黒字の見込みと『鉄の骨』  

金曜日の夜に上昇を始め、
月曜日に峠を迎えた豪ドルは、
その後、多少軟調に。
まるで組合の利率確定日を目指したかのように
上がって、下がりました。

年度末決算を予測し直すと、
本会計は黒字になる見込み
よほど米ドルがとんでもない下落をしない限り、
わが組合は2年で黒字に復帰出来そうです。
めでたい、めでたい。


めでたいといえば、
昨日、アカデミー賞の作品賞を受賞した「ハート・ロッカー」は、
先週末から、いいタイミングで上映がはじまっており、
↓は、そのチケット売り場で列を作る人。

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今日、たまたまた日比谷を通ったので撮った、
日比谷スカラ座の情景です。

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政府は今日から、
「事業仕分け第2弾」の省庁ヒアリングを開始したようです。
ターゲットとなるのは、
各省庁と密接な関係にある天下り法人。
具体的には、290公益法人、98独立行政法人について事業内容を聴取。
4月上旬には仕分け対象の法人を決定します。

天下り法人が国から受注してきた事業や補助金や基金の中に、
官僚OBの人件費など「無駄遣い」が多く含まれると見ており、
こうした公費の支出を止めるのが仕分け第2弾の狙いだそうです。
枝野氏さんは記者会見で
「『予算がついているんだから(事業のあり方を)変える必要はない』と思っているところはばっさりやられる」
と強調したといいます。

ようやく始ましたか。
日本という国の体質を変えるための外科手術
何十年も前から指摘されていたことに着手したのは
やはり民主党の功績。
今まで出来なかった (やろうとしなかった) 自民党は謙虚に反省しなければなりません。
事業仕分けを始めたからと言って、
民主党に内包する問題が相殺されるわけではありませんが、
やはり、民主党政権の存在理由は実行していかなければ。

食肉業界も長い間
補助金事業をもらう体質に慣れていましたので、
いよいよ自己改革をしなければなりません。

ダイエットで分かるように、
自分の体質改善は難しい。
健康への危機感が高まらないと実行出来ないものです。


その業界の体質改善に関わる小説が↓。

[書籍紹介]

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乱歩賞作家・地井戸潤の社会派小説。
先の直木賞の候補になった。

「空飛ぶタイヤ」で大手自動車メーカーのリコール隠しを描いたあと、
今度は建設業界の談合を描く。
537ページ。厚い。長い。
しかし、スラスラ読める。
つまり、面白い

弱小ゼネコン・一松組で現場勤務が大好きな富島平太が、ある日、
本社の業務課に配転される。
業務課は別名「談合課」とも呼ばれ、
公共事業をゼネコン間で配分して均等に受けるために
談合で入札のルールが作られている。
こうしないで公正入札をすると、
業界の利益が圧縮されて
崩壊してしまい、
関係者が路頭に迷う。
そうしないために談合がある。
つまり、建設業界を守るための必要悪、というのだが、
平太には詭弁にしか思えない。

S区の道路工事の入札を
談合に応じなかった新興会社に落札された一松組は、
次の東京都の地下鉄工事の受注に向けて、
コストダウンの作業を始める。
陣頭指揮を取るのは尾形常務で、
大手ジョイントベンチャーに対して一社単独でのぞみ、
これに政治家直系のフィクサー・三橋がからみ、
さらに銀行勤めの平太の恋人・萌との関係も並行して描かれる。

フィクサー・三橋は、業界の談合体質を終わらせたいとしながらも、
大物政治家・城山とのしがらみからやめることが出来ない。
一方、検察は城山が関与する官製談合の摘発で内偵を進めており・・・

というわけで、様々な要素がからんで興味津々に展開する。
特に、最後の入札直前の駆け引き、
入札当日の賭け、
検察の動きなど、
映画にしたら、さぞ面白いだろう

ところどころ現実的でない部分が散見されたり、
つっこみ不足、生煮えのところがあり、
その点では「空飛ぶタイヤ」の方が重層的だった。
ただ、建設業界の内幕など、
なかなか知ることは出来ないので、
そういう社会的知的興味を満たしてくれる。

読んで損はないので、お薦めする。






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