『トスカ』と『スカ首相』  

新聞編集最終段階。
「組合の1年の動き」も
驚くほどぴったりの分量で収まりました。

日曜日に取材しなければならない行事があり、
それを月曜日に入稿して、新聞編集は終りますが、
別に3つほど申請しなければならない書類が重なり、
気が重い。
役所に出す書類は一番嫌いなのですが、
仕方ありません、仕事ですからね。

夕方からは、新国立劇場へ。
↓は、1階ホールにあるクリスマス・ツリー。

クリックすると元のサイズで表示します

最近アメリカでは、公共施設でのクリスマスの飾りつけが自粛されています。
理由は、「一宗教の行事に税金を使うのはけしからん」ということだそうです。
何と心が狭い。
クリスマスは既に文化なのに。
やがて、日本でもそうなるのでしょうか。

今日観たのは、プッチーニの『トスカ』。

クリックすると元のサイズで表示します

この作品については、
METライブビューイングの時に詳しく書きましたので、
↓を参照。

http://star.ap.teacup.com/applet/shokuniku/20091105/archive

今回非常に良かったのは、装置で、
リアリズムはやはり、
音楽を邪魔しない。

↑上のパンフレットに出ている聖堂は、
本物の聖アンドレア・デラ・ヴァレ教会を再現。
もちろん本物はこれよりずっと大きいですが、
壁画を含め、よく作りました。
これが場面転換で奥から出て来た時は、
「ほう」と思いましたよ。

この1幕の幕切れ「テ・デウム」は、
5分間ほどのシーンのために、
多数のエキストラが投入される。
衣装点数も多い。
費用がかかるわけだが、
やはりこのシーンの手を抜いたら、
観客は怒るだろう。

2幕の宮殿のシーンも天井画までちゃんと作ってある。

↓は、ラストのサンタンジェロ城屋上のシーン。

クリックすると元のサイズで表示します

2層になった装置は、説得力があった。

これもミカエル像もよくできている。

↓実物写真と『トスカ』の裏話は、↓をどうぞ。

http://star.ap.teacup.com/applet/shokuniku/20091107/archive

やはりオペラは装置がしっかりしたもので観たい。
この舞台なら、カミさんに観せてやりたいな、
と思った次第。


その後は、タクシーを飛ばして西荻窪に行き、通夜に。
とっくに式は終わっていますが、
遺族の方とお会いしました。
故人は、事務局長の大学時代の友人。
マニラに長く行っており、
今は旅行会社を経営。
息子さんも立派に育っていましたが、
事務局長と同い年での逝去は、あまりに早い。
40年も前のことをいろいろ思い出しながら、
帰途につきました。

↓は、帰路にあった民家のイルミネーション。

クリックすると元のサイズで表示します

道々、健康に気をつけて、
予定の70歳までは元気に生きよう、
とつくづく思いました。

昔、事務局長は65歳までしか生きないつもりでしたが、
今は70歳に延ばしました。
そのうち75歳になるかもしれません。


話変わって、鳩山さん
↓のような報道を聞いて、あきれました。

米の本音は普天間存続=「変化なしがベスト」−鳩山首相が認識
12月11日11時39分配信 時事通信
 鳩山由紀夫首相は11日午前、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題について、首相官邸で記者団に対し「アメリカとしては、何も変わらないのが心の中ではベストだという気持ちは伝わってきている」と述べた。米側は、現行計画に基づきキャンプ・シュワブ沿岸部(同県名護市)に移設するよりも、普天間飛行場を維持することを本音では望んでいるとの認識を示したものとみられる。
 その上で、首相は「普天間の住民が長年にわたって危険と一緒に住み、また騒音の問題も考えれば、そういう結論にしてはいけない。そうならないように最大限努める」と述べ、普天間飛行場の存続につながらないよう全力を挙げる考えを強調した。


何を今更言っているのか。
何にせよ「今のままがいい」は当たり前。
しかし、住宅街にあって、
「世界で最も危険な基地」だから、と、
米軍は譲って
他の場所に移る日米合意をした。
なのに、それより前に話を戻してどうするのか。
今さらそんな話を持ち出して、
米国の神経を逆撫でするだけでなく、
沖縄県民の不安をかりたててどうするのか。

どうやら、鳩山さんは、
優柔不断だったり、
ポイントが見えないだけでなく、
何か本質的に欠けているものがあるようだ。

このことについては、
桜井よしこさんが、
産経新聞のコラムで痛烈に批判している。

「鳩山由紀夫首相は自身のうちの虚言癖と
道徳心の欠如に気付いているだろうか。
鳩山政権の諸政策が国益を毀損し、
日本の力を殺(そ)ぎ続け、
日本の衰退を決定づけつつあると、
自覚しているだろうか。
おそらく、その自覚はつゆほどもないのであろう。
だからこそ、
テレビカメラの前に立つ首相の大きな双眸(そうぼう)には、
いささかの含羞(がんしゅう)も憂いも宿っていないのである。」


と始まり、

「本来、当欄は、首相の政策について論ずる欄である。
だが、今回、わが国宰相に
政策以前の人間的資質について質(ただ)さなければならないことを、
一人の日本人として口惜しく思う。」

と続く、批判は峻烈を極める。

偽装献金については、

「これらは2人への子供への貸し付けだと、説明されたという。
気の毒に。
高齢の母上にこのようなことを言わせて。」


この後、鳩山さんの過去の言動との矛盾や連立問題などに触れて、こう書く。

「日本の安全保障の支柱である日米同盟と
ほとんど存在意義を喪失し去った社民党の、
どちらが国益にとって大事なのか。」


そして、ついには、このように書く。

「先の選挙でたしかに民主党は選ばれた。
しかし、こんな異形の政府になると、
多くの人は考えなかっただろう」


このようにどんなに批判されても、
彼は平気に違いない。
それは、感性において、根本的に欠けたものがあるからだ。

だから、その目には
「いささかの含羞も憂いも宿っていないのである。」
と書かれてしまう。

筋道立てて考えて、正しく状況判断すれば、
日米合意を実行するしかなく、
そのかわり、10年スパンの改善案の作成に取りかかれば、
ことは前進するのに、
この人は決断をしない。

指導者の中で「正しい決断をする人」が一番なのは当然だが、
「間違った決断をする人」
以上に
「決断できない人」の方が困るという。
会社でも組織でも同じ。
不決断の間の時間のムダは、組織を腐らせる
まさに鳩山さんの不決断は国民にとっては大変な迷惑である。

わが日本国民は、
またしてもハズレの首相を引いてしまったようだ。
はずれくじのことを、昔は「スカ」と言った。
(ここで、話が『トスカ』につながるわけです。)
しかも、この「スカ」は代わりがいないという。
「連立の我慢」どころではなく、
国民は、この先、数年間、再び
「我慢の時代」をすごさなければならないのか。

その「異形の政府」を作った張本人の一人、
「影の総理」小沢さんは、
中国に600人もの訪中団を送り込んだ。
うち140人は国会議員だが、
そんなに行く必要があったのだろうか。
自分の力を誇示するために、
人間を道具に使うのはやめてもらいたいものだ。
胡錦濤国家主席とのツーショット写真を撮るために
行列して一人0.5秒の握手をした時、
「こんなのおかしい、私はやらない」
と言う、骨のある新人議員はいなかったのか。
噂によれば、
民主党の新人議員に対する監視体制は相当厳しいらしいから、
そんな勇気は出なかったんだろうな。

前にも書いたが、
新政権に対する失望の連続で、
国民の中には閉塞感が充満している。
かといって、
自民党時代には戻りたくない。
自民党の本当の「反省」が終わっていないからだ。

その間にデフレは進む。
誰かが
「歴史的にみて、世界で
デフレ病をここまで放置した国家があったためしがない」
と書いていたが、
日本列島は、本当に漂流を始めてしまったようだ。


↓は、「鳩山由紀夫VS.鳩山由紀夫 自らの献金問題を厳しく追及」
野党時代の国会質問と、総理としての答弁を編集してつなぎ合わせたもの。
自分の言葉はブーメランになって帰って来る。

http://video.search.yahoo.co.jp/video/78c56c61a9a913c7be4345a8f546c08f?p=%E9%B3%A9%E5%B1%B1%E7%94%B1%E7%B4%80%E5%A4%ABVS.&vt=&rnd=0&from=srp&rkf=1&r=2

↓その続編、「鳩山由紀夫VS.鳩山由紀夫U クローンの攻撃」
http://video.search.yahoo.co.jp/video/d15f34e0406d8a5c1b61dbee9a0157c6?p=%E9%B3%A9%E5%B1%B1%E7%94%B1%E7%B4%80%E5%A4%ABVS.&vt=&tt=c&rnd=0&from=srp&rkf=1&r=11




AutoPage最新お知らせ