京葉線と『ロスト・シンボル』  

今朝の出勤途中、
京葉線から国際フォーラムを出て、
有楽町に向かうために、
道を横切ろうとして、足がストップ。
目の前に赤信号。
こんなところに信号が出来た !

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ここは元々信号のない横断歩道で、
車はそこでストップ。
しかし、ひっきりなしに人が通るので、
長いこと待たされ、気の毒だと思っていた。
そこに、ようやく信号。
どうやら、土日の間に設置したらしい。
世の中、変わります。

↓は、東京駅の通路にあったもの。

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そうですか。
もう20年になりますか。

元々浦安は「陸の孤島」で、
東京に出るには、
総武線の市川まで行かなければなりませんでした。
それが昭和44年、
地下鉄東西線が出来て、
都心への道が開かれました。

昭和50年、江東区門前仲町に住んでいた事務局長は、
結婚を機に浦安へ。
「江戸川を越えると家賃が安くなるよ」
という友人の話に乗ったのです。
その頃はまだ浦安で、
「ディズニーランドが出来るらしい」
という噂はあったものの、正式調印はまだでした。

やがて、になり、
東京ディズニーランドが出来た時も
まだ東西線が玄関口で、
南部は「陸の孤島」状態が続いていました。
特に湾岸道路より南は、別の町。

事務局長は自転車で20分ほどかけて東西線浦安駅に行き、
日本橋で乗り換えて銀座線で新橋へ。
そこで山手線か京浜東北線で品川まで通勤しました。

やがて、貨物線予定を変更して京葉線がまず新木場まで開通。
通勤経路は新木場で有楽町線に乗り、
有楽町で山手線・京浜東北線に乗り換えて品川へ。
通勤時間は30分ほど短縮されました。

やがて京葉線が東京駅まで開通したのが1990年。
通勤が1回乗り換えになりました。
開通当時は朝でも新聞が読めるほどの混み具合だったのが、
今ではギュウ詰めの状態。
沿線に続々マンションが建ったからです。
浦安市の人口は毎年1万人ずつ増加。
今では、「住みたい町ベストテン」に入るほどになりました。

東京ディズニーランドへは東京駅から15分で行けるようになり、
ホテルが次々と建築されて、
舞浜は一大リゾート地に。
昔の漁師町が変身していく様は興味深いものがあります。

その京葉線が全線開通して20年。
その前の新木場までの時代を入れれば、
事務局長はこの電車に22年も乗っているのです。
もはや目に焼きついた「わが町」。
娘もここで生まれ、ここで育ちました。
事務局長はここで余生を終えるつもりです。

これがまあ ついのすみかか 埋め立て地 セイロン(正論)紅茶


[書籍紹介]

「ダ・ビンチ・コード」で社会現象を作った、
ダン・ブラウンの新作「ロスト・シンボル」
既に世界で1800万部が売れたといい、
日本では3月3日に発刊されたばかり。

上下2巻、700ページ。

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二冊をつなげると、↓のようなデザインになっていたと分かる。

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この建物は、合衆国連邦議会議事堂。

ロバート・ラングドンを主人公としたシリーズの第3作目になり、
「天使と悪魔」では、ローマを舞台に、ヴァチカンの謎に挑み、
「ダ・ヴィンチ・コード」は、パリを舞台に、「聖杯」の謎に挑んだ後、
今度は、
首都ワシントンDCを舞台に、フリーメイソンの謎に挑む。

ラングトン教授は、
フリー・メイソンの最高幹部ピーター・ソロモンから呼び出しを受け、
議事堂に向かう。
しかし、円形大広間の中央には、ピーターの手首が置かれており、
それは、天井画を指さしていた。
その天井画には・・・

というわけで、ラングドンは、ピーターの妹・キャサリンと共に、
ワシントンDCを駆けめぐって、
フリーメイソンのピラミッドの謎の解明をする。
その背後には、全身入れ墨の謎の男が暗躍していて・・・

で、2作同様に、わくわくドキドキはらはらの展開になるかというと、
困ったことに、なかなか面白くならない
ようやく下巻の3分の1位で
ページをめくるのが早くなる程度。

なぜ面白くならないかと思うと、
一つは、前2作の同工異曲で、既に新味がないこと。
CIAの局長サトウなど、好感の持てないキャラクターが沢山出て来ること。
肝心の悪役マラークの行動に相当無理があり、
リアリティに著しく欠けること。
などがあげられるが、
最大の問題は、
首都ワシントンとフリーメイソンという、
決して新鮮ではないテーマ
物語の中にうまく溶け込んでいないことだろう。

↓は、1ドル札にある

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↓フリーメイソンの痕跡とされるもの。

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でも、そんな話はよく知られている。


この描き方だと、
フリーメイソンは、全く誤謬のない、
宇宙の真理を全て見通した
大哲学者集団になってしまう。
そして、その「謎」なるものも、
最後に明かされた時、
「えっ、そんなことなのか」
とつい思ってしまうような内容だ。

ピラミッドの謎が明かされる部分は
面白いが、
それまでの過程が
頻繁に過去に話が戻るので、
そのたびに速度が止まってしまう。

キャサリンのやっている「純粋知性科学」なるものも、
もっと納得する形で提示してもらわないと。

何よりも、
ピーターとラングドンとキャサリンの間で
ある真理に対して議論する部分が多すぎる
関心のない人はうんざりするだろう。
特に、最後に持っていかれる思想には、
ほとんどの人が戸惑いを覚えるだろう。
事務局長は、個人的には、
宇宙の進化、
地球の成り立ち、
生物の進化、
人間の誕生と精神の勃興、
文化の継承と人間の行き着く先
などについては学生時代から興味があり、
そういう本も読んでいるので、
ほう、と思ったが。

というわけで、
「ダ・ヴィンチ・コード」から7年もかけて
満を期して出してきたわりには、
読者の期待には (少なくとも事務局長には) 期待外れだった。

ただ、虚実ないまぜにして
嘘を本当のごとく読ませるために
すさまじい量の教養とウンチクの積み重ねは、すごいと思う。

なお、シリーズ3作は、
面白い順に並べると、
「天使と悪魔」「ダ・ヴィンチ・コード」「ロスト・シンボル」の順。
段々面白くなくなるのは、困ったものだ。

映画化の予定があるそうで、
その場合は視覚的には面白くなりそう。
読んでいたら、ワシントンDCに行きたくなってしまった。






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