおりの事業をして
沢山使ってしまったのが原因なのですが、
資産運用で損が出たような言い方で、
「私は元々、あのやり方は危ないと思っていた」
というコメントのおまけつき。

こういう
仕組債のことを全く理解していないで
もっともらしいことを言う話をきくと、
何だか楽しくなってきます。

そういえば、戦争に負けた時、
「私はアメリカなんかと戦争したら
負けるぞ、とはじめから思っていた」
という人も沢山出ましたね。

そういう言い方を日本語で「卑怯」といいます。


[書籍紹介]

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↑表紙に使われている絵は、ジョン・エヴァレット・ミレイの
「オフィーリア」(1852)。
「ハムレット」で、オフィーリアが狂って、
小川で溺死する様子が描かれている。

この絵について知りたい方は、↓をクリック。

http://www.salvastyle.com/menu_pre_raphael/millais_ophelia.html


ロンドン・グローブ座で
「ハムレット」を演出中のケイトの元に
恩師ロズが現れ、助けを求める。
その夜、グローブ座が火事になり、
ロズは死体となって発見される。
ケイトに託された箱の中には、
ヴィクトリア朝のブローチと
貴重なシェイクスピアの初版本が入っていた。
失われたシェイクスピアの戯曲を求めてケイトの探索が始まり、
数々の謎と殺人が発生する・・・

というわけで、
シェイスクピアの幻の戯曲「カーディニオー」と
「シェイクスピアの正体」
をからめ、
英国とアメリカを往復し、
様々な場所を訪れつつ、
シェイクスピアの謎に迫っていく。
その途中、更に殺人が起こり・・・

まさに「ダ・ヴィンチ・コード」ばりの話で、
そのあたりを狙ったのは明らか。
作者の
ジェニファー・リー・キャレルは、
シェイクスピア学者。
従って、シェイクスピアの様々な戯曲を引用しながら物語が展開するわけで、
シェイクスピアのファンにはたまらない話。

事務局長もある時期、
シェイクスピアを読み、かつ観た時があるので、
懐かしく感じながら読んだ。
また、アメリカの中西部でシェイクスピアの上演が盛んだった
なんてことも初めて知った。

が、「ダ・ヴィンチ・コード」ほどは面白くない。
いかにも学者が研究の成果を織り込みつつ、
他のミステリー小説を参考に書いた感じで、
新味はあまりない。
既視感がつきまとう。

ていねいに書いてはあるが、
思ったほど、
シェイクスピア作品が
筋にからんでこないのが残念。

まあ、読んで損はないが、
あまりシェイクスピアに親しんでいない人はやめた方が無難。
そこが、「絵」という視覚的なもので誰にも分かる
「ダ・ヴィンチ・コード」との違いか。








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