利率決定と映画4本  

もう今期の会議はないので、
いろいろ始末をつけることに専念。
「国産牛肉まつり」を整理し、
出すべき書類を郵送。
やっと片づいた。

3時近くなると、
パソコンの画面に集中。
今回の利率は米ドルの為替で決まるのですが、
3時を90円58銭で通過。

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じきに証券会社から
「90円58銭で決まりました」
という連絡が入りましたから、
間違いありません。

明後日にもう一つ利率が決まるものがありますが、
この分なら、
事業組合の本会計黒字は、ほぼ確定です。


祝、というわけではありませんが、
溜まっていた[映画紹介]を。

まず、「ハート・ロッカー」

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言わずと知れた、
アカデミー賞作品賞・監督賞・脚本賞・編集賞・録音賞・音響効果賞の
6部門を取った勝利者。

イラク戦線での爆発物処理班の日常を描く。

監督の力量があふれた、まさに監督賞にふさわしい作品
パワフルでサスペンスと緊張感に満ちた、
臨場感あふれる画面になっている。

映画に限らず、文化的行為は全てセンスの所産だが、
特に映画は監督のセンスが決定する。
その意味で、この映画はキャスリン・ビグロー監督のセンスがあふれている。

たとえば、冒頭、
除去最中の爆弾が爆発した途端、
地面の細かい石が一斉に浮き上がるショット。

爆弾につながるコードを引っ張ると、
砂の中から爆弾が7個もずるずると出て来る様を
上方から捉えたショット。(上のチラシの写真参照)

テロの爆弾が爆発する瞬間、
フロントガラスに黒煙がぶつかって来るのを、
車の後部座席から捕らえたショット。

銃撃戦の最中、遠い敵の銃が発射された硝煙が見え、
それが手前の兵隊に当たるショット。
とても女性監督の腕によるものだとは信じられない
力感あふれる脅威の画面が次々と続く。

ここでどう撮ったら効果的かを見つけ出し、
その構想を実現していく力は並ではない。
センスのない画面を作っている日本の監督は
猛省すべきだろう。

主演のジェレミー・レナーが好演で、
アカデミー賞主演男優賞にノミネート。
男の哀愁と孤独がよく表れている。
最後のくだりは、
まさに「war is a drug」(戦争は麻薬)を体現。

ただ、作品賞か、というと少々疑問がある。
アカデミー賞の賞レースというのは、
浮沈があり、
ちょうど「アバター」の周期が下降したところに
「ハート・ロッカー」の周期の頂点が
投票の時期にうまく一致したということだろうが、
作品賞の風格からすると、事務局長はやや不満。
「ハート・ロッカー」は5年に1本の作品だが、
「アバター」は、50年に1本の映画なのだから。

監督の才気を味わうもので、
映画そのものは、楽しい作品ではない。
きっと日本の普通の観客は退屈するだろう。

5段階評価の「4」


次は、「しあわせの隠れ場所」

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家も寝るところもない一人の黒人青年を
家に引き取り、着るものとベッドを与え、
やがてはアメリカンフットボールの選手として
育てていったある一家の物語。
アメフットのスター選手、マイケル・ウィアーを描く実話。

この家族の主婦、リー・アンをサンドラ・ブロックが演じて、
アカデミー賞主演女優賞を獲得。
麻薬常習者や犯罪者など賞を取りやすい役ではなく、
一人の信仰深い上流社会の婦人を
さらりと存在感たっぷりに演じて説得力がある。
いい作品に巡り合ったね。

極悪の環境の中で育った青年が
一人の女性の善意と志によって
新しい人生を獲得する話は、やはり感動する。
素性も分からぬ黒人青年を家に引き取るなど、
なかなか出来ることではない。
周囲の無理解や誤解、憶測もある。
しかし、それらを「下劣」なものと切って捨て、
前向きにプラスを生み出す人の心の力を
この女性は示してくれる。
明るく、希望を与えてくれる映画。
監督は「オールド・ルーキー」でいい仕事をした
ジョン・リー・ハンコック

5段階評価の「4」


次は、「マイレージ、マイライフ」

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主人公のライアンは、
企業の要請を受けて、
解雇を通告する仕事をしている。
1年のうち、322日出張し、
飛行機のマイルは貯まりに貯まる。
そのマイルを使うわけではなく、
特別な資格を得る1千万マイルを目標に貯め続けている。

結婚もしていない、したいとも思わない。
合理的な思考の中に自分を律している。

その彼の会社に
優秀な大学出の小生意気な新人女性社員が入ってきて、
機構改革を始める。
解雇通告はネットの映像で行い、
従って、出張費用は削減、
ライアンのマイルは貯まらなくなる。
ライアンは、頭でっかちの女性社員に現実を教えるために、
解雇通知の現場に連れていくが・・・

というわけで、
リストラ、転職、ネット社会、シングルライフ
などをちりばめ、
現代というものを、上手に切り取った映画。
監督は「JUNO/ジュノ」で高校生の妊娠を取り上げた
ジェイソン・ライトマン
やはり現代を鋭く描く。
実に面白い。

主役を演ずるジョージ・クルーニーはもちろん適役で、
主演男優賞にノミネート。
女性社員を演ずるアナ・ケンドリック
ライアンと同じように全国を飛び回り、
ライアンと共鳴しあうキャリア女性を魅力的に演ずる
ヴェラ・ファーミガの二人も助演女優賞にノミネートされた。

ライアンほどすごくはないが、
事務局長もマイルを貯めるのが好きで、
最も有利なユナイテッドのマイレージ (団体旅行でも100%くれる)で
たびたび特典旅行をしている。
ビジネスクラスは何度も無料で乗っているし、
昨年夏はニューヨークまでファーストクラス無料の旅をした。
そういう立場から、マイケルの行動は興味津々。

なお、原題は「UP IN THE AIR」で、
「マイレージ、マイライフ」は日本で付けたうまい題名

始めから終りまでしゃれた会話と人間的魅力で退屈させない
出色の映画。笑える。

5段階評価の「4.5」


最後は、「シャーロック・ホームズ」

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今までの映画とは全く違うホームズ像が出て来る。
ワトソンも違う。
ロバート・ダウニー・Jrジュード・ロウ
それぞれを魅力たっぷりに演ずる。

監督はガイ・リッチーで、
ガイらしさが満杯。
今まで少々風変わりな映画を撮っていた監督だが、
こうして娯楽映画で花開く。
これが外国映画の奥の深いところだ。

今後のシリーズ化が楽しみ。
5段階評価の「4」





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