『魔笛』  

今日は、文化の日
そこで、オペラを観に。

新国立劇場に昼間行くのは、久しぶりです。

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観たのは、↓「魔笛」

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事務局長の大好きなオペラ。
何回観たか分からないほどいろいろなプロダクションを観ており、
自分で演出したこともあり、
更に「夜の女王」という長編小説まで書いてしまったくらいで、
思い入れが大きいので、ちょっとうるさい。

新国立の人気レパートリーで、
この日もキャンセル戻り券待ちの列が出来て満席。
それは嬉しいのですが、
あまり満足の行く出来ばえとは言えませんでした。

モーツァルトなのに、
弾まない、
わくわくしない、
楽しくない。


オーケストラの演奏も歌手の歌唱も、
こじんまりとして、
何も訴えて来ない。
いかにも1.5流の人たちを集めて、
そこそこ作り上げましたという感じで、
舞台から何の気迫も流れ出て来ない。

ミラノ・スカラ座を観、
マイケル・ジャクソンの、
あのすごいドキュメンタリーを観てしまい、
超一流を知ってしまった後の後遺症か。

先日、「ミレニアム」後遺症について書きましたが、
あの後読んだ2冊の日本のミステリーが
幼稚すぎて、とても読んでいられない。
大人の小説に触れた後は、
児戯にも等しい日本の作品は読めなくなってしまった。
それと同じか。

あまりにゆる〜い舞台に、
休憩時呆然としていたが、
何とか後半は、
名曲が続くので、
音楽は楽しんだ。
パミーナの「愛の喜びは露と消え」(カミラ・ティリング歌唱)は
なかなかよかったし。
ザラストロの松位浩、
夜の女王の安井陽子は、及第点ではあるが、
圧倒とまではいかない。

合唱はいいが、
群衆の処理は全くだめ。
マネキン人形が並んでいるよう。
ところどころ舞台転換のために音楽が止まったり、
最後は幕が閉じても
ザラストロが残って何かものを読んでいるなど、
意味のない演出。

また高いお金を払って不満だらけではいけない。
年間会員になった関係で、
新国立のオペラには、あと8本付き合う予定。
何だかな〜。

ところで、一人、気になる観客がいる。
おそらく70歳代と思われる人なのだが、
サスペンダーをして、大きな鞄を持っているので、目につく。
この方、
「アイーダ」のゲネプロにも初日にもいた。
「ドン・カルロ」の時もいて、
いつも最前列の少し右寄りの席に座っている。
ミラノ・スカラ座の演奏会の時もいて、
やはり最前列だった。
大きな鞄の中には何が入っているのだろうと思っていて、
一度休憩時間のロビーで見かけたら、
中には魔法瓶が一つ入っているだけだった。
よほどのヴェルディ好きかと思っていたら、
今日もいて、やはり最前列に座っている。
もしかして、すべてのオペラ公演に来ているお金持ちだろうか。
機会があれば、訊いてみたいところだ。

いつものとおり、
入り口で、オペラやコンサートのチラシ集を配っていたが、
数えてみたら、
驚くなかれ、74枚もあった。
これだけのクラシック関係の行事があって、
高いチケットを買う人たちがいる。
東京が世界一の文化の町というのは、本当だ。










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