ああ民主党  

夕方届いた『東京食肉新報』。
1面に大きくヤンキー先生の写真が載っており、
やはりイイ男の顔は紙面を華やかにします。

新聞編集が終わって、一息ついたので、
研修会がらみの報告書類。
何だ、補助金もらってるじゃないか、
と言われるかもしれませんが、
事業を実施した後、
実費を請求しているだけで、
別にそれで組合が潤うわけではありません。
しかも、その事業は、こちらから望んだのではなく、
頼まれて協力しているだけです。
こういうのを補助金と呼ぶからいけないのであって、
立て替えたものを請求する、当然の行為です。

よく「補助金をいただく」などという人がいますが、
国が立案した事業を
自らの組織を動員して協力した対価を請求するのであって、
関係は対等。
「いただく」などと事大主義的な発想は時代遅れというものです。

そういえば、先週末に終わった「国産牛肉まつり(第2次)」について、
全肉連の会議で、
「東京は全肉連から脱退しているのに、
国産牛肉まつりをやっているのは、おかしい」
と発言した人がいたそうな。
どなたか知らないが、つまらんことを言うものです。

国産牛肉まつりは、全肉連だけでなく、全農その他、
諸団体を通じて実施しているもの。
別に全肉連でなければやれないものではありません。
東京は実施主体から直接依頼されて
参加店と試食店舗を募集して提供しているだけ。
補助金などいただいてはいません。

そのような発言は、
補助金事業を「権利」のように思い違いしているから
「仲間外れ」にするような発想が出て来るわけで、
むしろ、わが組合は、
全国的に展開するものを
ぽっかり大消費地・東京に穴が空いているのでは
効果が薄いだろうと協力しているのが真相。
むしろ、実施店舗の巡回や写真撮影、
アンケートの回収など、
事務局の人材を動かし、
持ち出しでやっているのが実情です。

いちいち反論するのも馬鹿らしいですが、
流れがそうなったので、記しておきます。


ところで、普天間移設問題は結局先送りにして検討を継続、という、予想どおりのもの。
オバマさんに会って、何ヶ月たつのか。
鳩山さんは「決めて壊れてしまうなら、決めない」と
大見得を切っていたが、
「県外、国外」を主張して断固譲らない人を相手にして
壊れずにすむことなど出来るとでも思っているのだろうか。
「正しいことなら、相容れない人とは袂を分かつことも辞さない
という覚悟がないから、
「重大な決断」などと言われて、おたおたする。

しかも、重大な問題を忘れている
そんな小田原評定をしている間、
「世界一危険な基地」と呼ばれた現実は放置されたままだ。

この移設問題に関して、先日の日曜朝の報道番組で、
石破元防衛大臣が、
首をひねり、苦渋の表情を浮かべながら、
「もしかして、鳩山さんは、『駐留なき安保』を考えているのではないか
と言っていた。
そういえば、昔、鳩山さんは、そう雑誌に書いた。
その途端、はたと思いついた。
もしかしたら、鳩山さんは、いや、民主党は
日米安保そのものの破棄、あるいは形骸化をもくろんでいるのではないか、と。

日米安保は、もともと昭和30年代に
冷戦構造の中で作られたもの。
その時の仮想敵国旧ソ連と中国(当時は中共と呼んでいた)だった。
しかし、今旧ソ連はなく、
米中、日中の関係も変化しているから、
「警戒」対象ではあっても、仮想敵にはなり得ない。
北朝鮮は、中国の重しさえあれば、何とかなる。
であれば、アメリカの抑止力などあてにしなくてもやっていける
と思っているのではないか。

安保条約では、
有時はアメリカが守る代わりに、
平時は基地の提供などの負担を日本がする
ことになっている。
その日本の義務を放棄することによって、
アメリカの側から日米安保の破棄をさせるつもりなのか。
だとすれば、
あの「化石」のような社民党の視野の極端に狭い党首を
抱える意味も分かる。
また、この間のなかなか決めない、
非常識な、男らしくない態度も分かる。

(ついでに言えば、
景気対策や円高対策に有効な手を打たないのは、
もしかしたら、今の内閣や日銀は、
「円高、いいじゃないか」
「デフレでもいいじゃないか」
「世界に比べれば、日本の不景気など大したことはない」
と思っているのではないかと、勘繰りたくなる。
ただの無能力なのかもしれないが。)

アメリカは今回の先送りで、
議会が怒るに違いない。
何も決められない日本
(なにしろ福島党首は、検討さえ「無期限」を主張している)
に業を煮やして、
アメリカの方からグアムに引っ込むかもしれない。
そうなれば、
日本はアメリカの防衛線の外に出ることになる。

では、自主防衛をする覚悟はあるのか。
それもしない。
中国と仲良くすれば、それで済む。
仲良くしている限り仮想敵ではない。
だから、小沢さんは
600人の大訪中団を編成して、北京を訪れた。

以上、相当うがった見方だが、
もしこのように考えているとすれば、
半世紀にわたる日米同盟が解消するという、
大転換を日本は果たすことになる。
安倍さんが言った「戦後レジュームからの脱却」どころの騒ぎではない。

まあ、そこまで大局的に考えているとすれば大したものだが、
この鳩山さんという人、
そこまで冷徹とも頭が切れるとも思えない。
小沢さんなら、そういうこともあるかもしれないが。

その小沢さんの記者会見
悲しいね。
これが日本政界を実質的に支配している人の言うことですか。
天皇制という、日本の叡知が生んだ制度に対する
見識も尊敬の念もなく、
自分の力だけを誇示する、傲慢な姿。

「30日ルールって誰がつくったの?知らないんだろ、君は。法律で決まっているわけでも何でもないでしょ、んなもの。」

記者も情けない。
「それは、自・社・さきがけ時代の内閣で申し合わせたんですよ。
その時のさきがけの幹事長は鳩山さんですよ」
という切り返しくらい、出来ないのか。

「君は日本国憲法を読んでるかね? ふん? 天皇の行為はなんて書いてある? 国事行為は内閣の助言と承認で行われるんだよ。天皇陛下の行為は、国民が選んだ内閣の助言と承認で行われるんだ、すべて。それが日本国憲法の理念であり、本旨なんだ。ね」

この時だって、記者は、
「外国の賓客との会見は国事行為じゃありませんよ」
となぜ言えないのか。
小沢さんの方が憲法をよく読んでいないのだが。

「だから、なんとかという宮内庁の役人が、どうだこうだどうだいったそうだけども、まったく、日本国憲法、民主主義というものを理解していない人間の発言としか思えない。ちょっと私には信じられない」
「しかも内閣の一部局じゃないですか、政府の。一部局の一役人が、内閣の方針、決定したことについてどうだこうだというのは、日本国憲法の精神、理念を理解していない、民主主義を理解していないと(いうのと)同時に、もしどうしても反対なら、辞表を提出した後に言うべきだ。あたりまえでしょ、役人なんだもん。そうでしょう?」

下品だなあ。
この人の日本語は汚い。
それに、洗練されていない。
田舎政治家の感覚のままだ。

羽毛田宮内庁長官はよくやった。
こんな骨のある役人がいるのは嬉しい。
「やめるな」と激励するメールが千通も入ったのは当然だ。

「天皇陛下のお体がすぐれない、体調がすぐれないというならば、それよりも優位性の低い行事はお休みになればいいことじゃないですか。そうでしょう? わかった?」

多分小沢さんは、
陛下の日程がどんなに過酷なものか知らないのでしょう。
75歳の高齢、しかも、数年前の手術のことなど考えて、
負担の少ない、きっちりしたスケジュールを作るために
1ヶ月前から申請してほしい、
という趣旨も理解していないに違いない。
というより、陛下をこき使っているような印象がある。

「私はルール無視していいとかなんとかといっているんじゃないよ。宮内庁の役人がつくったから、金科玉条で絶対でそんなバカな話があるかっていうんですよ。ね」

大体、「宮内庁の役人が作った」という認識がおかしい。
陛下の日程に関するルールを
内閣の承認なしに一役人が作れるはずがないでしょう。

「天皇陛下はご自身に聞いてみたら『それは手違いで遅れたかもしれないけれども会いましょう』と、必ずそうおっしゃると思うよ。」

陛下の心を、政党の幹事長がおもいはかって
記者会見で述べる。
これは問題というより、
不遜の領域。

大体、中国の副首席は、なんだって、こんなにあわてて陛下に会いたがったのか。
一番合理的な解釈は、
次の国家主席になるための布陣で、
それこそ「天皇陛下の政治利用」。
無理やり会いたがったことが、その証左だ。

今度の記者会見は、
国民の良識的な方は眉をひそめたはず。
恫喝を含めた傲岸不遜な態度は、
ついつい地金が出た感じで、
相当国民から見放されたことに
本人だけが気付いていない。
周囲も言わない。
どんどん「裸の王様」になりつつある。

このブログを昔から読んでいた方は、
事務局長は自由党時代の小沢さんを買っていたことをご存知のはず。
その豪腕で官僚機構を粉砕してくれるかと期待したことも確か。
政権交代をやりとげたのも大したもんだと評価した。

だが、その小沢びいきの事務局長でさえ、
最近の小沢さんはいけないと思う。
すっかり自分を偉いと思い込んでしまった。
傲慢な幹事長と、
何も決められない総理

「異形の政権」
今総選挙をやったら、
現議席は半分になるだろう。

ああ、民主党。







AutoPage最新お知らせ